◇第27回大阪選手権大会決勝◇対FC大阪◇5月7日◇JーGREEN堺◇
【前半】関大1ー0FC大阪
【後半】関大1ー0FC大阪
【試合終了】関大2ー0FC大阪
GK 長澤
DF 松尾、髙橋、夘田、川島
MF 深澤、谷岡、平松、濱
FW 西村真、百田
「今年こそはタイトルとります」(MF深澤佑太主将=社4)。6年ぶりの大阪選手権優勝を果たし、シーズン開幕前に掲げていた目標を早々に達成した。決勝では、ロングボールを中心に前に攻めるスタイルでJFL3位、12得点で得点数では1位タイと好成績のFC大阪と対戦。関大は久々のスタメン起用に応えたFW百田真登(経3)が先制すると、後半には交代で入ったFW久乗聖亜(政策4)のゴールで突き放す。その後は相手にボールを握られる時間が続いたものの、集中した守備で守り切り無失点で試合終了。“強い関大”を見せつけ、大阪代表として6年ぶり17度目の天皇杯への挑戦権を手にした。
久しぶりの晴天での試合。26度を超える暑さの中、ファーストシュートはFC大阪。直後にDF松尾勇佑(文4)のスローインから、セカンドボールを回収したDF川島功奨(社2)がシュート。積極的に攻撃を仕掛ける。
しかし、その後はボールを奪って前に進む相手に苦戦。関大は集中力の高い守備でしのぐが、自分たちの形でボールをもつことができない。再び訪れたチャンスは、前半13分。DF松尾が右サイドでボールを持ち運ぶと、中でFW西村真祈(法3)がつなぎ、FW百田がシュート。少ないチャンスを生かし、果敢に攻めの姿勢を見せた。
長いボールで攻め込む相手に、一気に攻め込まれる関大。最終ラインのDF夘田康稀(文4)が的確なクリアでゴールは割らせない。だが、自陣深くでパスをつなぎ、攻撃につなげたい場面で、イージーなパスミスからボールを奪われてしまう。相手にシュートを打たれたものの、このゴールキックから、決定機が生まれた。GK長澤輝(政策3)の中央への長いボールを、FW百田が競り合ってマイボールに。FW西村真、MF濱瞭太(情4)と自分たちの形でパスとつなぐと、最後はFW百田が“蹴念”のシュート。蹴ったボールはゴールポストに当たって跳ね返り、そのままゴールイン。前半22分、5戦ぶりに先発出場を果たしたFW百田が、大きな先制点をつかんだ。
1点リードの関大は、徐々に本来の形でボールをつなげるように。直後にも、中盤でMF谷岡昌(社3)がボールを奪うと、FW西村真がミドルシュート。中盤で丁寧につないでMF濱が抜け出す場面や、DF髙橋直也(商3)がドリブルでペナルティエリア内に侵入し、自らシュートを放つ場面などもあり、相手にプレッシャーを与える。ゴール前の深い位置でのフリーキック(FK)では、わずかに枠をとらえられなかったものの、MF深澤が直接ゴールを狙った。
相手もカウンターを仕掛けてくるが、関大がボールを回収し、相手の好きにはさせない。36分にはFW西村真が中盤でのパスミスを見逃さず、自らゴールへ向い、力強いシュート。前半の終盤にも、MF谷岡がスライディングで相手のカウンター攻撃を阻止。MF平松功輝(情4)もしっかりとセカンドボール回収し、チャンスを作らせない。前半終了間際に中盤でボールを奪われると、そのままGKとの1対1にされたが、相手のシュートが大きく逸れ難を逃れた。リードしてからはパスが回るようになり、1ー0で後半戦へ。
後半は一転、相手にボールを持たれる時間が長くなった。後半開始早々から、相手に攻め込まれたものの、DF松尾のスピードやDF髙橋の高さを生かした守備で対応。FW百田のボール奪取からのカウンターや、MF深澤のパスでボールを前線に運んだものの、シュートは打てず。最終ラインからDF髙橋がDF松尾にロングフィードを供給すると、右サイドからクロスも上げたが、ここも相手GKにキャッチされてしまう。
なんとか自分たちの形をつくりたい関大は、後半17分にFW久乗とMF前田龍大(人2)を投入。FW久乗が交代3分で試合を動かした。ディフェンスラインでのパス回しから、MF谷岡が中央に長いボールを入れる。前線にいたFW西村真がしっかりとボールをかわし、オフサイドを回避すると、FW久乗とGKの1対1に。「気持ちで押し込もうと思って振り切った」というFW久乗のシュートがゴールネットを揺らし、追加点。苦しい場面で、チームを救う1点になった。
