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◇第69回全日本大学選手権大会◇11月16日◇於・日本武道館

[男子組手団体]
3回戦敗退    ベスト32

[女子組手団体]
3回戦敗退    ベスト16

[男子形団体]
第2ラウンド敗退 BEST8

[女子形団体]
第2ラウンド敗退 BEST8

全種目で日本一を目指し、挑んだ全日本大学選手権大会。日本一には届かなかったものの、女子組手団体は2年ぶりのベスト16、男子形団体は3年連続のベスト8入りを果たした。

まず行われたのは団体形。第1ラウンドは男女同時に演武を開始した。男子は石田元気(文3)、大城戸太陽(法3)、土橋輝太郎(社3)の3年生トリオが『クルルンファ』を披露。迫力のある演武を見せ、18.8点を獲得する。グループ4位で第2ラウンド進出を決めた。続く女子は、高校の頃から組む結成5年目のメンバーで上位を目指す。古河蒼波(文2)、古瀬智菜(社2)、松宮千夏海(法2)が『セーパイ』を披露。息の合った演武で19.3点を手にし、グループ2位で第2ラウンドへ駒を進めた。

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△女子団体形のメンバー

第2ラウンドに進んだ男子は、第1ラウンドと同じメンバーで演武。『スーパーリンペイ』を披露し、正確な動きを見せた。しかし、22.3点でグループ3位となり、決勝進出とはならず。3年連続のベスト8となった。女子はメンバーを松宮から高嶋弥世(情2)に変更。型は男子と同じく『スーパーリンペイ』を選択した。気迫あふれる演武を見せるも、21.9点で決勝には手が届かず。男子と共にベスト8となった。

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△男子団体形のメンバー

続いて行われたのは女子団体組手。1回戦は立教大と対峙(たいじ)した。先鋒・小西永遠(文1)は、互いに攻撃が入らず無得点のまま試合が進行する。均衡が破れたのは残り30秒。小西が上段突きを決めると、直後に上段蹴りを決める。さらに終了間際には上段突きを入れ、5-0と快勝。後続に勢いをもたらした。中堅・宮下七菜子(政策4)は相手と適度な距離を保ち、攻撃の機会を伺う。開始1分に上段突きで先制したものの、その後同点に追いつかれた。積極的に攻撃を仕掛けたが、有効とはならず。残り2秒で追加点を与えてしまい、逆転負けを許してしまった。1-1で迎えた大将戦は、村山鈴音(情1)がエントリー。序盤は互いに様子を伺い合い、注意を1つずつ渡されてしまう。開始50秒に足を引っ掛けられ倒されてしまうも、その直前に中段突きをお見舞い。先制点を獲得した。その後相手からの猛攻を食らうも、磐石な守りで失点を回避。後半は攻めの姿勢も見せると、最終的に注意を4まで増やすも1点を守り切る。見事1回戦を突破した。

2回戦の相手は愛知大。先鋒として現れた村山は、積極的に攻撃を仕掛けるも、有効とはならない。それでも村山のペースで試合を展開し、残り34秒に突きで得点を挙げる。さらに追加で有効を得て、2-0で白星を手にした。続く中堅・宮下は、相手との距離を一気に詰めてコートの端に追いやる。また、相手が攻撃を仕掛けてきた際には少し距離を取り、冷静に攻撃を対処した。残り45秒に突きで先制すると、その後は執拗(しつよう)な攻撃を見せ得点する。リードを広げて2連勝を挙げ、ストレートで3回戦進出を決めた。

3回戦は強豪・帝京大と対戦。先鋒・小西は開始直後にコート端まで追い詰められるも、それを跳ね返す勢いで攻め込み、難を逃れる。直後に突きを許してしまうも、冷静さと立ち向かう力を失わなかった。残り1分を切ったところで同点に並ぶと、残り10秒で上段突きを入れる。最後までリードを守り切り、強敵相手に白星を挙げた。続いてコートに立った宮下は、じわじわと距離を詰めてくる相手に苦戦。ペースをつかむことができず、残り42秒で失点を許した。何とか追いつきたかったものの、一瞬の隙を突かれて失点し、点差を広げられる。敗北し、勝負の行方は大将・村山に託された。開始直後に突きで得点をあげるも、直後に追いつかれる。小刻みにステップを踏みながら好機を伺うも、中盤に追加点を許した。近接戦となり互いの拳が入れ乱れるも、有効とはならず。そのまま試合時間は終了。2年ぶりのベスト16で大会を締めくくった。

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△宮下

2回戦からの出場となった男子団体組手は、北大と相まみえる。先鋒・岸本日向(商1)は、開始早々上段蹴りを仕掛けた。得点とはならなかったものの、再開後すぐに中段突きを決め得点。さらに上段突きを決め、点差を広げる。その後も積極的な姿勢を見せ、2-0で白星を挙げた。続いて現れたのは、次鋒・前野魁琉(人1)。序盤から相手を圧倒し、コートの端に追いやる。開始15秒で上段突きを入れ先制すると、同1分にも相手に飛びかかりながら突きを決めた。その後も威圧感を放ちながら相手に立ち向かい、さらに追加点をあげる。実力を見せつけ、勝利した。中堅戦に現れたのは、望月勇稀主将(かずき=人4)。冷静に相手の動きを見極め、突きを連撃して先制した。しかし、その後は激しい攻防戦となる。適度な距離を保っていたものの、残り20秒に一気に詰められ失点した。それでも、最後まで逃げ切り勝利。2回戦進出を確実なものにした。続く副将戦には西川遥輝(法1)が登場。互いに攻撃を仕掛けるも得点につながらず、均衡状態が続いた。均衡を破ったのは西川。残り23秒に上段突きを決め、会場を沸かせた。さらに残り6秒に上段突きを入れ、失点0で大将戦へ。満を持して現れた広沢暖我(はるが=人3)は、開始直後に突きで得点。その後1点を返されるも、怯むことなく立ち向かい着実に得点を重ねる。残り30秒に上段蹴りに決め、6点差以上つけ試合終了。8-1と快勝し、次戦へ勢いづけた。

