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◇2020年度関西大学連盟秋季リーグ第6日◇対甲南大◇11月1日

(会場は非公開)

[第1セット]関大18-25甲南大

[第2セット]関大26-24甲南大

[第3セット]関大18-25甲南大

[第4セット]関大25-20甲南大

[第5セット]関大15-11甲南大

[セットカウント]関大3-2甲南大

「全員が気持ちを出し切れたのが良かった」と試合後、勝因を語ったのは青木佑介主将(4年)。前日までのブロック戦を6位で終えた関大はもう一方のブロック5位の甲南大との一戦に臨み、フルセットの末に勝利。待望の1勝目を挙げた。

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1セット目、関大は序盤から南本一成(3年)、青木、陰下雄太(1年)の3連続得点でリードに成功。しかし、相手のサイドに連続ポイントを決められ、同点に追いつかれると、試合は一進一退の攻防に。16-16まで互角の展開を繰り広げたが、連続失点を喫すると、最後は4連続でスパイクを叩き込まれ、このセットを落とす。

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△南本
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△青木
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△陰下
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2セット目は開始から甲南大に主導権を握られる。10点、11点、12点と3連続で相手に取られここで関大はタイムアウト。何とか流れを変えようと、青木が絶妙なツーで1点を返すと、11-16の場面でキャッチに定評のある内田康太(4年)を投入する。その策が功を奏し、ここから2つのブロックもあり、4連続得点で一気に流れが関大に。その後、終盤までもつれたが、24-24の場面で一時チームを離脱していた藤原誉基(4年)がピンチサーバーとして出場。安定感のあるサーブから連続得点を演出し、このセットをものにした。

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△内田
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△久保田滉平(1年)
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△藤原
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3セット目はミスが相次ぎ、なかなか波に乗れなかった。このセットを落とし、相手に王手を掛けられる。

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あとが無い第4セット。エース・南本の連続ポイントで先制に成功すると、陰下もサービスエースもあり、3連続ポイントを奪う。セッター青木とセンター岡田大雅(2年)の速攻もはまり、リードを保ち続けた。最後は田中伸哉(4年)の相手ブロッカーをはじくスパイクでマッチポイントを取り切った。

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△岡田
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ここまで涙をのんできた最終セット。お互いに点を取り合い3-3の展開に。ここで存在感を発揮したのは岡田。「最終セットは気持ちと勢い」と振り返ったが、長身を生かしたクイックで連続得点を奪い、点差を広げる。これが関大の流れを呼び込んだ。これまでミスから相手に勝利を献上していたのを逆に、相手のミスを誘う戦い方を見せた関大。蓮尾優大(3年)の強烈なサーブが相手のレシーブミスを誘い、15点目が入る。その瞬間コート上はメンバーとベンチメンバーの歓喜の声で包まれた。

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△蓮尾
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念願の新体制で公式戦初勝利を挙げた青木男バレ。リーグ最終戦は以前、フルセットの末敗れた天理大と再戦する。「攻めの姿勢を忘れずに」と青木主将。関西インカレに良い形でつなげるためにも、次戦でも真価を発揮する。【文:北島大翔/写真:北島大翔・荒川拓輝】

▼青木主将
「4回生全員の執念が実ったのかなと。ベンチメンバーも、コートにいるメンバーも全員声を出して、全員で勝つという気持ちがチーム全体に広がった。それが勝利につながった。誉基(藤原)はサーブが良いので、そこの部分で貢献してくれた。ブランクある中で自分のできる場所でしっかりとチームに貢献してくれていると思う。1セット目は歯車の部分で合わなかった部分もあって、こっちが守ってばっかりの展開だった。それをこっちが攻めていこうという姿勢に変えたことが勝利につながったと思う。粘る部分でずっと負けた試合が続いていたが、攻めの姿勢を忘れずに全員が気持ちを出し切れたのが良かった。今日は陰下が上から叩き込んでくれたり、昨日から大きく修正してくれて活躍してくれた。でも、今日は全員がキーマン。(天理大は)フルセットで負けている相手なので、攻めの姿勢を忘れずに、勝ち切りたいと思う」

▼岡田
「絶対に負けたくない試合だと思っていた。相手のエースのサイド2人を潰せば勝てると思っていた。片方は完全に潰すことはできたからそこで波に乗れたのかなと。最終セットは気持ちと勢いで序盤からいっていた。その部分で4点と5点を取れたと思う。次当たるのは天理大で、前に負けているので、敗因を修正して次の試合につなげていきたい」

▼陰下
「終盤、カットの部分で伸哉さん(田中)と後ろ2人が安定して、ディグを上げてくれた。そこからの攻撃がうまくいけていたのが良かったと思う。サーブで攻めて、向こうがミスしてブレイクを何個か取れたのもでかかったと思う。それが勝利につながった。元々サイドを守っていて、ミドルの方が慣れていないという状況だった。昨日はサイドに戻って頑張ろうとしていたけど、緊張して入るタイミングとかでミスをしてしまった。今日は入るタイミングを意識して、自分の高い打点で取れるようにというので昨日から修正できた。天理大はセンターのエースがめっちゃ打ってきて、ブロックも止めれない。だからブロックで打てる幅を減らして、後ろが上げれる状況を作れたらこっちの流れになると思う。そこをケアして、しっかりやっていきたい」

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