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トーナメント1回戦は接戦の末甲南大下す

トーナメント1回戦は接戦の末甲南大下す

◇2022年度第48回西日本大学男子選手権大会◇決勝トーナメント戦◇対甲南大◇7月1日◇広島県立総合体育館

[第1セット]関大23―25甲南大
[第2セット]関大25―17甲南大
[第3セット]関大25―23甲南大
[セットカウント]〇関大2―1甲南大

昨日の予選グループ戦では快勝を収め、流れをつないだきょうのトーナメント戦。春季リーグで2部優勝を果たした甲南大と対峙(たいじ)した。第1セットを僅差で落としたものの、切り替えて第2セットを取り返す。勝敗が決まる第3セットでは終盤まで拮抗(きっこう)した展開が続き、接戦の末関大がセットを連取。トーナメントを勝ち抜き、あすへつなげた。

第1セットは陰下雄太(情3)のスパイクで先制するが、その後は互いにサイドアウトを取り合う展開となる。そして、2度のブレイクを許し、サービスエースで相手がさらに勢いづく。岡田大雅(経4)のクイックや金子玄(人3)、陰下のクロススパイクで点を重ねるも、あと一歩縮まらない。終盤に安平瑠也(商2)と陰下のサービスエースが決まり、攻撃でも追い上げを見せたが、逃げ切られてしまった。

△陰下
△岡田
△金子
△安平

もう落とすわけにはいかない。先のセットとは違い、第2セットは関大優勢でゲームを進める。川合涼太(人2)が攻守で輝き、他選手もさらに調子を上げた。連携の取れたバレーで得点を量産すると、リリーフサーバー中村奨(社3)のサービスエースでチームの盛り上がりは最高潮に。粘り強い攻撃で相手を圧倒し、25―17でセットを取り返した。

△川合
△中村

ファイナルセットは序盤から一進一退の攻防になる。なかなかブレイクできないまま試合は進んだ。久保田滉平(情3)の2段トスを安平が走り込んで決めると、陰下のブロック、岡田のセンター攻撃で3連続得点に成功。待望のブレイクで試合が動き、相手はたまらずタイムアウトを要求した。このままリードし続けたいところだったが、相手のコートを広く使った多彩な攻撃に翻弄(ほんろう)され、またも同点に追いつかれてしまう。手に汗握る白熱した試合展開の中、岡田のスパイクで先にマッチポイントを獲得すると、金子の強打でブレイク。接戦を制し、白星を飾った。

△久保田

決勝トーナメント1回戦を、フルセットの末勝利した。「まだ硬さはあるが、あすはさらにいい関大バレーをしたい」と池田勇太郎主将(法4)。勝ち上がれば上がるほど、前には強敵が立ちはだかる。2回戦の対京産大戦にも目が離せない。【文:小西菜夕/写真:横関あかり】

▼池田主将
「フルセットの中勝ち切れたのは、西カレのトーナメント試合で自信になるかなと思います。チームのみんなが頑張ってくれました。(3セット目の接戦について)終盤で粘って勝ち切れたのはチームとして大きいかなと思います。ミスもあったけど、よく頑張ったと思います。トーナメントで負けたら終わりということもあって、まだ硬さはあるかなと思いますが、あすは更にいい関大バレーをしたいです。(良かった点)サーブで乱されても、アタッカーが高いブロックに対して決め切ってたのは良かったと思います。(課題)雰囲気は更に上げないといけないかなと。バレーとしては悪くないですが、要所のサーブミスは無くさないとと思います。(次戦に向けて)あすからは5セットマッチになるので、ストレートで京産大を倒す気持ちで頑張ります」

▼岡田
「(甲南大は)2部を優勝して勢いがあるチームでもあり、昨年からやりにくさを感じているチームでありながら、勝てたのは大きいと思います。(自身の良かったプレー)1点が欲しいところでのスパイクとブロックは良かったと思います。(課題)全体としては序盤のうちにブロック位置とレシーブの関係を作ることと、サーブミスが全体的に多かったことです。(次戦に向けて)春リーグで勝っている相手ではあるけど、チャレンジャーの気持ちを持って、今日までの課題を見直して最高の試合をします」

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