3回戦の相手は九産大。先鋒・池田剛基(人2)は、にらみ合う時間が続いた。開始30秒に上段突きを決めると、その後も積極的な姿勢を見せる。流れが変わったのは残り1分。攻めにいったところで隙を突かれてしまい、逆転を許した。その後、突きで1点を返し、さらに相手をコートの端まで追い詰める場面も。試合終了のブザーとともに飛び出し突きを繰り出したが、惜しくも有効とは認められず。黒星を喫し、次鋒に託した。続いて現れた岸本は、中盤までリードしていたもののその後は流れを献上。残り36秒に相手に押し倒され、突きを入れられる。その後は攻撃の歯車がかみ合わず、連続失点。大差をつけられ、4秒を残して敗北を喫した。日本一への道をつなぐべく、中堅・望月主将が登場。試合開始からにらみ合いが続き、互いに注意が1つずつ与えられた。開始30秒に体を持ち上げられ床に叩きつけられ、突きを食らう。失点とはならなかったが、会場に緊張感が走った。その後、胸元に突きを入れられ先制を許す。直後に突きで同点に追いつくも、一気に間を詰められ、残り32秒に再び1点差をつけられた。勝利するために必要な点数は2。向かっていく姿勢を忘れず、残り1秒に上段突きで待望の追加点をあげた。体勢を整えると、審判の合図と同時に相手に飛びかかる。何度も攻撃を仕掛けるも、青旗は上がらなかった。試合終了のブザーが鳴り響き、関大の敗退が決定。3回戦で日本一への挑戦は幕を下ろした。

IMG_9826-200x133 【空手道】全国の壁高く、頂届かず
△望月主将

決して満足のいく結果ではなかった今大会。日本一への壁は、たやすく超えれるものではなかった。それでも、全国の舞台で刻んだ悔しさと経験は、さらなる上達の礎となるに違いない。流した涙とこれからの鍛錬が、日本の頂への道を照らしていく。【文/写真:西村果凜】

▼望月主将
「(今大会に向けて準備したこと)特別準備してきたことはなかったんですけど、最後の大会なので後輩たちに教えることは全部教えて。追い込みをしっかりやってきたことが一番やってきたことかなと思います。(大会を振り返って)取って取られての接戦の中でも、みんな最後まで集中力を切らさずにやっていたのですごく良かったなと思います。ですがまだ勝ち切れない部分があったので、そこは後輩たちに託して。来年以降に実力をつけていってくれたら必ず日本一になれると思うので、頑張ってほしいです。(ラストイヤーを振り返って)一言で言えば、めちゃくちゃ楽しかったというのが真っ先に来るかなと思います。後輩たちの元気良さだったり、話しかけてくれて色々喋ったりと1日1日が僕の中ですごく貴重な時間だったので、同期や監督、後輩たちにも感謝したいです。(4年間を振り返って)顎を骨折した後に4年生になって、最初の試合で個人戦初めてのタイトルを取ることができて。挫折しても立ち直って勝ちにいくことができたことを学べたのが、僕の中ではすごく印象的でした。(後輩へ)日本一を取ってください。あとは後悔しないように1日1日を楽しんでください」

▼宮下
「(今大会に向けて準備したこと)コミュニケーションを取ることをすごく心がけました。後輩や佳織ちゃん(小武佳織=法4)も含めて、声をかけてアドバイスをするのもそうですし、特に後輩に直した方がいいところがあるかなどを聞いて、後輩先輩に関係なく意見を出せるようにしました。試合前は遅くまで残って練習をして、みんなで相手のプレースタイルの研究するなど話し合う時間を作ることは意識しました。(大会を振り返って)個人的に最後の大会というのもあってすごく緊張していて、思うように動けないところもありました。ですが、心強い後輩がいたおかげで勝つことができて。練習の成果が実ったわけではなかったけれど、来年以降はもっといいチームになっていくだろうなと感じられる試合でした。(ラストイヤーを振り返って)自分が入学してからずっと女子部員が少なくて。元気が良くて強くてかわいくて、練習にひたむきな後輩たちが入ってきてくれたおかげで、自分ももっと頑張らないといけないと思わせてもらうことの方が多かったので。いい後輩たちのおかげでいいチームに成長していった1年だったなと思います。(4年間を振り返って一番印象深いことは)今日試合したというのもあるんですけど、今日の試合は多分ずっと記憶に残るだろうなと思います。今大会は後輩に支えられてることをより実感した試合でした。本当にいいチームだなと思えたし、自分が勝ち切ることができなかったのが本当に悔しくて。だからこそ、すごく後輩に感謝したい試合でもあるし、自分にとっては一生悔しいと思うような試合になったと思うので、一番印象深いです。(後輩へ)本当にみんなすごく真面目で、明るくて強くて、ビジュアルが完璧で。来年は顔もスタイルも空手も、全部日本一を取ってもらえたらなと思います」

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