◇令和7年度関西学生秋季リーグ戦第1戦◇対立命大◇8月25日◇大浜だいしんアリーナ
●関大1-6立命大
[S1]四辻●0-3
[S2]面田●1-3
[S3]人見○3-2
[W1]人見・坂根●1-3
[S4]津村●1-3
[S5]坂根●0-3
[S6]宜保●0-3
ついに秋季リーグ戦が幕を開けた。今春、1部昇格を果たした関大は、昨春以来となる1部での戦いに。初戦の相手は今春1部1位の強豪・立命大。1、2番手は敗れるも、3番手の人見航希(社4)がフルゲームの末に勝利をつかんだ。ダブルスと津村真斗(社3)も多彩な攻撃で1ゲームを奪う。デュースにもつれる接戦のゲームもあったが、逆転かなわず敗戦。それでも、立命大から6ゲームを奪い、収穫のある試合となった。

トップバッターとして出場したのは四辻佑太(法3)。序盤、相手のミスもあり、4ー2とリードを奪う。だが、中盤は相手の攻撃が徐々に安定感を増していった。それに対し、四辻もストレートへのカウンターを試みる。しかし、思うように台に入れることができない。なかなか、自分のペースを作り出すことができず、第1ゲームを6ー11で落とした。第2ゲームは、粘り強い戦いを見せる。相手の強打に対しても無理に強いボールを返さず、つなぎの姿勢を見せた。サービスからの3球目では、果敢に攻撃を仕掛けるなど積極的な姿勢を見せる。だが、決めきることができず、中盤にリードを許してしまった。その後は、懸命にプレーしたが挽回することはできず。このゲームを5ー11で落とし、2ゲーム連取を喫した。それでも、追い込まれた第3ゲームでは四辻らしい攻撃を見せる。サービスから優位な展開を作り出すと、落ち着いて得点を決めた。レシーブからの展開でも、ミスを誘い、連続得点。5ー0とリードする。しかし、レシーブミスや、相手の得意とする形でポイント連取を許すと、後のない四辻はすかさずタイムアウト。悪い流れを断ち切ろうと試みる。その後は、一進一退の攻防となった。6―8の場面では、バックサイドに逃げていくサービスに対し、バックハンドドライブをストレートに打ち込む好プレー。相手に一歩も動かせず得点を挙げベンチを沸かせる。しかし、相手にマッチポイントを握られると、最後はバックハンドスマッシュがオーバー。ゲームカウント0ー3でストレート負けに。勝利には届かなかったものの、最終ゲームではリードを奪うなど次へとつながる一戦となった。

2番手で出場したのは面田悠佑(情1)。初めての1部での試合ながら、緊張を感じさせない、生き生きとしたプレーを見せる。バックハンドがさえわたり、序盤からリードを奪うと、その後も丁寧に返球していった。中盤まで試合を優勢に進める。だが、終盤に逆転を許すと粘り切ることができなかった。7―11でこのゲームを終える。一方、第2セットは面田の独壇場に。センスあふれるバックハンドで相手のミスを誘うと、フリックやフォアハンドでも得点を挙げていく。最後まで相手に隙を見せず、このゲームを11ー5で完勝した。ゲームカウント1ー1で迎えた勝負の第3ゲーム。しかし、序盤から苦しい展開を強いられる。相手の角度のあるフォアと強弱自在のドライブに対して、思うように返球することができない。流れを変えようと、フェイントをかけたツッツキや回り込みフォアドライブなど積極的なプレーを仕掛けるも、最後まで流れを引き戻せなかった。5ー11でこのゲームを奪取される。第4ゲームも、相手の的を絞らせない攻撃に苦戦。なかなか自身のリズムに乗ることができず、セットカウント1ー3で敗れた。
3番手として現れたのはエース・人見。相手は関カレベスト8の実力者だ。第1ゲームは、フォア側に逃げていくフリックやツッツキに苦しめられ5ー11で落とす。だが、第2ゲームでは、そのボールに対応。しっかりと踏み込むことで、強力なフォアハンドドライブを放ち、このゲームを制した。第3、4ゲームは一進一退の攻防を繰り広げ、ゲームを分け合う形に。ゲームカウント2ー2で運命のファイナルゲームを迎えた。互いの意地がぶつかり合い、取って取られての展開が続く。勝負はデュースまでもつれ込んだ。サービスから優位に進めるとラリー戦を制し、ゲームポイントを握る。最後は渾身(こんしん)のフォアハンドドライブがエッジとなり勝利を収めた。

