◇2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節◇対天理大◇9月24日◇於・皇子山陸上競技場
【前半終了】関大5-26天理大
【後半終了】関大7-12天理大
【試合終了】関大12-38天理大
1敗で迎えた本日の試合。相手は強豪・天理大。試合開始早々、関大が先制点を奪う。そのまま流れを握るかと思われたが、相手のペースに。前半終了間際に連続してトライを決められ、差を広げられる。後半に逆転を狙うが、なかなか、差を詰めることができず苦しむ。後半戦も終盤に差し掛かった時。必死の反撃を見せ、トライ。その後も果敢に攻めるも得点には届かず。開幕戦に続き、白星を飾ることはできなかった。
試合は関大のキックでスタート。序盤は敵陣でのプレーが続く。相手のハイタックルからペナルティキックを獲得。そのチャンスをつかむべく、素早いパス回しからWTB湫叶太(政策4)がトライ。SO池澤佑尽(人4)のコンバージョンキックは枠を捉えることができなかったが、5点先取した。しかし、13分に天理大がラインアウトからモールを組み、ゴールに突き進む。関大がハンドの反則を受けると、相手はスクラムを選択。そこからトライを献上。コンバージョンキックもきれいに決め、逆転を許す。その後、両校ともに一進一退の攻防を続ける。この状況が崩れたのは31分。関大のオフサイドにより、相手にチャンスを与えてしまう。天理大が2度目のトライをたたき込む。コンバージョンキックも楕円を描くように蹴り、成功。一気に差を広げられる。勢いに乗った天理大は猛攻撃。前半終了間際の短時間で、立て続けに2本のトライを決めたところでホイッスルが鳴り響く。21点のビハインドを背負い、試合を折り返す。
迎えた後半。反撃の糸口を見つけたい関大は何としても得点したいところだ。だが、ペースを握ることができず、後半10分間に2トライと1回のコンバージョンキックを天理大に決められ、5―38とさらなる点差を付けられる。後半14分には相手のハイタックルにより、トライの機会が生まれるが、あと少しのところでボールを奪われ、点数にはつなげられず。その後も相手のミスにより、何度かボールを保持する時間があったが、決定的なチャンスを作れずに刻一刻と時間が過ぎていく。このまま、試合が終わるかと思われたが反撃が始まる。
後半37分、HO垣本大斗主将(政策4)が主将の意地を見せ、1トライをもぎ取る。そして、FB﨑田士人(文2)がコンバージョンゴールを成功させる。7点を追加し、差を詰める。垣本のトライに続き、得点したい関大。ロスタイムに突入し、1トライでも多くと攻撃を続ける。敵陣ゴールに迫り、押し切れるか、どうかのところで笛が鳴る。追加点を入れられずノーサイド。
強豪相手になかなか試合の流れをつかめなかった関大。第3節の相手は同大だ。次の試合に向けて、「勝ちます!」と力強く意気込むHO垣本主将。勝利をつかむべく、精進する。【文:木村遥太/写真:西村果凜】
▼垣本主将
「天理大学さんの強みであるセットプレーとかを消そうと思っていたのですが、自分たちのペナルティ、ミスで相手の強みに持っていってしまい、相手のセットプレーでやられて、そのままずるずる点数を取られてしまいました。でも、自分たちのやりたいことは後半であったり前半の序盤にできていたので、そこは継続して天理大学さんからいただいた課題を次の同志社大学さんでぶつけられたらいいなと思います。(次の試合までの改善点)フォワードのセットプレーのところをもう一度見直して、取り切るところで今回スコアにつなげられなかったので、最後取り切れる力を付けていきたいと思います。(次の同大との戦いに向けての意気込みは)勝ちます!」
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