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◇2024年度全日本学生優勝大会◇6月22日◇於・日本武道館◇

[男子2回戦・対平成国際大]
△先鋒・若林一輝(人3)
◯次鋒・桜井信之(文3)
◯五将・福田銀次(人1)
△中堅・森下透五(経4)
◯三将・広岡侑希(人4)
◯副将・河野諒(商4)
△大将・渡邉大虎(人2)
◯関大4-0平成国際大

新体制となり迎えた初めての全国大会。2回戦の相手は昨年と同様、平成国際大だ。先鋒戦は引き分けになるも、次鋒と五将戦で勝利を収める。その後も白星を重ね、1試合も落とさず3回戦に駒を進めた。

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△整列する選手たち

先鋒戦には若林が出場。素早い組み手の取り合いが繰り広げられる。中盤に両者指導を1つ受けた。若林は足を出すが引き手を取れず、技をかけられない。相手に2つ目の指導を与え、追い詰めるも白星とはならず。

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△若林

続く次鋒・桜井は積極的に技を仕掛けた。相手に攻められるが難なくかわす。桜井は相手が体勢を崩しているところを逃さなかった。一本とはならなかったが技ありを獲得。一歩リードした場面でも攻めの姿勢は変わらない。終始相手を上回る攻めをした桜井が関大に1勝目を持ち帰った。五将戦は1年の福田。積極的に前に出、相手にプレッシャーを与える。開始40秒過ぎに一本を決めた。福田は1年生とは思えぬ柔道を披露。これがチームに勢いをもたらす1勝になる。

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△福田

福田からのバトンを受けたのは中堅・森下。終始相手の仕掛けを見極める。中盤に指導2つを受け追い込まれた。でも狙いを定めで技をかける。技は決まらなかったが、引き分けで三将戦へ。三将戦は広岡主将が挑む。開始早々、相手が頻繁に攻撃を仕掛けてきた。それでも足を出し、相手の隙を狙う。指導1つを与えたその直後、足をかけ一本を取った。この時点で関大の勝利が確定。

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△広岡

続く副将戦には河野が出場した。序盤から釣り手をつかみ、試合を優位に進める。相手の体勢を崩すも得点にはつながらない。しかし一瞬の隙を見逃さず、一本を決めた。

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△河野

最後を任されたのは渡邉だ。終始組み手の取り合いに苦戦。引き手を相手に取られ、なかなか技をかけられない時間が続く。押さえ込みに持ち込もうとするも決まらない。最後まで思うような組み手ができず引き分けとなった。

3回戦の相手も昨年と同じ、東海大。今日の勢いのままに1試合でも多く勝利を狙う。優勝候補と称される強豪相手にどんな柔道を見せるのか。【文/写真:井藤佳奈】

▽広岡主将
「(試合の時に心がけていたことは)自分たちがミスをしないように。いつも通りの練習みたいな感じで試合に臨めるようにと思っていました。(この大会に向けての練習は)明日の3回戦で優勝候補の東海大と対戦するので、それの対策をしていました。どうやったらしぶとく相手に嫌なことができるかを考えて、後半にばてないような練習をしてきました。(チーム全体を振り返って)結果はよかったです。1年生の福田が出て、引き分ければいいかなと思っていたので、しっかり勝ってくれたのが僕たちも勇気をもらいました。そのお陰でこういう結果になったと思います。(明日への意気込みは)相手は強いんですけど、何もできないチームではなくてそれぞれ特徴を持っているので、それを出して相手がびびってくれたら僕たちも東京まで来た甲斐があるのかなと思います。自分たちがやりたいことをできるように頑張りたいと思います」

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