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◇2023ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節◇対立命大◇11月19日◇於・たけびしスタジアム京都

【前半終了】関大22-15立命大
【後半終了】関大12-14立命大
【試合終了】関大34-29立命大

両チーム、1勝と入れ替え戦の危機で迎えた立命大との対戦。試合開始直後に先制点を奪うと、終始リードする展開で前半を終えた。しかし、後半開始早々に同点に追いつかれてしまう。一時はリードを許すもLO中村将人(経1)のキックチャージからのトライで逆転に成功すると、そのまま逃げ切り勝利を収めた。

試合は相手のキックでスタートする。開始直後から仕掛ける関大。混戦から押し込みPR宮内慶大(人3)が先制トライを決める。SO池澤佑尽(人4)がコンバージョンキックを決め7点を先取。前半7分には、HO垣本大斗主将(政策4)からSO池澤、最後はWTB立石和馬(人3)に鮮やかなパスが通り得点を奪う。ここもSO池澤がコンバージョンキックを決め得点。序盤から相手ラインアウトのカットやキックに素早く反応しタックルを仕掛けるなど攻めの姿勢を見せる。

-300x200 立命大相手に歴史的勝利!
△SO池澤佑尽(人4)
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△WTB立石和馬(人3)

前半14分、相手のオフロードパスがつながりトライを決められるもキックは外れ14―5。21分にはゴール付近で押し込まれ4点差に縮められてしまう。中盤は苦しい展開が続き22メートルラインを超えられない。前半26分、キックパスを受けたWTB澤口飛翔(社4)が脚力を生かしトライ。しかしコンバージョンキックは決まらない。36分にはサイドを使った攻撃で失点し、なかなか点差を広げられず。前半終了間際の40分には相手のノットロールアウェイの反則を受け、ペナルティーゴールを選択。SO池澤のペナルティーゴールで22―15とし、前半を終える。

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△トライを決め喜ぶ選手たち

このまま逃げ切りたい後半。しかし後半5分にトライとキックを決められ同点に追いつかれる。後半13分、強力なドライブからHO垣本主将のトライで再びリード。追いつかれまいとWTB澤口やSO池澤がパスカットでディフェンスする。しかし25分、トライとキックを奪われ逆転を許してしまう。直後の28分に途中出場のLO中村将がキックチャージからトライを決め逆転。ビッグプレーに関大応援席は大いに沸く。試合終了間際は相手にゴールライン付近まで攻め込まれ緊迫した展開。それでも最後は、相手ラインアウトをカットし外に蹴り出して試合が終了した。

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△LO中村将人(経1)
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△集合写真

前半は終始リードする展開で折り返したが後半に逆転を許した関大。それでも再逆転に成功し2勝目を挙げた。勝ち点を9に伸ばし、入れ替え戦圏内の危機から脱した勢いそのまま、次戦も勝利を目指す。【文:櫻田真宙/写真:岩口奎心】

▽佐藤貴志監督
「チームとしては負けが続いていて入れ替え戦が見えている中、勝ち切って自力で入れ替え戦に行かない、また、立命館とは30数年勝っていなかったという中で、この代で新しい歴史を作ろうといった気持ちで挑みました。試合展開はリードする中で自分たちのラグビーができる時間とできなかった時間があったなかで、しっかりリーダーが修正して、最後勝ち切ってくれたことには嬉しく思っています」

▽垣本主将
「今回の試合は32年間立命館には勝てていなかったというところで、今年は絶対勝とうとは常々、自分たちリーダー陣からも選手に伝えていて、前節の近大戦から細かい部分のミスが多かったので、そこを修正しようと2週間練習してこの試合に挑みました。試合の展開では、初めに先制できることは今まであまりないゲーム展開で良い感じだと思っていたのですが、自分たちの気の緩みもあったところで相手に連続してトライを奪われたりしましたが、最終的に勝てて良かったです」

▽中村将
「(試合を振り返って)前半から得点を奪い接戦の場面で試合に出場したので、何か仕事をしないといけないと思っていたなかで得点を決められたので良かったです。(キックチャージを振り返って)今まで成功したことがなかったのですが、あそこしかできる仕事がなかったので成功して良かったです。(プレイヤーオブザマッチを受賞)驚きました。自分だけじゃなくて、みんながスコアを作って体を張ってくれたおかげなので、自分だけじゃないトライだと思います。(次戦に向けて)自分は途中からの出場かもしれませんが、後からみんなを元気づけられるように、チームを良い形に持っていけるようにしたいです」

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