劇的勝利で全日本出場決定!
◇第1回関西学生全日本選手権予選(第91回全日本選手権予選)決勝◇対同大◇11月19日◇於・たかつきアイスアリーナ
[第1P]関大0-0同大
[第2P]関大0-0同大
[第3P]関大3-1同大
[試合終了]○関大3-1同大
今年から始まった全日本選手権予選。リーグ王者として関西の1枠を譲るわけにはいかない。前日の関学大戦での快勝を収めた関大は、決勝で同大と対峙(たいじ)した。
関大のパックで始まった第1ピリオド(P)。開始直後、相手にパックを奪われてしまい、シュートを狙われるもGK常川渉稀(しょうま=人2)が得点を防ぐ。続いてFW嶋野瑛心主将(文4)が相手の攻撃をかわしながらシュートを狙うも相手GKの真正面に。開始6分、相手の反則によりパワープレー(数的有利な状況)の時間が訪れるが、機会を生かすことができない。試合は両者1歩も譲らぬ展開が続く。第1Pのシュート数は関大が8、相手が10と終始守りの時間が続いた。
どちらも得点を許さないまま始まった第2P 。試合序盤は交互にシュートを狙う一進一退の攻防が続く。FW高橋柊伍(人1)がシュートを狙うも決まらない。残り3分に関大の反則によりキルプレー(数的不利な状況)の時間に。相手に何度もシュートを打ち込まれるもGK常川がうまくセーブ。キルプレーが終わり、関大が3連続でゴールを狙うも得点には結び付かなかった。
やっとの先制点を手にしたのは相手だった。第3P7分、自陣でのフェースオフでパックを奪われると、直後にゴール。後がなくなった関大だが、この失点で火が付いた。13分、DF久田晴貴(社2)がブルーライン付近で相手のパスをカットし、パックを奪う。壁を使って、ゴールポスト裏のFW嶋野主将につなぐと、最後はFW山根早加(社3)がゴール。土壇場で追いつくと、その後も関大の勢いは止まらない。2分後、FW神山太一(人3)が敵陣でパックを手にすると、FW嶋野主将にパス。FW嶋野主将のシュートは阻まれたものの、相手GKが倒れこんだところにFW黒須誠眞(情3)が押し込んだ。逆転に成功したが、攻撃の手を緩めず。18分にはFW髙秀稜(社3)がエンプティゴールを決め、リードを広げた。その後はキルプレーとなったものの、徹底してゴールを守り切り勝利をつかんだ。
一時は敗北も頭をよぎったが、終盤に意地を見せた。今シーズン、関西では1度も負けなかった関大。残すは全国の2大会となった。全日本、インカレでも関西王者としての誇りを胸に戦う。【文/写真:島田采奈・湯浅あやか】
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