◇第60回全日本大学男子選手権大会◇対環太平洋大◇9月7日◇富山県岩瀬スポーツ公園
関 大 101 100 1=4
環太平洋大 050 000 X=5
1(左)倉田
2(一)荒木
3(二)榎
4(捕)末廣
5(中)長尾
6(DP)小葉竹
7(右)野見山
8(三)神藤
9(遊)金谷
FP(投)三浦
インカレ2日目は、おととしの優勝校・環太平洋大と激突した。倉田雄太(情3)の本塁打で幕を開けた今試合。2回に一挙5点を献上し、2点差で最終回迎えた。末廣亮主将(あきら=商4)の適時打で1点を返すも、あと一本が出ず試合終了。涙の2回戦敗退となった。
初回、先頭・倉田が絶好のスタートを切る。打った瞬間にそれと分かる本塁打を放ち、先制に成功。チームに勢いをもたらした。先発を任されたのは三浦航生(人4)。立ち上がりに、安打と四球で走者を背負ったが、最後は三振で締め、無失点に抑えた。

しかし、流れが大きく変わってしまう。2回裏、先頭打者から三振を奪ったものの、1死満塁で1番打者を迎える苦しい展開に。内野ゴロから本塁封殺を狙ったが、失策で一気に2点を献上。マウンドに集まり、仕切り直しを図った直後、適時二塁打を放たれ、2点を追加される。その後、さらにもう1本適時打を許し、この3連打で一挙5点を奪われた。
大量リードを許し、反撃したい3回。またも先頭・倉田が三塁打で好機を演出すると、続く荒木誠人(情4)の犠飛で着実に1点を返す。守備では、三浦に代わり小松琉晟(るいせい=法2)がマウンドへ。力強い投球で2つの三振を奪うと、三者凡退で相手打線を封じ込めた。

4回は、先頭・小葉竹伸(安全3)の死球、続く野見山心(社4)の四球で塁に出ると、神藤光男(化生4)の犠打で二、三塁に。勢いに乗る倉田を警戒した相手バッテリーは、故意四球を選択。2死満塁の場面を迎え、ここで荒木が魅せる。内野ゴロに倒れたかと思われたが、執念のスライディングでセーフに。その間に小葉竹がホームに生還し、3点目を獲得した。

5回は両者三者凡退に倒れ、6回も互いに無得点に終わる。2点を追う運命の最後の攻撃は、1番から始まった。倉田からまたも安打が飛び出し、猛打賞の大活躍を見せる。さらに2死二塁から、4番・末廣主将が土壇場で意地の同点打を放ち、ついに追いついた。この流れのまま、あと1点がほしいところ。DPを兼任した小松が打席に立った。チームの思いを一身に背負い、強烈な打球を放つ。しかし、打球は二塁手のグローブの中に収まり万事休す。あと一歩及ばず、ベスト16という結果に。関大ソフト部の夏はここで幕を閉じた。

今大会をもって、4年生は引退。試合後、選手たちは涙ながらにグラウンドを後にした。「僕らが越えられなかった壁を超えてほしい」。末廣主将は、後輩たちへ力強くエールを送り、その思いを託した。約3週間後には、秋季リーグ戦の初戦を迎える。先輩の思いを胸に刻んだ、新生ソフト部に注目だ。【文/写真:早川莉央】

▼末廣主将
「(今日の試合を振り返って)今年の関大の強さである、逆転されてしまってもすぐに追いついたり、コツコツと点を重ねたりすることができた試合だったかなと思います。(最後のあいさつの際、涙を浮かべていた)これからは、いつもの練習場の柴島グラウンドにもう練習しに行かなくなるなと思い、感極まってしまいました。(4年間を振り返って)自分は野球上がりなんですけど、全然違うソフトボールという競技の世界に飛び込んで、ありがたいことに1年の時から試合に出させてもらいました。本当に素晴らしい先輩と後輩に恵まれて、マネージャーにも支えられてきました。みんなには本当に感謝しかないですし、そのおかげで最後に安打を出せたのかなと思います。(4年間での一番の思い出)やっぱり、今回のインカレが自分の人生の中でもベストゲームだと思います。(後輩たちへメッセージ)僕たちが抜けると人数がかなり少なくなるので、今日活躍してくれた後輩も、試合に出ていない後輩もみんなに試合に出れるチャンスがあります。今のチーム以上にもっと強いチームを作って、僕たちが越えられなかった壁を超えてほしいです。頑張ってほしいです」
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