◇第32回関西学生対校女子駅伝競走大会 兼第40回全日本大学女子駅伝選手権大会関西地区予選◇9月23日◇神戸しあわせの村◇
[最終結果] 4位 1:42.35
1区 木下茜(人4)
2区 石松空(文2)
3区 伐栗夢七(法2)
4区 飯島果琳(政策3)
5区 岩本風音(社1)
6区 近藤来那(人3)
小雨が降る中開幕した関西女子駅伝。昨年、惜しくもシード権獲得とはならなかった全日本女子駅伝に出場するため、6人の選手がタスキをつないだ。
1区を走るのはメンバー唯一の4年生・木下。号砲と同時に飛び出すと、4番手でトラックを抜け、外周コースへと向かう。1番手の立命大、2番手の大院大が集団から抜け出し、3番手以降が混戦に。木下は集団先頭を走りペースを落とすことなくレースを進めた。佛大がラストスパートをかけたが、必死に食らいつき3位で石松へとタスキを渡す。3.3キロメートルと、スピードが勝負のかぎとなる2区。石松が区間2位の力走を見せ、抜きん出ていた1、2番手に迫る。トップとの差わずか2秒で3区・伐栗へ。
エース級の選手がそろう3区。コースを2周する6.5キロメートルを走る。外周コース突入時点で4番手以降を引き離す展開となり、伐栗は3番手で前2人のすぐ後ろにつく。しかし、中盤で引き離され1周終了時点でトップと20秒差となってしまう。4番手以降の選手が猛追し、5位でタスキリレー。4区・飯島が巻き返しを図る。安定した走りで高低差のある外周でもスピードを落とさない。順位をキープしたまま5区へとつないだ。
5区には1年生・岩本が出場。スピード区間を駆け抜け、トップとの差2分25秒の5位で6区を迎えた。全日本インカレで10000㍍にも出場した近藤がアンカーを務める。1周目終了時点では5位をキープしていたが、徐々に4番手・関外大へと接近し、その後突き放す。見事順位を上げ、4位で全日本女子駅伝への切符を手にした。
表彰台入りとはならなかったが4位入賞。加えて、08年から14年連続出場、15回目となる全日本女子駅伝への出場を決めた。目標はシード権奪還。1カ月後、杜の都に関大が笑顔の花を咲かす。【文/写真:小西菜夕】
▼木下
「チーム全体として、目標は優勝を狙っていたんですけどそこは達成できなくて少し残念です。これは予選で、次の全国に向けて改善点も見つかったので、改善できたらいいなと思います。調子がいい人が多くて、自信を持って走るだけでした。(自身のレース)1区ということで、駅伝全体の流れを作る重要な部分だったので、流れを作ることを意識して走りました。その役割は最低限果たせたと思います。(チームの課題)長い区間となると、思った以上に苦しい戦いになったので、長い距離をしっかり走れるようにしないと全日本は厳しいなと思うので、そこが課題です。(あと1ヶ月どのように過ごすか)試合には出ずに練習を積んで、質を上げて1ヶ月間取り組んでいこうと思います。(目標は)まずはシード権の奪還を目標にして、上位を狙っていけたらと思います」
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