◇第54回全日本大学駅伝対校選手権大会関西学連出場大学選考会◇6月19日◇たけびしスタジアム京都◇
[男子10000㍍タイムレース]
亀田仁一路(安全3) 1位 29:16.74
大髙肇(社4) 5位 30:05.01
嶋谷鐘ニ郎(法4) 8位 30:08.01
嶋田匠海(1) 38位 31:16.31
坂東壮琉(商2) 44位 31:30.99
石井滉人 (安全3) 48位 31:38.97
坂本亘生(化生2) 52位 31:44.72
伊藤仁(経3) 54位 31:54.49
谷村恒晟(1) 56位 31:57.31
市川侑生(1) 63位 32:06.71
[総合]
関大 4位 4:07:35.24
全国三大駅伝のうちの2つ、全日本大学駅伝と出雲駅伝出場をかけた予選会。エースの亀田、ロングパート長の嶋谷を筆頭に10名が10000㍍を走り、その上位8名の合計タイムを競う。昨年の雪辱を果たし、両大会に出場すべくレースに臨んだ。

第1組を走ったのは伊藤仁と市川。2人とも序盤から先頭集団に入りレースを進める。1000㍍のラップタイムが3分26秒と、スローペースになる場面も見られたが、残り2000㍍から全体が一気にスパートをかけた。先頭に食らいつき、伊藤仁は2着、市川は6着でフィニッシュラインを切った。第2組には坂東壮、石井、坂本が登場。1組よりハイペースな展開の中、集団の真ん中でレースを進める。5000㍍通過時点で坂東が先頭集団の前方に食らいつき、石井、坂本も後方で粘る。苦しい表情を見せながらも最後まで走り切った。





夕日が沈む中、第3組のレースがスタート。嶋田、谷村の1年生2人が出場した。2番手集団でレースを展開したものの、終盤にかけて徐々にペースを上げていく。2人とも自己ベストを更新する力走を見せた。最終第4組に出場したのは、嶋谷、大髙、亀田の長距離パートを代表する精鋭たち。「絶対に一番で走る続ける」と意気込んだ通り、エース・亀田はスタートから首位に立ちレースを引っ張る。「5000㍍まではじっくり行こう」(嶋谷)。大髙、嶋谷は周囲の位置関係を見ながらレースを展開した。5000㍍通過時点では亀田の独走状態に。後続を引き離す圧倒的な走りを披露した。そのまま1着でゴールし、大髙・嶋谷は自己ベストを大きく上回ってのフィニッシュ。全員が全力を尽くした。






3位以上は全日本大学駅伝と出雲駅伝、4位以上は出雲駅伝の出場権を獲得する。昨年は20秒差で5位だった関大。全競技終了後、緊張が走る中発表された総合結果の順位は4位。目標としていた関西1位には及ばず、悔しさの残る結果に。しかし、20年ぶりとなる出雲駅伝出場を決め、亀田は日本学連選抜として全日本大学駅伝への出場権を獲得した。