点差を埋めたい相手は、攻撃の枚数を増やし、猛攻を仕掛ける。関大は自陣でのプレーが続き、メンタル的にも体力的にもしんどい時間帯に。何度も最終ラインまでボールを運ばれたものの、粘り強くDF陣がクリア。後半37分には、本来の関大のスタイルであるパスサッカーから、相手に決定的な場面を作らせてしまう。だが、ゴール前で待ち構えたDF髙橋が体を張って、きっちりブロック。「真登(=FW百田)が決めてくれた瞬間に、絶対にゼロで守り切ろうと意識していた」と、意地を見せつける。
後半は追加点となったFW久乗のシュート1本しか打てていない関大に対し、相手のシュートは8本。ひらすらに耐え続け、2点リードのままアディショナルタイムは3分。後半47分に入ったMF堤奏一郎(社3)が、中盤でボールを奪って抜け出すと、FW久乗が2本目のシュート。相手のロングスローからの攻撃にもDF夘田やMF三木仁太(政策1)が体を張って守り切る。
2ー0で試合終了。「今日は勝つサッカーができた」とMF深澤主将。今季初の黒星を喫した1週間前のリーグ戦から立ち直り、まさに“蹴念”で6年ぶり17度目の天皇杯への切符を手にした。まずは一冠目。強い関大復活へ、紫紺の戦士たちは“全員サッカーで日本一”へ突き進む。【文:牧野文音/写真:牧野文音・大森一毅】
▼前田雅文監督
「6年ぶり(の天皇杯本戦出場)ということで、FC大阪さんやティアモさんという2チームがJFLのチームとしていて、それほど簡単に本戦に進める地域でもない中で、非常にうれしく思います。(FC大阪戦へ向け考えていたことは)攻撃はどういう相手に対しても心配していないが、守備の部分でロングボール主体でくる相手に対して、しっかり処理、対応する。そこが出てこなかった時にボランチのところ(のスペース)を使われるということだったので、そういうところをミーティングで話したりとか、練習で詰んでいった。FW久乗はJリーグのチームに昨日まで練習参加していて、オフも1日もない中で合流ということで、戦術的に組まないといけない部分もあったので、FW百田を使った。(先制シーンは)うまくボールを持てている場面がある中で、最後のところはコンビネーションでうまく崩せたが、その手前はロングボールで、セカンドボールを拾っていくという形だった。自分たちらしさも出たし、セカンドボールを拾うという、相手が得意としている部分で勝っていくという2つが出た得点だった。(後半は、粘り強く守った)相手が分かりやすく来てくれて、自分たちがひるむのか、ひるまないのかというところ。京産とかティアモに関してはテクニカルな部分もたくさんあるので、また違ったところで、闘争心をむき出しにやったのがゼロ(失点)につながった。(選手たちにどんな声をかけたか)今年のチームに関しては技術的に高いと思うし、駆け引きの部分でも十分に通用する選手がそろっている。相手と比べた時に、自分たち次第で良くもなるし、悪くもなる。自分たちで強くなることを選ぶように、そういうことは伝えた。(次戦へ向けて)アルテリーヴォさんも力強く、去年まではやられていたチーム。しっかり分析しながら試合を迎えたい。あとは、天皇杯の前にリーグ戦があるので、リーグ戦、アルテリーヴォとしっかりつなげていきたい」
▼MF深澤主将
「やっぱり今日の試合は、うまいサッカーじゃなくて、勝たないと意味がないという話はしていた。しっかり勝てたのは良かった。先週は自分たちに負けた試合だった。先週の負けを生かして、今日はアップから全員で声をかけて、『今日は勝てる』と、アップから雰囲気を作れていた。そういう面でいい準備ができて、選手がひとつになれたから勝てた。今日試合ができることであったり、日ごろ僕たちが練習ができるのも、関大サッカー部に関わってくれているスポ振含め、OB、OGや関大スポーツの方々のおかげだと思うので、勝利という形で返せたのは良かった。これからも感謝の気持ちを忘れずにプレーをしていきたい。今日はやっぱり負けたくないという気持ちが強く出た試合だった。今日は自分たちの特徴であるポゼッションの部分でめちゃくちゃいい形でのチャンスは少なかった。そういう部分にさらに磨きをかけて、見ている人が楽しめるようなサッカーをしていきたい。それだけじゃなくて、ここまできたら結果が全てだと思うので、自分たちのサッカーを見せることと、勝たせるサッカーの両方を追い求めてやっていきたい」
▼FW百田
