◇2022年度第48回西日本大学女子選手権大会◇決勝トーナメント戦◇対滋賀短大◇6月24日◇おおきにアリーナ舞洲 サブアリーナ◇
【トーナメント1回戦 対滋賀短大】
[第1セット]関大25―9滋賀短大
[第2セット]関大22―25滋賀短大
[第3セット]関大25―4滋賀短大
[セットカウント]〇関大2―1滋賀短大
【トーナメント2回戦 対関福大】
[第1セット]関大25―21関福大
[第2セット]関大25―15関福大
[セットカウント]〇関大2―0関福大
昨日、予選グループ戦を快勝で突破した関大。大会2日目から、本当の勝負である決勝トーナメント戦が始まる。負ければ終わりの決勝トーナメント。少しでも高みを目指すべく、気合十分で挑んだ。

トーナメント1回戦の相手は滋賀短大。格下相手ではあるもの、気を抜けない勝負となった。第1セット、先制点を挙げたのは関大。中屋ちひろ(人3)のライトからのスパイクで、幸先の良いスタートを切った。直後はブロックフォローができずに点を渡すも、その後は完全に関大のペースに。中屋のスパイクが次々と決まり、升谷未来主将(人4)のサービスエースも序盤からさく裂する。立ち上がりから6点差をつけ、相手をタイムアウトに追い込んだ。中盤でも、勢いを止めない関大。伊関万絢(まひろ=文1)のレフトからの攻撃や、嶺明華(人2)の相次ぐスパイク、さらにはサービスエースも飛び出し、どんどん点差を広げていった。終盤では、川上良江(文2)の活躍が目をひく。センターからの速攻やライトからのクロス攻撃、高さを生かしたプッシュなどで得点。セット先取へ大きく近づいた。そして直後には、芦田幸音(安全4)のサービスエースが決まりセットポイントをものに。最後も相手を乱し、16点差でセット先取に成功した。





その勢いのままストレート勝ちを収めたいところだったが、第2セットは波乱の展開に。中屋のスパイクで先制に成功するも、直後に4連続得点を許してしまう。升谷主将がこの流れを切るセンター攻撃を決めるが、ブレイクとはならない。伊関のコート奥を狙ったストレート攻撃や日野美里(人3)の速攻、さらに相手のミスにも救われ、なんとか背中をとらえた。しかし中盤、再び相手に主導権を握られる。第1セットなら拾えていたボールも、思うようにつながらない。関大はたまらずタイムアウトを要求した。タイムアウト明けには岡崎凜華(人3)の軟打や川上の巧みな攻撃で、何とか追いつく。勝敗は終盤に委ねられた。リズム良く得点したいところだが、終盤は接戦に。児玉光涼(文3)のアンダーパスでの2段トスを内田千晴(人1)がレフトから強烈に叩き込むなど、会場を盛り上げるプレーも見せた。しかし関大のミスも重なり、徐々に相手が勝利に近づく。食らいつくことはできず、第2セットを落としてしまった。



切り替えて臨みたい第3セット。内田の高いジャンプ力を生かしたプッシュで相手を乱し、先制に成功。その後も、前セットの流れを引きずることなく開始4連続得点を決める。内田のバックアタックが惜しくもアウトとなり1点を渡すも、その後も川上の速い攻撃などで点を重ねる。中盤でも流れは引き渡さない。芦田彩音(人4)の好ディグでつないだボールを川上がプッシュでコートに落とすなど、連係プレーもはまる。中屋のサービスエースも決まり、大差で先に13点に。コートチェンジし、勝利へスパートをかけた。後半では、相手に拾わせない攻撃を連発。内田がレシーブしたボールを自ら決めに行くなど、終盤でも勢いあるプレーを繰り出した。途中でコートインした鍋井識里(文3)も、サーブで乱し得点につなげるなどファインプレーを見せる。その後も相手に隙を与えず、最後は内田のセンターからの力強いスパイクで勝利をつかんだ。




トーナメント1回戦で勝利を収め、見事2回戦進出を決めた。1回戦終了から約4時間後、関福大を相手に試合開始となる。関福大は、春季リーグで黒星を喫している相手。リベンジも込めて、ストレート勝利を狙った。


第1セット、先制点を挙げたのは関福大。レシーブを弾き飛ばす強打で、チームを盛り上げた。しかし直後には、中屋のブロックアウトが決まる。相手のミスも続き、ブレイクに成功した。その後、序盤はサイドアウトを取り合う展開となる。強打に反応してボールに触るものの、あと一歩つながらない場面も。相手のスパイクに押され、中盤にかけてはわずかに後を追う形となった。しかし、レフトからのクロス攻撃で伊関が14点目を挙げると、関大に追い風が吹く。川上のセンターからのプッシュや、升谷主将のネット際での巧みなフェイント、さらには日野のシャットアウトも決まり、逆転に成功した。相手のタイムアウト明けにも、流れは譲らない。日野の高いブロックが再びボールをしとめ、チームの雰囲気も良好だ。相手のサーブがアウトになり関大に24点目が入ると、直後にも相手を乱し得点。4点差で、セット先取に成功した。