「悔しい気持ちが強いが、練習の成果は出せた。全国駅伝に出たいと思って4年間やってきて、全国駅伝の切符をやっとつかんだ」と嶋谷。出雲駅伝が行われる10月10日までの数カ月、さらなるレベルアップを図る。関大の名を全国に轟かせるために。【文:小西菜夕/写真:小西菜夕・貴道ふみ】
▽亀田
「この1年間してきたことは何1つ妥協なく、関西一番になるためにやってきたと思っているので、4位という結果にはなってしまったんですけど、悔いなく走り切れた結果かなと思います。もう(トップで)行くっていうのは昨年、レースが終わった段階から決めていて、自分が単独で関西で一番を取らないと、関大は(全国に)行けないっていうのを心に決めて、走る前から絶対に一番で走る続けるぞという気持ちでいきました。この1年間強い意志で取り組んできていたので、この30分間で変わることはなかったです。(最初の1000㍍の入り)予定通りという感じで、設定したタイム通りに、準備してきた通りの走りができたかなと思っています。(途中の他選手の追い上げ)本当に最後まで怖かったところはあって、やっぱり自分の走りに集中するっていうところで、後ろを振り返ったり、スクリーンで後ろを確認するのも気が引けてしまうので、しないようにしていました。先輩方もこの1年間、チームのために全てを尽くしてくれていたので、自分は集中して走ろうという思いで走りました。(関カレの悔しさから)関カレのレースはかなり悔しかったレースではあったんですけど、(長距離パートの)キャプテンの嶋谷さんが3000㍍障害で引っ張り切って優勝したっていうのが、自分の中でかなり強烈な印象が残っていて。僕が負けていては駄目だというところで、自分は10000㍍で、同じようなレースで勝ち切るんだっていう思いを持って、この関カレが終わってから練習をしました。(3位と40秒差について)やはり40秒は8人だとかなり少ない秒差ではあるんですけど、高いハードルかなっていうふうには思っています。昨年20秒で逃してしまって、今年は40秒差なので、やはり少しどこかまだ詰め切れていない部分があるのかなというところと、再来年につなげていくようにしていきたいなと思います。(20年ぶりの出雲駅伝出場について)ようやく止まっていた歴史を動かすことができたことは誇りに思っていますし、とりあえずは出雲駅伝に出場できるということで、しっかり快走して強さを見せることができれば、満足したというか、やり遂げた感じにはなれるかなと思っています。出雲駅伝に目標を置いて、この数カ月取り組んでいきたいと思います。(学連選抜選出について)昨年の学連選抜出場にかなり挑戦しづらいような、やっぱりチームを離れるので難しい部分はあったんですけど、個人として区間賞を取ることは目標をずっとずらさずにいきたいなとは思っています。来年全日本大学駅伝に自分が4年生としてチームを出場させる時に、少しでもプラスになるような走りができればなと思っています」
▽嶋谷
「関西1位通過を狙っていての4番だったというところで、非常に悔しい気持ちが強いです。ですが、練習の成果は出せたかなっていうところはあったので、今日は全員が100%で走ってくれたからこその4番だったので、その100%をもっと上げるしかないのかなと感じました。昨年の20秒差っていうのは4組で戦えなかった、エースがいなかった、エースで戦えなかったっていうところが非常に大きかったと思います。29分台が1人もいませんでしたし、30分一桁で走る選手もいませんでした。今年はエースを作ろう、4組でチームで勝とうと決めて、4組では関西トップの3人でのタイムは亀田が稼いでくれたおかげで出せたんですけど、やっぱり4番手5番手に出てくる選手がなかなか難しかったっていうところが、今回の40秒差につながったかなっていうふうに思っています。そこは自分と大髙が抜けてしまうので、来年にもつながる課題です。亀田だけじゃなくて、自分と大髙だけじゃなくて、もっともっと全員で戦う姿勢をこの1年間やれば何とかひっくり返してくれるんじゃないかなと思っています。(レースを振り返って)亀田が逃げていたので、変にハイペースで行くと亀田が稼いでくれた意味がないので、スローで行ってくれたら、その後ろの集団で何とかいけるなっていうところで進めていました。5000㍍まではじっくり行こうっていうところでかなり余裕があったので、大髙や他大学の位置を見ながら、コーチ席からどれぐらいの差だという話は聞いていたので、まだ仕掛けるときじゃないなっていうところで粘っていました。(20年ぶりの出雲駅伝出場について)全日本大学駅伝と出雲駅伝の両方に出ることを目標としていたので、やり切れない思いもあります。ただ、出雲駅伝っていうところに立てるのが過去の先輩もほとんど経験していない、初めてチームとして戦うというところで、あまりデータもないんですけど、6区間で短い距離がメインの駅伝なので、関大は5000㍍の持ちタイムでいくとかなり関西のトップの方なので、今日の予選会は10000㍍でしたけども、上位3名強い選手もいますし、6区間で短い距離だったら関西トップを狙えると思うし、関東の大学とも戦えると思います。(出雲駅伝に向けて)まず5000㍍のタイムを上げていかないといけないっていうところは出雲駅伝を見据えてありますし、今日の敗因の一つでもあった。やっぱり4番手5番手っていうところを誰かが出てこないといけないなっていうところは思います。亀田だけじゃない、自分や大髙だけじゃないっていうところを、今日の悔しさを糧に奮起してくれたら、もっと強くなるチームだと思うので、この悔しさをばねにっていうのは簡単には言えないんですけど、しっかりと受け止めて、来年絶対自分が4組を走ってタイムを稼ぐんだと思う選手が何人出てこれるか、そこにかかっていると思います。関大に入って、全国駅伝に出たいと思って4年間やってきて、やっとつかんだ全国駅伝の切符なので、出るだけでは面白くないですし、まず出雲駅伝で関東とも戦うぞっていう意識、そして出雲駅伝を走ることによって、他の選手もやっぱり全日本へ出たかったという思いだったりとか、まだまだ関大も戦えるぞってところ、色んな感情がまた芽生えると思うんですけど、僕の代で終わるんじゃなくて、来年も全国駅伝に出る強いチームにしていって欲しいなと思います」
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