「今シーズンなかなかスタートで出れていない中で、自分を見つめ直す期間にもなったし、そういうチャンスがきたときに、いい準備をして、絶対に点をとってやろうと思って、ベンチの間も過ごしていた。その準備が今日しっかり結果になって、まずは良かった。先制点の場面は、MF濱くんがいいところにパスをくれて、自分はなんとか枠にシュートしたかったけど、ポストに当たって、入って。自分だけの力じゃなくて、応援であったりとか、日頃の行いのところであったりとか、いろんなところが積み重なってゴールになった。つなぎのところはすごく意識して練習するようにしていたし、入ってもやれる、スタメンで出てもやれるという自信はずっとあった。今日は準備したものを出すだけだったので、それができた。自分たちは関大らしくとか、できることを当たり前にするとか、関大らしさをもっと大事に持ちながら、自分たちの良さである攻撃面も出していけるように、目の前の試合に集中して、1試合1試合、しっかりいい準備をして臨んでいきたい」
▼FW久乗
「1週間チームから離れて、練習参加させてもらっていた。監督がサブに入れてくれたので、途中から出るだろうと思って準備していた。とにかくチームを助ける点を取れるようにというのを意識していた。守備で思いっきり走ったり、攻撃だったら、得点しか見てなかった。FW西村真がうまいこと避けてくれたので、オフサイドなしでMF谷岡からいいボールが来た。GKと1対1になった時に、とりあえず気持ちで押し込もうという思いで振り切りった。これから天皇杯もリーグ戦もまだまだ続くので、1戦1戦、自分たちらしいパスサッカーと大量得点目指して、1つづつ勝っていけるように頑張ります」
▼DF松尾
「みんなで勝とうと言っていて、勝てて良かった。めちゃくちゃ楽しかったです。ピッチとスタンドが近くて、応援も、一般観客もいて、テレビもあって。こういう雰囲気はコロナ禍に入ってからはあまり味わえなかったので、そういう中でやれて、勝てて、先にもつながって、すごく良かった。(自身のプレーは)あまり満足はしていないけど、今日は勝つことが一番だった。けどもっともっとやらないと、もっと先を見据えて、自分自身成長していかないとダメ。今日は真登(=FW百田)が1点取ってくれて、でも1ー0の状態の戦い方は結構難しかった。今年はボールを持つのが特徴だけど、その分直也(=DF髙橋)とかも低い位置で持ったりするので、ミスもあり得る。今日は絶対に勝たなきゃいけない試合で、硬さもあって、相手の蹴ってくるサッカーに対して、ボランチが飛ばされて最終ラインまでボールがいってしまうので、難しいところはあった。相手に握られたけど、最後の最後でしっかり体をはれて、相手がふかしたりとかもあったけど、ゼロで抑えられたのは良かった。(2年前のリベンジを果たしたが)今年の方がみんなうまさもあって、チームとしてもかなり完成はされている。みんなそれに自信を持ってプレーできていると思うし、今日は握れなかったけど、どんな相手でもボールを握って試合ができるメンバーだと思うので、2年前とはかなり違う。今年は特別な人はいないけど、みんなの基準が高くて、かなりいいチーム。プレッシャーとか、外部の声とかに負けずに、今まで通りサッカーを楽しんで、僕のサッカーを見て人々が笑顔になれるようなプレーをしていきたい」
▼DF夘田
「天皇杯出場を目指していたので率直にうれしい。素晴らしい環境を作ってくださった運営の方や全員応援でかけつけてくれた部員、保護者、関係者の方がいてのこういう舞台だったので、喜びを全員で分かち合えたのが一番良かった。(試合前の狙い)相手が縦に速いチームなのでセンターバックがキーマンになるということは監督にも言われていた。この部分を徹底できて結果的に0点に抑えられた。DF髙橋とは競り負けたときのチャレンジ&カバーをするということと、直也(=DF髙橋)の特徴であるビルドアップに出たときに、自分はそこを補うことを意識していた。(今後に向けて)来週はリーグ戦で戦い方も変わってくるので切り替えて挑みたい。リーグではあまりいい成績とは言えないのでもう一度立て直したい。天皇杯は1回勝てばプロのC大阪と試合ができるのでチャンスを逃さずに生かしていきたい」
▼DF髙橋
