◇第71回関西学生氷上競技選手権大会◇11月26・27日◇大阪府立臨海スポーツセンター◇
[A級1部男子]
1位 須本 119.47
[A級2部女子]
2位 滝野晴 67.23
5位 西田 63.54
9位 久保涼 60.80
[B級1部男子]
2位 酒井 56.12
[B級1部女子]
3位 岩本 47.78
[B級2部女子]
5位 南 38.84
10位 伊葉 36.18
16位 山崎 31.29
[C級1部男子]
5位 鈴木賢 12.65
[C級1部女子]
2位 大塔 18.92
8位 堀 17.67
14位 木谷 16.74
15位 穂垣 16.54
[C級2部女子]
5位 押川 11.93
8位 井上 11.33
2日間に渡って行われた関カレ。関大からは8部門に16名の選手が出場し、多くの選手が入賞。全員が滑り切り、男子団体総合2位、女子団体総合3位に輝いた。
関カレ1日目、まず行われたのはB級2部女子だ。関大からは3人の選手が出場した。伊葉優(商1)は ポップな曲調に合わせたダンスで観客を魅了する。大きなミスなく、最後まで滑り切った。続く山崎萌峰(文4)は転倒の場面があるも、長い手足を使い壮大な曲調を見事表現した。この部最後に出場したのは南安澄(文3)だ。ジャンプを着氷させ、後半にかけて安定したスピンを見せる。全体5位という好成績を残した。
続くA級2部女子、1人目は滝野晴日(社1)。曲の転調に合わせたジャンプやコンビネーションジャンプをしっかりと着氷させ、見事2位入賞を果たした。続く久保涼音(政策4)は大きく移り変わる曲調を巧みに踊り分ける。終盤にはイナバウアーも披露し観客からは拍手が上がった。西田琴海(社1)はピアノの音色に合わせて華麗なスピンを見せる。全てのジャンプを着氷させ、安定感のある演技を披露した。
C級2部女子、井上果穂(文1)は穏やかな音楽に合わせ軽やかなステップやスピンを披露。ジャンプもしっかりと決め、会場を魅了した。続く押川詩穂(文1)は、魔女の宅急便のキキの衣装に身をつつみ、『海の見える街』で演技。柔らかな曲とともに、しなやかな踊りを見せた。
次に登場したのはC級1部男子の鈴木賢次(シス理3)。BIGBANGの『ガラガラGO‼︎』に合わせ、ダンスを交えた軽快なステップでリンクを滑る。1回転トーループを決めると会場からは拍手が沸き起こった。
1日目ラストのC級1部女子には4人が出場。真っ白な衣装で登場したのは1人目の大塔里佳(社4)だ。着氷に乱れはあったもののアクセルジャンプを決める。『オペラ座の怪人』の華やかな世界観を見事に表現した。続く穂垣舞佳(経2)は、『Someone You Loved』に合わせ、優しく優雅に踊る。柔軟さを生かした美しいワンハンドビールマンスピンを披露した。木谷帆花(安全4)は、『レ・ミゼラブル』の曲に乗りながらキレのある力強いスケーティングで会場を魅了。曲の雰囲気に合わせた滑りや、次々と表情を変えるなど、高い表現力を見せた。堀真麻(情4)は、リンクを大きく使った演技をする。切なく儚い曲に合った表情や動きながら、ジャンプを次々と着氷させる。終盤にはスパイラルも披露した。
2日目はB級1部女子の岩本理彩(外3)からスタート。バイオリンの調べに合わせて、伸びやかに滑る。冒頭のコンビネーションジャンプは乱れたが着氷させ、後半になるつれて安定感のあるジャンプを決める。目まぐるしく変わる何種類ものスピンで演技を締めくくった。
B級1部男子の酒井優真(環都3)は3回転ループを成功させるなど好調な滑り出しを切った。何度かジャンプが抜けてしまったが滑り切る。最後は銃声に合わせてポーズを決め演技を締めくくった。0.25の差で惜しくも1位を逃したが、2位入賞を果たした。
ラストを飾ったのはA級1部男子の須本光希(政策4)だ。演目は『栄光への脱出』。冒頭の3回転ループを決めると、続くダブルアクセルも綺麗に着氷させる。繊細なスケーティングに華麗なステップで、会場を曲の世界観に引き込んでいく。後半にジャンプのミスもあったが圧巻の演技で優勝した。
個人での活躍はもちろん、団体でも男子2位、女子3位入賞と健闘した。関カレに出場した選手の多くは、来年1月に行われるインカレが控えている。全国の大舞台で日々の練習の集大成を見せられるよう最終調整し、インカレで必ず結果を残す。【文:中山秋桜津、島田采奈、貴道ふみ/写真:島田桜介、中山秋桜津、島田采奈、貴道ふみ】
コメントを送信