取り切りたい第2セット。先制点こそ許したものの、直後に3連続得点に成功。その後序盤は中屋の攻撃が効果的に決まり、少しずつリードを広げた。中盤でブレイクされるも、内田の切り込んだスパイクで流れを切る。そこからは、完全に関大が流れをつかんだ。日野のブロックやブロード攻撃、芦田彩の的確なレシーブも効き得点を量産。伊関や川上のブロックアウトで相手を乱し、6点リードで先に20点台に乗せた。内田の強烈なレフトからのスパイクでたたみかけると、試合終了直前に林川涼(経3)がリリーフサーバーとして登場。効果的なサーブを繰り出し、升谷主将のシャットアウトでマッチポイントを握った。そして決め切りたい、最後のサーブ。観客の視線は林川に集まる。主審の合図が鳴り、サーブトスのモーションへ。次の瞬間、放たれたボールは相手コートのサイドラインギリギリに落ちた。主審の笛が鳴り、関大に25点目が入る。チームは全身で喜びを表現し、互いに抱き合った。春リーグの雪辱を果たすストレート勝ち。関大らしさを存分に発揮できた試合となった。




順調に勝利を重ね、大会3日目に駒を進めた。勝ち進むにつれ、戦う相手も強くなる。だが、今の関大は間違いなく勢いに乗っている。トーナメント3回戦の相手は、帝塚山大。春リーグの結果では関西2位の実力を誇る格上だ。勝ちの流れを切らさず、明日も連勝を目指す。【文:横関あかり/写真:中村祐貴・小西菜夕・横関あかり】
▼升谷主将
「3年ぶりの西日本インカレということもあって、1、2、3年生は有観客の中初めての試合でした。違う意味での緊張というのがあったと思うんですけど、緊張があったなりにしっかりと役目を果たしながら頑張ってくれたので、チームとしてすごく一体感のあった試合だったかなって思ったので良かったです。(1回戦の2セット目を取られたことについて)1セット目の余裕が出て、2セット目の自分たちの入りが悪かったかなという課題点が出たので、そういう自分たちの悪いところが全部出た2セット目でした。「もう悪いところが全部出たからこれからは大丈夫や」というポジティブな方向で話をしました。春リーグのリベンジをし、次の関福戦は絶対に勝とうという声かけはしました。(第3セットは4失点に抑えたが)自分たちのバレーができたら、(失点を)1桁で抑えることもできるので、そういう自分たちのバレーをしっかりやるというのはすごく大事かなと感じました。(2回戦は)リベンジというふうなこともあったので、今まで以上に絶対勝ちたいとみんな試合前とかに言っていました。一人一人の頑張りがチームとして一つになったときに、今日みたいないい試合ができたかなと思うので、明日はそういうふうに一人一人の頑張りをチームとして一つにして戦いたいなと思います。(けがから復帰してコートに入っていることについて)ずっとけがをしていたので、そこに自分が入るというのは、今まで頑張ってくれた子が自分が入った代わりに抜けるということなのでやっぱりすごく苦しかったと思います。自分もその子の代わりにもっともっと頑張らないといけないなと思ったので、自分がチームキャプテンというのもあるし、一番頑張って引っ張る立場だなと感じたので、違う意味では気持ちの入り方というのはけがをして分かったところかなと思います。(2回戦の勝因)ブロックタッチが今日はすごく多くて、ブロックのどこを締めるかというのも試合前に徹底して、ここは絶対締めていこうという話はチームの中で話しました。それをきちんと対策としてできたのがはまった点だったなと思います。自分たちが1点取ったらしっかり喜んでという雰囲気作りも良かったと思うので、その点に関しては今日の試合は良かったかなと思います。(ミドルに関して)身長も高いし、高さもある子たちなので、どこのチームのブロックよりも上からしっかり打てる選手が関大にはたくさんいます。そういう高さのある攻撃というのは自分たちにとってもすごくプラスな攻撃だし、一人一人の選手としていいなと思います。ミドルの攻撃も今日は良かったし、ミドルの攻撃が機能してきたらサイドの1年生や中屋もすごい目立って頑張ってくれるなと思うので、ミドルがすごく大事だなというふうに感じました。(明日へ向けて)私たちの目標が西日本インカレセンターコートなので、(私たちが)1年生のときに初めて関大として3位になったんですけど、その目標を超えられるような結果になるように、まずは目の前の一戦一戦を戦って、しっかり最後のセンターコートまで行けるようにしたいと思います」
▼芦田彩
