◇2020年度関西学生秋季リーグ女子9位決定戦◇対大体大◇12月5日◇グリーンランドみずほ◇
[第1Q]関大0―1大体大
[第2Q]関大0―0大体大
[第3Q]関大0―0大体大
[第4Q]関大0―1大体大
[試合終了]関大0―2大体大
秋季リーグ戦で4戦全敗のホッケー部女子。ラストゲームは大体大との9位決定戦となった。今シーズンの締めくくりを勝利で飾ろうと奮闘するも、0-2で敗北を喫した。
第1クオーター(Q)は、「立ち上がりが悪かった」とGK北條実羽主将(社4) が言うように、序盤から押され気味の展開となる。開始8分でMF山本彩花(人3)がサークル内に入りチャンスが訪れた。しかし相手の守備に阻まれ、何とかシュートを打つものの得点はできない。終盤、DF板倉早希(社3)がボールを取りこぼし相手に奪われると、一気にサークル内へ攻められる。DF畳谷桃子(法3)らがディフェンスをするもかわされ鋭い球がゴールへ。GK北條主将も止められず先制を許した。
続く第2Q。MF山本が積極的にゴールを狙う。中盤でDF藤重藍(情2)がシュートするが左へ逸れ惜しくも得点とはならない。開始11分で関大にペナルティコーナー(PC)が与えられた。好機を生かしたいところだったが、DF藤重からDF髙橋咲穂(情3)へのパスが乱れてしまう。DF畳谷がゴールに向けてボールを打つも点は奪えない。両者無得点でこのQを終えた。
第3Qは、開始早々相手にシュートされてしまう。GK北條主将が左脚で止める好プレーで危機を回避したが、その後も相手の攻撃に耐える時間が続く。残り1分でDF板倉からFW藤重、MF森本千緋呂(法2)へパスがつながりサークル内へ入る。しかし決めきることができない。その後PCを手に入れるも相手守備に阻まれた。失点は防いだものの、得点ができないまま最終Qへ向かう。
選手たちに焦りも見え始めた最終Q。開始4分、DF髙橋がゴール前でパスを出しチャンスを作るが、FW安福千晶(文3)はボールに追いつくことができずボールはコート外へ。試合終了まで残り1分でパスカットされ、相手が一気にサークル内へ攻め込む。守備陣も守り切れず追加点を取られ、そのまま試合終了の合図が鳴った。
4年生引退試合で勝利を収めることができず、選手たちは涙を見せた。4年生唯一の選手であった北條主将は、「最後決めきって欲しかった」と悔しさを見せつつも、後輩にエールを送る。チームのメンバーは大きく変わることがない来シーズン。レベルアップした姿で次こそリーグ戦勝利、全日本インカレ出場を果たす。【文:森本明日香/写真:横関あかり】
▼北條主将
「少ししかグラウンドでアップができなくてあまり明るい雰囲気ではなかったから、しっかり関大声出していこうと言っていたけど、コート内で言っただけではみんなの気持ちも上がっていなかったです。立ち上がりが悪かったということが今日の印象で、負けてしまったけど、練習試合ができなかった中で試合を重ねるごとに攻められるようになったからそこは良かったかなと思います。最後決め切って欲しかったのが正直なところです。(来年後輩に頑張って欲しいところは)私はキーパーで、フィールドは同じメンバーで来年もいけるから、今回つながらなかった部分とかつなげて決め切るという部分をしっかりやって、2年連続インカレに行けていないから来年こそは行って欲しいです。(4年間を振り返って)私はキーパーになって、(同期の中では)選手1人になって、キャプテンになってと本当にいろんなことがあったけど、その度に周りの人たちには恵まれていて、先輩もだし、この1年は特に後輩とか同期に助けてもらったから、最後は勝てなかったけどここまでやってきて良かったなと思います。(後輩へのメッセージ)まずはこの1年間、コロナの中でもついてきてくれてありがとうというのと、来年もメンバーはあまり変わらないからしっかり勝てる試合を増やしてインカレに行ってください」
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