「とりあえず勝ててうれしいし、無失点で終われて良かったのと、あと1つ勝てばC大阪なので、絶対にそこまではいきたいという気持ちでいっぱいです。前日から知り合いとか、友達とかから応援メッセージがいっぱいきて、応援してくれている人たちに情けないプレーは見せられないし、いいプレーをして、喜んでもらえたらなと思っていた。先制点を真登(=FW百田)が決めてくれた瞬間に、無失点で終われば勝てるという試合だったので、絶対にゼロで守り切ろうというのは意識していた。(前節は初めて負けた)京産大はG大阪ユースの子がいっぱいいて、うらやましい気持ちもあったり、けど、負けられない気持ちもあって。しかも、会場が万博やったんで、とても気持ち入ったし、負けたけど、めっちゃ楽しい試合だった。(今回の試合は)FC大阪が結構前からハードプレスかけてくるというのを分析していて、そのプレスも自分ならドリブルとか、パスとかではがせるということが分かったので、今後につなげていきたい。自分の強みである攻撃の部分で、相手をドリブルとかパスではがすとか、そろそろ得点に期待しておいてほしい。チームではまずタイトル1つ取れたので、これからリーグ戦と、大臣杯と、インカレ、全部タイトルとれるように頑張っていきたい」
▼MF平松
「本戦出場を決められたことは率直にうれしい。でも、まだまだ通過点なので一喜一憂せずに来週のリーグ戦に向けてチームで取り組んでいきたい。たくさんの関係者の方が試合を見に来てくれて、関大という偉大なクラブだということが身に染みて分かった。試合に出ることができていない選手の支えもすごく助けになり、OB含め関係者の皆さまへの感謝の気持ちでいっぱい。(試合前の狙い)相手は前に蹴ってくるというスカウティングがあったので、僕が前で、ヘディングの強いMF谷岡を後ろにしていた。MF谷岡に競らせたところで自分がセカンドボールを拾う役割を徹底していた。いつもは横関係だが、今日は前と後ろという関係でMF谷岡と共通認識を持っていた。(試合を振り返って)ボールに対しては五分五分にいけた。もっと違いを見せられる選手にならないと上にはいけないかなと思った。少し相手に合わせてしまったが、良かった点もあったのでそれは反省として自分の色を出せるようにしていきたい。(ハーフタイム指示は)相手に合わせないということは監督から言われた。守備の強度を上げることを意識した。(今後に向けて)自分自身まだ点が取れていないので数字が残せるように。チームとしては負けられない戦いが続くので一丸となって頑張っていきたいと思います」
▼MF谷岡
「素直にうれしい気持ちでいっぱい。家族には一番感謝しているし、ありがとうと伝えたい。あとは、僕が卒団しても追いかけて気にかけてくれているアカデミー関係者や、その時のチームメート、保護者の人たちに感謝している。(試合前の狙い)本来自分は前からいきたいタイプだが、今日は相手が蹴ってくる場面が多いと分かっていたのでそれに対してアンカー気味の立ち位置で我慢するというのを言われていた。その仕事はある程度できたと思う。(試合を振り返って)守備は良かったが、攻撃では自分の良さが頻繁には出せなかった。相手がパワープレーをしかけてきたときにどう対応するのが自身の課題。もっと自分がしっかり対応していたらチームとしてもう少し楽に戦えたと思うので反省点だと感じる。(状態良く試合に臨めている秘けつは)アップの雰囲気作り。先週の京産戦では正直ぬるかった。今日は声を出して無理やりにでも盛り上げて体も心もついてきた。全員が声かけて試合にはいたのが好調の秘けつだと思う。(MF三木仁について)仁太(=MF三木仁)は僕より全然技術が高い。左利きで安定している。まだ、1回生で球際とかはもうちょっといってほしいと思うシーンはあるが、想像以上のプレーを見せてくれることが多い。きつい時間に仁太(=MF三木仁)が入ってきてくれて助かっている。素晴らしい選手です。(同期入部のFW百田の得点王について)なんだかんだ決めてきますよね、彼は。真登(=FW百田)は今年は途中出場が中心だが、得点を重ねてくれてチームの強みにもなっている。そんな中でスタメンに抜てきされた試合で点を取ってくれたのはチームの士気も上がるし、真登(=FW百田)のメンタリティやゴールに対する貪欲さはすごい。それが、得点王に結びついたと思う。(次週以降に向けて)天皇杯は、次油断せずに勝つ。そして、まずはC大阪とやるのが一番の目標。そこにいかないと大阪大会で優勝した意味が一気になくなってしまう。まずは全員で気を引き締めて準備をしていきたい。リーグ戦は3戦を終えて、勝ち点9取れたところを勝ち点4しか取れていないのが現状。リーグで勝ち点3を積み上げることが天皇杯にいい流れで入ることにもつながると思うので、もう一度全員で戦っていきたい」
▼MF濱