「1試合目は、1セット目は良かったと思うんですけど2セット目に自分たちのミスが出てしまって取られてしまうという展開になってしまいました。3セット目で取り返すことができたんですけど、課題が多く残った試合かなと思います。2試合目はリーグで負けてしまっていた相手だったので、リベンジしたいという思いが強く、2セットをストレートで勝ち切ることができたのはすごく良かったかなと思います。(ブロックとの連携について)前の大会ではライトの人に点を決められていました。今日の試合ではしっかりとワンタッチを取ってくれたりとか、しっかり締めてくれることによって相手のミスを誘えていた部分があったので、レシーバーとしてはやりやすかったかなと思います。(レシーブの位置取りで気を付けたこと)結構レフトの人がクロスが多めだということもあって、自分がクロスに入りました。バックセンターの人にもクロスに多めに入ってもらうとか、ライトの人に対してもそうですけど、クロスが多いのでクロス側を固めて、ブロックを締めるとこはしっかりと締めてというのは事前に話し合っていたので良かったかなと思います。(明日へ向けて)西カレセンターコートという目標に向けて、一戦一戦、関大バレーで頑張っていきたいと思います」
▼岡田監督
「1試合目は実際格下というか、リーグでも下のチームだったのでそこは確実に勝てて良かったかなと思います。関西福祉大学は、春のリーグ戦では負けてしまったので、しっかりリベンジしたいなと。リーグの終盤から自分たちのバレーというのがだんだんできてきて、今日は特にそれがしっかりできているなというふうに思いました。やりたいことというか、しっかりやろうとしていることができたのが勝てた要因かなと思います。(1回戦の第2セットを取られたことについて)次に向けて、2枚替えをやってみたりして確認というか、ちょっとイレギュラーなフォーメーションになったりとかしました。そのあたりでリズムが変わったところから、なかなか作り直せなかったのかなと思います。確実に取れる試合だったとは思うので、そういう中でもやはり自分たちの展開に持っていくところは持っていけるというのは必要かなと思います。(第3セットでは4失点に抑えたが)そこでもう1回しっかり集中してくれて、自分たちのバレーというのはやれたので、そこは良かったかなと思います。(2回戦について)(春リーグでは負けたが)そんなに気負うという感じはなかったですね。負けているから勝ちたいというふうなことはあったんですけど、目標はもう少し上に勝ち進むことだったのでまずはしっかり勝つというところで、自分たちのやってきたことをするという。リーグを通してサーブで攻めるというのが重要だったのでサーブを攻めたというところと、相手の攻撃もある程度分かっているので、今日も相手の試合もある程度見た中で、どういうふうにブロックに付くかとか、確認したレシーブ体系を実際にやってくれたというか、ブロックがかなり機能したということがあって、レシーブもしっかり上げるべきところを上げてくるのが良かったかなと思います。(ブロックについて)相手はパワーでしっかり打ってくるチームでした。そこが決まると向こうのペースが乗ってくるところがあるんですけど、相手は高さはそこまであるチームではないので、日野が入った場合だったら、(ブロック)2枚がすごく高くてしっかりブロックできるので、そういうところでしっかり抑えていこうと。ブロックで直接点にしてくれたというのがかなり多かったのが、特にミドルが頑張ってくれたというところで評価できるのかなと思います。(リーグはけがで出場の少なかった升谷主将が復帰したことについて)やっぱりキャプテンなので、彼女がいるといろいろ声もかけてくれるし、チームがまとまるというか、いい緊張感というか。そういう雰囲気ができるので、入っていると存在感も大きいかなと思います。プレーも十分頼れるところがあります。(内田と伊関について)リーグの時はまだここぞという時に拾われたりとか、いいスパイクを打つんですけど、決まらなかったところもありました。リーグの後半から、試合を通して決めてほしいところでしっかり決めてくれるので、成長しているしすごく良くなっているなと思います。(明日へ向けて)3回戦の相手が、おそらくリーグで上位の帝塚山大。そこに勝ったとしても、また次は上位の龍谷です。自分たちよりも、より春リーグでいうと実力で格上だったチームになってくるんですけど、そこに実際勝てないことはないと思っているので、自分たちのバレーをやっていたら勝てるっていう、自信が少しずつついてきています。とにかく相手がどこであろうと、今日みたいにしっかり自分たちのバレーをしていって、とにかく最終日まで残って、またセンターコートまで行きたいなという思いでみんな頑張っているので、そこの目標を達成できるように頑張りたいと思います」
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