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◇2024年度関西学生春季リーグ戦◇5月3・4日◇長浜バイオ大学ドーム

[第1戦]

〇関大2-1関外大

[第2戦]

〇関大2-1同大

[第3戦]

〇関大3-0天理大

[第4戦]

●関大1-2立命大

[第5戦]

〇関大2-1神戸松蔭大

昨年の秋季リーグでは惜しくも準優勝という結果で終わった。その悔しさを胸に今度こそはと優勝を狙って挑んだ今年の春季リーグ。宿敵、神戸松蔭大の待つ最終戦までは無敗で進みたい場面ではあったが、第4試合で立命大に敗北した。そして最終戦の神戸松蔭大との対戦。ここで負ければ優勝は厳しいという場面であった。緊張した空気の中、第2番手、第3番手を勝ち取り、見事2年ぶりの春季リーグ優勝を果たした。

春季リーグの幕開けは関外大との試合で始まった。1番手として出場したのは西村ゆめ(社3)・永橋舞雪(人3)ペア。見事第1ゲームを制するが、その後は厳しい戦いが続き、敗北を喫する。関外大との決着は2番手である浅見今日子主将(人4)に託された。シングルスでの出場ではあったものの、いつも通りの強気な攻めを繰り返し、そのままゲームを勝ち取る。3番手には川口まほ(文4)・江口咲礼紗(社2)ペアが登場。第1ゲームは取られたものの、続く第2、3、4、ゲームを連続で勝ち取る。しかし関外大の猛追により第5、6ゲームをとられてしまい決着はファイナルゲームへ。開始から4点連続を許し苦しい展開に。しかしそこから粘り強いプレーをみせ、同点に追いつきさらには逆転を果たす。そしてそのまま関外大に勝利し、1勝を獲得した。

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△浅見

続く第2試合、対同大には1番手に西村・北山いるみ(商3)が出場。第1ゲームからファイナルに持ち込むという厳しい展開となったが、見事ファイナルゲームを制し、1勝を勝ち取る。しかし続く第2ゲームは、相手の鋭いショットに苦しめられ、1ゲーム目を落とす。なんとか2ゲーム目を勝ち取るものの、3、4、5ゲームを連続で取られ、2番手を落とした。

お互いにあとがない状態で関大からは川口・江口ペアが出場。1ゲーム目は互いに点を取り合う形となり、なかなか決着がつかず長期戦へ。2人とも激しく攻撃をするが、第1ゲームを奪ったのは同大だった。しかしこの第1ゲームで2人の闘争心はさらに大きくなり、その後の第2、3、4、5ゲームは危なげなく奪い取る。ファイナルゲームに関しては、相手に1点も取らせない迫真の攻撃であった。こうして第2試合、対同大にゲームカウント2ー1で勝利。

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△北山

 

1日目最後の試合は、天理大と対戦。3試合目となり、疲れも見えてくるところかと思われたが、終わってみればダブルスでストレート勝ち、シングルスもファイナルゲームまで持ち込んだものの、相手を圧倒するような怒涛(どとう)の得点で見事3ー0で勝利した。

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△川口

勝負の2日目、大会を通しての4試合目は立命大と対峙(たいじ)した。1番手は永橋・川口組が登場。随所にロングラリーを制するなどポイントを重ねるが、先に3ゲームを連取されてしまう。しかし、後がない状況でも川口のネット際でのボレーが決まり、3ゲームを取り返す。勝負の行方はファイナルへともつれたが、3連続ポイントを許すなど、流れをつかめず。ゲーム数3ー4で1番手を落とした。

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△永橋

2番手には1日目同様、シングルスとして浅見主将が登場。互いに譲らず交互にゲームを奪っていく。手に汗握る展開が続く中、最後は連続でゲームを奪取され2ー4。2本先取されたことにより、ここで大会初黒星が決まった。

まだ優勝の可能性が途絶えていないだけに、5試合目にいい流れをつなぎたい3番手。江口・西村組は第1ゲーム、相手に1ポイントも許すことなく先手を奪う。その後、左右だけでなく、前後にも相手を揺さぶり、ゲームカウント4ー2で勝利した。

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△西村

最終第5試合は、ここまで全勝の神戸松蔭女大との一戦。昨年、1勝3敗と何度も立ちはだかってきた因縁の相手だ。主導権を握るべく、1番手として江口・西村組が出場した。強豪相手に立ち向かうが、鋭いショットに苦しめられ、1ー4で黒星スタートとなる。

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△江口

優勝に向けてもう後がない関大。絶体絶命の状況で、主将が見せる。2番手・浅見が2ゲームを先行されながらも、ドロップショットを効果的に使い、2ー2まで戻す。その後互いに1ゲームずつ取り合い、決着はファイナルまでもつれた。一進一退の攻防が続く中、最後に笑ったのは浅見。3連続ポイントで優位に立ち、そのまま押し切り関大に1勝を持ち帰った。

1勝1敗で迎えた3番手。勝った方が優勝の大一番、命運は永橋・川口組に委ねられた。永橋がラリー戦を粘り、好機をうかがうと、川口がボレーで決める。終始自分たちの流れで試合を運ぶと、最後のゲームは相手に1ポイントも取らせることなく、チャンピオンシップポイントを奪い優勝。3季ぶりに関大が歓喜の輪を作った。

昨年は、秋季リーグで優勝に1歩届かず、悔しい思いをしたソフトテニス部女子。見事その悔しさを晴らし優勝した。この先は王座防衛戦となる。ここからさらに強くなれるよう、日々の練習に励む。

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△優勝を喜ぶ
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△集合写真

[文/写真:長鴫海莉、稲垣寛太]

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