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近畿ブロック、片伊勢が3位に輝く

近畿ブロック、片伊勢が3位に輝く

◇2023近畿フィギュアスケート選手権大会◇10月1日◇木下カンセーアイスアリーナ

[男子FS]
3位 木科 139.59
4位 片伊勢 134.71

[女子FS]
6位 白岩 83.34
8位 久保 75.58 
9位 鈴木な 73.99
11位 木下 70.09
14位 滝野莉 64.97

[男子最終結果]
3位 片伊勢 207.47
4位 木科 203.71

[女子最終結果]
5位 白岩 134.26
7位 鈴木な 123.79
10位 木下 114.08
11位 久保 112.53
14位 滝野莉 100.12

昨日のショートプログラム(SP)に引き続き、フリースケーティング(FS)が行われた。男子はそれぞれSPから順位を上げ、片伊勢武アミン(法2)が3位、木科雄登(安全4)が4位に。女子は白岩優奈(文3)が5位、鈴木なつ(人2)が7位となり、西日本選手権への切符をつかみ取った。

最初に登場したのはSP7位の木科。冒頭のジャンプでは回転不足を取られてしまうが、その後の3回転ルッツ+3回転トーループなどをきれいに着氷させる。昨年から継続のプログラム『Primavera』に合わせて、柔らかく繊細な表現を見せた。演技終了後には大きな拍手に包まれ、会場中がスタンディングオベーション。本人も納得の表情と内容で、順位を3つ上げた。

△木科

続いて、最終グループの片伊勢が登場。「自分の人間性と重なり、思い入れのあるプログラム」と語った『Tree of Life Suite』を演じる。最初のトリプルアクセル+2回転トーループでは高く、余裕を感じさせるジャンプでGOE(出来栄え点)の加点1.60を引き出した。中盤はジャンプミスがあったが、ステップシークエンスではレベル4を獲得。芯の強さや雄大さを表現し、最後は両腕を広げるポーズで演技を締めくくった。

△片伊勢

ノービスの演技を挟み、シニア女子の演技がスタート。関大勢のトップバッターは滝野莉子(人4)だ。黒と赤の生地に多くのラインストーンが散りばめられた衣装で『シンドラーのリスト』を演じる。ジャンプは転倒やGOEの減点がいくつか見られたものの、見事に曲の世界観に入り込み、表現力の高さを見せた。

久保智聖(人3)は『ラベンダーの咲く庭で』のヴァイオリンの音色と共に滑り始めた。3回転サルコーで転倒してしまったが、他のジャンプは着氷。終盤には2回転フリップ+2回転トーループのコンビネーションジャンプも決める。曲調に合わせた優美で軽やかなステップで観客をとりこにした。

△久保

木下咲良(文2)は紫色の着物風の衣装で『SAYURI』を演じる。ジャンプの回転が抜けたり、回転不足とみなされる場面もあったものの、最後を3連続のコンビネーションジャンプに変更。手足の長さを生かし、指先まで意識したスピンやステップを見せ、しなやかさや強さを表現し切った。

△木下

続いて登場したのは鈴木な。プログラムは昨年も演じた『オペラ座の怪人』だ。上体を大きく使ったスケーティングを見せ、スピンではレベル4を獲得していく。冒頭の3回転トーループでは高さも出た。回転が抜けてしまうジャンプもあったが、最後まで笑顔で氷上を舞った。

関大勢ラストを飾る白岩は、緑ベースに紫の差し色が入った衣装でリンクへ。序盤のジャンプではバランスを崩したり転倒してしまったものの、『The Mission』の美しい音色に合わせた演技を披露した。ステップシークエンスではスピードに乗り、優美で壮大な世界観を表現。演技終了後には多くのバナータオルが掲げられた。

△白岩

本格的に開幕した今シーズン。今大会を通し、それぞれが自分の現在地を見つめることができた。この先には西カレや西日本選手権といった大きな大会もある。次の舞台でベストを出すべく、さらに演技に磨きをかける。【文:中吉由奈/写真:速水咲良】

▼片伊勢
「点数的にも演技の内容的にもすごく悔しさが残りました。自分の本来の力を出せなかったので悔しさが一番なんですけれど、今後につながるワンステップにはなったと思うのでちゃんと冷静には受け止められているかなと思います。(どんなところが悔しいか)ジャンプのミスは最悪仕方ないと思っているんですけど、体力的な問題とかで自分の強みである滑りだったりとかスピンだったりが、満点のものが出せなかったというのが一番良くなかったと思うので、次に同じミスをしないようにしたいなと思います。(今後の具体的な目標は)具体的な目標を持つと意識してしまうタイプなので、まずは毎日できることを少しずつ積み重ねてその先に試合があるというふうに考えて、自分のベストが出せたらそれで満足です。(今シーズンの意気込みについて)去年いい経験も悪い経験もたくさんして、一段と強くなって帰ってきたいと思っていて、見ている方たちにも今年この選手変わったなっていうふうに思われるような演技をしたいので。その準備は少しずつできているので、それが大舞台で出せるように。あとはそれだけかなと思います。(フリーの選曲の理由や狙いについて)自分の得意分野である曲調なんですけど、今までここまできれいな曲っていうのはなかなかやってこなくて。すごく繊細できれいな曲なんですけど、その中に芯の強さだったりとか雄大さを感じるというのが自分の人間性とかとも重なるような気がしたので、すごく思い入れのあるプログラムです。(自身の人間性について)周りの人からは穏やかな印象を持たれたりとかすることが多いんですけど、内面はすごく負けず嫌いなところもあるし、そこが芯の強さにもなっているのかなと少し思います。(グランプリシリーズを迎える今の心境)海外の試合だけですごくワクワクするので、まず海外で試合をできるだけでとても嬉しいです。また、日本とは違った観客の方たちに自分の演技を見ていただける大切な機会なので、もちろん緊張とかプレッシャーとかもあったりするんですけれど、今は早く(大会が)来てほしいなと思っています」

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