◇第52回関西学生選手権大会3回戦◇6月18日◇関西大学高槻キャンパス第1グラウンド◇
【前半】関大2ー0天理大
【後半】関大3ー0天理大
【試合終了】関大5ー0天理大
GK 山田和
DF 川島、谷岡、木邨、吉本
MF 堤、吉永、三木仁、菊地
FW 西村真、大矢
昨年、関西学生選手権を制覇した関大。連覇を目指し、初戦に挑んだ。相手は3部リーグ首位を快走する天理大。対戦経験があまりなく、データも少ない相手だった。それでも、開始早々に先制に成功すると計5得点を奪い、圧倒。FW梅野雄大(商1)が公式戦デビューを果たすなど関大にとっては収穫のある開幕戦となった。
先制点は前半3分。左サイドのDF吉本武(情4)にFW西村真祈(法4)が合わせる。立ち上がりに得点を奪い、優位に試合を進めた。その後は、相手に抜け出される場面を作るなどピンチを作ったが、DF谷岡昌(社4)を中心に集中して守り切る。
追加点が欲しかった関大は、前半36分に相手の意表を突く。FKからMF菊地孔明(人4)にパスを出すと、そのままミドルシュート。相手GKがファンブルし、ゴールラインを割った。2点のリードで試合を折り返す。
後半にも、DF川島功奨(社3)と、FW西村真のこの日2点目のゴールでさらに2点を追加し、差を広げる。ここで、関大はFW梅野を投入し、TOPチーム公式戦デビューとなった。
交代選手にとってはアピールチャンスとなるこの試合。中でも、好プレーを見せたのがMF藤﨑琉依(商2)だ。久しぶりの公式戦となったMF藤﨑だったが「いつもやっているボランチで、前よりは緊張がほぐれていた」と、落ち着いたボールさばきを披露する。後半29分には、前線で相手のパスをカットし、ループシュート。ゴール枠を捉え、仕上げの5点目を獲得する。このリードを最後まで保ち、5-0で大勝を収めた。
初戦を危なげなく、突破した関大。しかし、内容面ではまだまだ課題が残る。4回戦の相手は2部首位の甲南大。勢いのある相手だけに油断はできない。厳しい戦いが続くが、1つずつ勝ち星を積み重ね、今年も必ず頂点まで上り詰める。【文/写真:大森一毅】
▼MF藤﨑
「自分のやるべきことをする。途中から入って、大まかにじゃなくて細かく役割を果たせるようにすることと、チームのペースを乱さないことを意識した。(プレーに関して)4月の最初に出た以降出場できていなくて、緊張はしたが練習でもいいパフォーマンスは出せていた。自信を持ってプレーすることができた。前の(ACミドルレンジとの)試合はポジションがサイドハーフで、自分がいつもしていないポジションでの出場だった。今日はいつもやっているボランチで結構試合をしている高槻ということもあり、前よりは緊張がほぐれていた。(ゴールシーンについて)GKがここに出すなとわかったので狙っていた。トラップが決まって、GKが前に出ているのもわかったので冷静にループで決めることができて良かった。(サブ組の意識)先週の関関戦の後のサブ戦は0-7で大敗した。内容もすごく悪くてサブ組がもっとやらないといけないという話も合った。自分もそれを意識していて、今日はゴールという形で結果を残すことができた。(次戦に向けて)次も試合に出場することができたら、自分が出て攻撃のリズムを作ってチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたい」
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