1勝2敗の状況で、ダブルス戦が行われる。関カレ優勝の人見・坂根獅馬(しうま=人1)ペアは、ダブルス戦を勝利し、2勝2敗にしたいところだ。第1ゲームの序盤は一進一退の攻防が続く。一時はリードするも、ラリー戦を制され連続失点。9-11とわずかな差で第1ゲームを落とす。第2ゲームは中盤まで相手優位で試合が進んだ。しかし、8-8以降からはサーブで相手を翻弄(ほんろう)。このゲームを奪い、ゲームカウント1-1とする。取りたい第3ゲームだったが、ラリー戦に持ち込まれ、台上でのプレーを得意とする2人にとっては厳しい状況が続いた。ドライブを放つも返され、打ち抜くことができない。第3ゲームを献上し、勝負の第4ゲーム。ミスが重なり、一時は5点差に。それでもサーブから流れを作り、徐々に点差を縮める。人見が2球目をチキータで仕留め、同点。しかし、オーバーミスが続き、ゲームカウント1-3で敗戦となった。

1勝3敗となり、後がなくなった関大。ダブルス戦が終わり、シングルス4番手の津村と5番手の坂根が同時にコートに立った。津村は第1ゲームを落とし、迎えた第2ゲーム。1-5と序盤は相手を追いかける展開に。それでもフォアドライブが要所で決まる。先に相手がゲームポイントを握るも、3連続得点で同点に。しかし、ミスが続き10-12でゲームを献上した。第3ゲームは津村のペースで試合が展開。コースを突くドライブが多く決まり、このゲームを奪った。しかし、第4ゲームは相手の強烈なドライブに苦戦。健闘見せるもゲームカウント1-3で敗戦した。
津村の隣の台で懸命に戦っていたのは、初めて1部の舞台に挑む坂根だ。第1、2ゲームは攻撃の糸口を見い出せず、連続してゲームを献上。反撃したい第3ゲームは、フォアドライブとサービスエースがさく裂し、主導権を握る。先にゲームポイントに到達するも、オーバーミスが重なり、惜しくも敗戦を喫した。
最後に登場したのは、宜保。第1ゲーム序盤は相手のカウンターに苦しみ、リードを許す。その後も流れを変えることができず第1ゲームを献上した。第2ゲームは粘りのプレーで得点を挙げる。しかし、後半は思うように相手の強力な両ハンドをブロックすることができなかった。2ゲーム連取を許すと、勢いに乗った相手を止められず。ゲームカウント0-3で敗れた。

強豪相手に競った試合を繰り広げた関大卓球部男子。次戦以降も格上との対戦が続いていく。第2戦は今春2位の同大と対峙(たいじ)。個々の役割を全うし、悲願の1部残留へ。関大の挑戦する姿に注目だ。【文/写真:井藤佳奈、金佐康佑】
▼中西玉主将(ひかる=化生4)
「(秋季リーグ戦に向けた取り組みは)春季リーグ戦の時に1部に昇格することができて、その中で部員一人一人が強くなれたこととして、練習試合に行くという取り組みがありました。試合に行った後、どういう相手と試合をして、自分はどういう目標を立てて、練習試合をして、実際はどうだったかみたいな振り返りまでやってもらいました。そういう振り返りを行い、着実に部員が強くなれるように取り組むようにしました。(チームとしてどのような思いで秋季リーグ戦に挑んだか)この前のミーティングで話したことですが、今日の試合を見ていても、1部の人たちと比べると、技術的なところでは劣る部分があると思っていて。他のところでその部分を補って、チーム力で勝てるようにしようと。どこかのプロチームのミーティングで話されてたんですけど、心技体と知和があるんですけど、知識は頭的なことで、最後の和というところが、応援の力や仲の良さ、チーム力を数値化しているみたいな感じで。それの掛け算でその総合力が決まるという話でした。関大も技術では劣ってしまうけれど、応援やチーム力、仲の良さとか、そういうところでは負けないようにしようと話をしました。(今試合を振り返って)エースの人見は頑張って勝ってくれました。あとは面田とか津村、坂根も負けてしまったんですけど、いいプレーも多かったです。この試合に向けて仕上げて、強みを出してくれたのは良かったです。明日以降も期待できるかなと思います。(今後の意気込みは)今回も目標を2つに分けています。1つは達成目標に1部残留を置いていて、もう1つの挑戦目標には1部で上位に行くことです。どちらにしても1部で勝つことが大事なので、勝ちにこだわって、チーム一丸となって頑張りたいです」
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