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全日本選手権へ1歩近づいた

全日本選手権へ1歩近づいた

◇第91回全日本選手権大会予選◇対関学大◇11月18日◇於・尼崎スポーツの森

[第1P]関大0―0関学大
[第2P]関大2―1関学大
[第3P]関大4―1関学大
[試合終了]関大6―2関学大

今年より、予選1位のチームのみ出場が可能となった全日本選手権大会。出場権をつかむため、試合に挑んだ。第1ピリオド(P)は相手にパックを保持される時間が続く。しかし、残りのPで勢いをつかむと、最終Pでは4点を追加し全日本選手権大会に1歩近づいた。

試合開始からすぐに攻守交替を繰り返す展開に。関大はなかなかディフェディングゾーンから抜けられない。開始7分が経過しようとした頃にパワープレー(数的有利な状況)に。FW根本慎太郎(情4)、FW山根早加(社3)、FW髙秀稜(社3)でゴールを狙ったが、これはゴールポストに当たり入らず。第1P中盤では、FW高橋柊伍(人1)がセンターライン上で相手のパスをカット。そのままゴール付近まで駆け上がる。ゴール裏からゴール手前のFW山根にパスをするもここは惜しくもつながらず。その後は相手に攻められてしまう。GK常川渉稀(しょうま=人2)やDF熊谷天智(情3)が相手の動きに合わせたスティック使いで相手を止めるなど得点は許さなかった。残り5分で再びパワープレー(数的有利な状況)になるも、思うように攻撃できず。第2Pへ進んだ。

△GK常川
△FW山根
△FW高橋柊

会場にHELIOSの応援の声が響く中、第2Pは開始。18秒が経過しようとした時にFW嶋野瑛心主将(文4)がネットを揺らし、先制点を挙げた。その後、DF小嶌翔太大情3)が相手のパックを取ると攻撃を仕掛け、パックを受け取ったFW黒須誠眞(情3)がシュートを放つもゴール上にそれてしまった。その後にキルプレーに。相手が点を決め同点になってしまう。点を取り返したい関大と追加点を挙げたい相手。両者ともに攻撃のスピードが上がった。終盤には、DF鈴木郁也(情4)、FW嶋野主将でゴールを狙ったが入らなかった。直後に、DF鈴木がブルーライン上からシュートを放つと、FW神山太一(人3)の体にパックがかすかに当たりゴール。1点リードで第2Pを終えた。

△FW嶋野主将
△得点を決め喜ぶ様子

第3P開始10秒でゴールの角にパックを沈められ、再び同点に。その後は攻めるも得点にはつなげられず。ここで関大にピンチが訪れた。2人のプレーヤーが反則を受け、キルプレーになり、3人で守備をすることに。FW根本の相手のパスコースを狭める体使いや、DF鈴木の粘るディフェンス、DF佐藤翼(法4)の体を張った守りでここは乗り越えた。その後は試合の勢いを関大がつかむ。DF久田晴貴(社2)が駆け上がると、パスを受けたFW根本がゴール。2分後にはDF三浦大和(政策1)が相手の足の隙を抜けるパスを出し、FW黒須が点を追加した。開始10分が経過しようとした頃、ゴール左側にいたFW高橋柊。相手の隙をつくように後ろ向きでパックをゴールに放ちこのP3点目を決める。このPで再びキルプレーになるも勢いは渡さなかった。残り3分となったところでFW髙秀のアシストでFW山根が得点。そのまま試合終了の合図が。このPで4点を追加し勝利した。

今試合に勝利したことで、翌日の試合に進んだ関大。1歩全日本選手権に近づいたが油断はできない。連戦となるが、関西王者の貫禄を見せ勝ち切る。【文:村中望乃/写真:湯浅あやか】

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