◇第101回関西学生リーグ前期第10節◇対関福大◇7月16日◇ヤンマースタジアム長居◇
【前半】関大2ー0関福大
【後半】関大1ー1関福大
【試合終了】関大3ー1関福大
GK 石井
DF 川島、木邨、谷岡、吉本
MF 堤、吉永、和田、菊地
FW 西村真、百田
関西学生選手権による中断機会を終え、およそ1カ月ぶりにリーグ戦が再開。リーグ優勝に向けてこれ以上勝ち点を落としたくない関大は、関福大と対戦した。試合は猛暑の中で行われたが、前半から幸先良く2点を先制する。さらに、後半も集中したプレーで守備を緩めることなく、3-1で試合終了。中断期間明け最初の一戦で確実に勝ち点3をつかみ取った。
前半序盤からMF堤奏一郎(社4)、MF菊地孔明(人4)が両サイドから攻撃を組み立てる。さらに、猛暑の中でもサイドバックのDF川島功奨(社3)とDF吉本武(情4)もサイドの上下動を繰り返し、攻守において存在感を発揮した。
試合が動いたのは、40分。左サイドのDF吉本の折り返しからFW百田真登(経4)が狙い済ましたシュートを決め、先制に成功する。
また、その直後にはFW西村真祈(法4)のCKにDF木邨優人(政策3)が頭で合わせた。前半のうちに2点差とし、いい流れで試合を折り返す。
後半は体力面で互いに苦しめられる。その中でもDF木邨やDF谷岡昌(社4)を中心に集中した守りで相手の追い上げを許さない。
次の1点が試合を左右する重要な展開。試合を決めたのは紫紺のストライカーだ。MF和田健士朗(人1)のアシストに合わせたのはFW百田。チームトップスコアラーのこの日2ゴール目で勝負を決定づける3点目を獲得した。
終盤に1失点を喫したものの、今季公式戦初出場のGK石井飛雄馬(商4)のファインセーブもあり、それ以上の失点は許さず。そのまま3-1で試合を終えた。
けが人を抱えながらも勝ち点3をつかみ取った関大。総力戦が求められる中でMF藤﨑琉依(商2)、DF桑原航太(社2)ら下級生が活躍していることも好材料だ。
今節の勝利で公式戦の連敗を2で止め、インカレ圏内への浮上を決めた。前期リーグも残り1節。首位・関学大との勝ち点差は5でこれ以上離されるわけにはいかない。また、最終節を終えると次の公式戦は総理大臣杯。勝利で夏の全国大会に挑むために総力戦で勝ち点3を奪いにいく。【文/写真:大森一毅】
▼GK石井
「難しさはあったが、自分の武器のコーチングで後ろのオーガナイズだったり、守備のところは徹底してできた。シュートを止めるところよりはシュートを打たせないことを意識してプレーした。(公式戦は連敗で迎えたが)課題はあったが、今日に向けてみんなで準備してきた。今日は暑い中で全員でハードワークできて、勝利にもつながったと思う。(失点シーンについて)メンバーもきつい時間帯で足も止まる中であそこは自分が止めないといけないところ。あそこで止められるか止められないかが苦しい試合で勝てるかどうかがにもつながると思う。(次節に向けて)自分は全力でチームに貢献すること。そして、全員サッカーで日本一に向けて全員で改善して、今日よりもいい試合をできるようにしたい」
▼FW百田
「前期2試合勝ち切って終わろうという話はチームでしていた。その中でまずは1つ取れたことは良かった。(試合を振り返って)立ち上がりからアグレッシブにいった。最後の方はロストが増えていたり、決めきれない場面もあったので、改善の余地がある試合にはなった。(先制シーンは)武(=DF吉本)がサイドの関係でいい突破をしてくれた。あとは決め切るだけだったと思う。(次節に向けて)まずは2連勝して前期を終えられるように1週間いい準備をしていきたい」
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