◇第45回総合関関戦前哨戦◇6月11日◇関西大学重量挙場
[45㌔級]
1位 池田(50㌔・63㌔)計113㌔
[50㌔級]
1位 辻(55㌔・68㌔)計123㌔
[55㌔級]
1位 山口(64㌔・77㌔)計141㌔
[61㌔級]
1位 石田(74㌔・98㌔)計172㌔
[67㌔級]
1位 鈴木(93㌔・121㌔)計214㌔
澤田(65㌔・82㌔)計147㌔
村上(56㌔・64㌔)計120㌔
[73㌔級]
1位 岸田(73㌔・80㌔)計153㌔
[81㌔級]
1位 下坂(110㌔・130㌔)計240㌔
3位 角田(40㌔・57㌔)計97㌔
[109㌔級]
1位 近藤(100㌔・130㌔)計230㌔
近年の関関戦では連勝している重量挙部。迎えた3年ぶりの戦いは、24-10と快勝で幕を閉じ、連勝を伸ばした。

前半戦のスナッチ競技。初めに登場した池田さくら(文1)は初めに50㌔を持ち上げる。しかし、記録を伸ばすことはできなかった。

続く辻もも香(法1)は初めの50㌔に成功すると、さらに記録を伸ばし続け、3度目の試技では55㌔を挙げた。

1回目の試技で60㌔を選択した山口桃奈(社3)は、後ろにバランスを崩してしまうものの、残る試技を成功させ、ベストを64㌔とした。

石田千鶴主将(商4)は初めの70㌔を難なく持ち上げると、続く74㌔も成功。しかし、3回目の試技では惜しくも失敗に終わった。

今試合最多の5人が出場した67㌔級。澤田蓮(法4)は1、2回目の試技を成功させ、68㌔に挑戦するも、持ち上げることはできず記録は65㌔となった。

同階級の鈴木聖吾(法4)は初めの88㌔をスムーズに持ち上げると、2回目の試技で93㌔まで記録を伸ばす。しかし、最後は後ろにバランスを崩してしまい、93㌔にとどまった。

松本芽依(文2)は50㌔を成功させると、その後もバランスを崩すことなくすべての試技を成功させ、ベストを56㌔とした。

81㌔級に出場した下坂尚也(法1)は初めの100㌔を持ち上げると、大幅に重量を増やした110㌔も何とか成功させる。しかし、3回目の115㌔は持ち上げることができなかった。

迎えた前半戦のC&ジャークでは、池田はすべての試技で成功させ、63㌔を記録。トータルで113㌔を持ち上げ、45㌔級1位を獲得した。

50㌔級の辻は2回連続で持ち上げに成功し、3回目の試技では71㌔を選択。肩までは持ち上がったものの、頭上まで挙げきることができず。合計を123㌔で終えた。

山口は2回目の試技で76㌔を選択。肩まで挙がるも失敗に終わる。しかし、1㌔増やして迎えた3回目の試技では前に傾くものの、何とか耐えて77㌔を記録。トータルを141㌔とした。

61㌔級の石田は85㌔、93㌔をクリアすると、3回目の試技で98㌔を選ぶ。これをしぶとく粘って成功させ、合計を172㌔としてこの階級を制した。

澤田は82㌔を持ち上げて迎えた3回目の試技。86㌔を選択したが、肩まで上げることができず。記録は82㌔にとどまり、トータルを147㌔とした。

鈴木は初めの110㌔を難なく持ち上げると、続く120㌔も挙げる。最後の試技では121㌔を選択し、これを成功させる。会場には拍手が巻き起こった。

60㌔でスタートした松本は2回目の64㌔も成功させる。しかし、3回目の試技で選んだ68㌔は肩まで挙がるも失敗に終わり、トータルで120㌔を記録した。

下坂は1回目の120㌔、2回目の130㌔を持ち上げる。最後の141㌔は一度肩まで挙がったものの、すぐに落としてしまい記録は130㌔止まり。しかし、2位とは大差をつけて1位を獲得した。

休憩をはさみ始まった後半戦。スナッチでは岸田園加(文2)は65㌔を持ち上げたのち、70㌔も前景になりながらも耐え、成功させる。3回目の試技で73㌔まで記録を伸ばし、拍手が起こった。

角田喜哉(経3)は最初の試技で30㌔を持ち上げると、続く35㌔、40㌔も成功させる。

109㌔級に出場した近藤和哉(人3)は1回目で100㌔を成功させる。しかし、それ以降記録を伸ばすことができず、悔しさをにじませた。

C&ジャークでは、岸田は80㌔を持ち上げた後、挑んだ85㌔は失敗に終わる。最後の試技ではさらに重量を増加させ90㌔を選択するが、一度は耐えるも成功させることができなかった。しかし、この階級で他を圧倒し、1位に輝いた。

続く角田は、45㌔を持ち上げると、2回目の試技でも50㌔を成功させる。3回目の試技では、7㌔を増やし、57㌔に挑戦。これも成功させ、笑みを浮かべた。

最後の近藤は、1回目の試技で130㌔を持ち上げる。2回目からは大きく重量を増やし、150㌔を選択。しかし、持ち上げることはできず、トータルを230㌔とした。

団体では24-10と関学大を圧倒。「失格しないのを意識していた」と石田主将が述べた通り、全員が記録を残した。この勝利は今後の大会にも生かされるだろう。【文/写真:上田紫央里】

▼石田主将
「最近試合がなかったこともあって、最近触れていなかった高重量を触れたこともあって、実りのあるいい試合だったと思います。(試合に向けて取り組んだこと)個人的には練習が詰まっていたり、試合があったりしたので、疲れをためないようにしていました。(部で統一していた意識)団体メンバーはその自覚をもって、失格しない、関学の人の記録を抜かすというのを意識していました。(課題)みんな3本目とか、ここぞというときに弱い部分があったのでそれを修正して西日本につなげたいです。(良かったところ)関関戦は他の試合よりあまり緊張していなかったので、いきいきとしてできていたと思います。(結果について)伝統ある関関戦で、自分たちの代で勝てたのはうれしかったです。(今後への意気込み)大きい大会がまた増えてくるので、それまでの時間でレベルアップできるように部員一同頑張ります」
コメントを送信