◇第67回全日本学生対抗選手権大会◇11月6・7日◇はびきのコロセアム
[男子81kg級]
池田 (85kg・110kg)計195kg
[男子96kg級]
2位 西川 (110kg・145kg)計255kg
[男子109kg級]
近藤 (103kg・133kg)計236kg
4年生にとっては最後の試合。全国の舞台でそれぞれが健闘を見せた。
2日目の81kg級に出場した池田勇樹(経4)は、スナッチ競技で85kgを挙げる。しかし、その後の90kg、94kgは持ち上げることができず、記録は85kgにとどまる。
クリーン&ジャークでは105kgに成功すると、続く110kgもクリア。スコアを伸ばしたい3回目であったが、116kgを持ち上げることはできず、合計195kgで終える。
96kg級には西川弘祐主将(人4)が出場。スナッチ競技では110kgを選択する。1回目こそ失敗に終わったものの、2回目で成功する。しかし、記録を伸ばすことはできない。
迎えたクリーン&ジャークでも、2度目で145kgに成功。重量を大幅に増やした154kgは失敗に終わり、合計を255kgとし、2位に輝いた。
大会最終日に登場した近藤和哉(人2)は、スナッチ競技でまず95kgを難なく持ち上げると、続く103kgも成功する。しかし、3度目の試技では失敗に終わり、悔しさを滲ませた。
クリーン&ジャークでは、133kgを選択。1度目、2度目は立ち上がった後に前にバランスを崩し、失敗に終わる。だが、迎えた最後の試技では見事に持ち上げ、合計を236kgとした。
今大会で西川主将と池田は引退。あとは後輩に託された。この悔しさを胸に、関大重量挙部はさらなる高みへ向かう。【文:上田紫央里/写真:坂井瑠那、上田紫央里】
▼西川主将
「試合前は調子がいいと思っていた。スナッチの3本目は成功したと思ったが失敗で、その後流れが悪くなった。クリーン&ジャークの1本目でもその悪さが出てしまった。大事な1本目を失敗したことで流れが自分に来ていないと思った。3本目は勝負に出たが目の前が暗く見えなくなってしまった。ライバルとして切磋琢磨していた京産大の選手が0という結果になったときに絶対1位を狙いにいきたいと思った。結果的には2位だったので悔しい。(4年間を振り返って)大学に入った当初は環境に慣れることに必死だった。関大の和気あいあいとした雰囲気で、全員が協力して、チーム全体で強くなっていく意識があったのでやりやすい環境だった。4年間かけて成長できたので悔いのないウエイト人生だった」
▼池田
「練習ではあまり調子が出ていなかったが、試合では最後なので結果が残せるようにと思った。練習で見つけた悪いところが出てしまい思うような結果ではなかった。今日で引退なので悔しいという気持ちはあるが、やれるべきことはやれたかなと思う。(4年間を振り返って)周りが強くて、周りに教えてもらいながらできたことが環境に恵まれていた。楽しかった。結果という面では悔しさは残った」
▼近藤
「(今日を振り返って)自分の調整不足や実力不足を感じました。言い訳にはしたくないんですけど、怪我していたんで、練習も最近出来ていなかったんで、自分のベストには程遠い状態でした。(今日に向けてしていたことは)高校の時も、フォームが汚くて記録が伸び悩むことがあったので、今の監督やコーチの指導をもとに、自分の弱点である補強をメインに練習していました。(気持ち的には)自分が一番最後の階級で、4年生の先輩方の引退試合にもなるんで、先輩方が来年からお前らに託したと思ってもらえるような試技をしようと挑みました。試合後はいつものアットホームな感じで声をかけて頂きました。(結果について)前の関西選手権で自分は優勝してたんで、今回の結果を振り返ったら、一人頭抜けている人がいたんですけど、それ以外は接戦で、2位に入れる自分の力もあったんですけど、結果を出せなかったのでまた頑張りたいと思います。(今後に向けて)次の大会で、関西では絶対優勝、全国でも戦えるようになっていきたいので、監督やコーチの指導を煽りつつ、自分の最低限の力を底上げしていきたいと思います」
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