「試合に勝って大阪代表になれたことは良かった。相手は格上なので自分たちとしては相手のサッカーを理解して勝つためのサッカーをした。(試合を振り返って)練習での対策が試合で発揮できた。そのおかげもあり、無失点で終えられた。前の選手がチャンスを決めきってくれて2点取れて良かった。(今後に向けて)ここで勝てたのは良かったが、次が大切。前は枚方に勝った後にリーグでは負けている。気持ちを切り替えていい準備をして臨みたい」
▼DF川島
「自分は優勝した時の関大を知らないので、前のことはわからないがこのチームなら優勝できると思っていた。それが実現できて良かった。(試合前DFラインでの共通認識は)長いボールが主体のチームだと分析で分かっていたのでロングボールとセンターバックのカバーを意識していた。その分析がうまく実って無失点で試合を終えられた。(今後に向けて)個人的にはまだまだチームに貢献できていない。もっともっとチームのためになれる選手になれるように頑張っていきたい」
▼GK長澤
「2ー0で全員が集中して守り切れて、とても楽しくできた。めっちゃ楽しかった。今までで一番楽しかった。(後半はピンチも多かったが)みんなが体を張って守った結果だと思うので、良かった。みんなが頑張ってくれたので、僕は守るだけだった。次のアルテリーヴォでもぶちかましたい。今年からTOPで、一層気持ちが引き締まって、試合に対する姿勢であったり、練習に対する姿勢がすごく変わってきている。今年は強いので、僕が後ろから鼓舞して、しっかりゴールを守って、C大阪にも勝ちたい」
▼FW西村真
「勝てたのはうれしいが、自分としては悔しさが残った。ずっとスタメンで出させてもらっている中で先週と今日の試合では点を決めることができていない。チームを勝たせる選手になるためにはもっと点を取っていかないといけないと思うので、来週の試合ではその点を意識したい。(FW百田との連携について)この1週間はFW百田選手とツートップ組んでいたので難しいところはなかった。息を合わせることができていたので良かった。(試合を振り返って)京産戦ではあまり自分たちのサッカーができていなかったので、今日は前半から臆することなく自分たちのサッカーをすることを意識していた。そこが勝利につながったと思う。(守備面での意識)相手のロングボールは練習から対策を練っていた。ロングボールを蹴らせないようにすることと前からプレスにいくことはチーム全体としてやっていた。うまくいった場面、自分たちの甘さが出た場面があったので改善点だと思う。(今後に向けて)リーグでは目標は優勝。1戦1戦勝ち星を積み重ねていきたい。天皇杯は再来週に勝たないとJのチームとできない。チャレンジャー精神で自分たちの色を出し切って戦いたい」
▼MF堤
「いつ出るかわからない状況だったけど、チームのためにプレーしようというのはずっと思っていて、残り数分という短い出場時間だったけど、チームが勝てて良かった。自分としてもテレビで放送もあって、すごく注目が集まる試合は初めてだったので、緊張とかはしてなかったけど、いつもより気持ちは入ったし、とにかく自分のプレーをして楽しもうと考えていた。自分はサイドでボールを持ってドリブルで仕掛けて行くのが一番の武器だと思っている。今は試合に出場する時間が長くないけど、短い時間でも自分の武器を出して、アシストとか、ゴールとか、結果に結びつけて、チームに貢献していきたい」
▼MF前田龍
「(天皇杯)本戦に出場できるのは素直にうれしい。(試合前の狙いは)相手は自分たちより格上。チャレンジャーの気持ちを持って挑んだ。前半に先制点、後半にも追加点が取れて良かった。(1回戦を勝利すればアカデミー時代の古巣、C大阪との一戦だが)目の前の一戦に勝てないとC大阪とも試合できない。とにかく次の試合に集中して勝ちたい」
▼MF三木仁
「天皇杯予選は自分が入学する前から始まっていた。先輩たちが勝ってつなげてくれた中で、自分が出たら絶対に負けないと思って試合に臨んだ。(試合前の狙い)中盤でしっかりつぶしきること。スライドを早くして相手にやらせないことと、相手にセカンドボールを拾わせないこと、守備面を中心に意識していた。(プレーを振り返って)攻め込まれる時間が続いた中で自分が落ち着かせたりするところはまだまだ必要。そこが今後課題になってくると思う。(今後に向けて)まだまだ実力はスタメン組には及んでいない。もっと力をつけて上を目指して頑張りたい」
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