関外大に勝利!リーグ初白星
◇2023年度関西女子学生リーグ第8戦◇対関外大◇10月7日◇於・関西学院大学
[第1Q]関大18-14関外大
[第2Q]関大18-16関外大
[第3Q]関大21-21関外大
[第4Q]関大20-18関外大
[試合終了]関大77-69関外大
まだ白星を挙げられていないまま、リーグ8戦目を迎えた関大女バス。何とか1勝目を飾りたいところ。試合は開始直後から関大がリードする。第2クオーター(Q)も主導権を握り、試合を進めた。日高さくら(人2)を中心に、多方面から多くの選手がシュートを沈め、着実に得点を重ねる。そして、8点リードで見事勝利を収めた。
試合は新島怜侑(社2)の先制点から始まった。続けて石井花那(文1)が2本のシュートを沈め、開始から6-0とリードを広げた。さらに、日高、新島が連続でシュート決める。幸先のいいスタートを切った。しかし、ここから相手が追い上げ12-12と同点に追いつかれる。その後は福井響(政策3)や日高が得点し、4点リードで第2Qにつないだ。
第2Qは両者が交互に得点する展開に。関大は河野楓佳(人4)や、塩澤小夏(文3)、田代伶奈主将(法4)がコートインするなど、選手を入れ替えながら試合を進めた。このQを通して、日高や福井を中心に得点を決めていく。中盤には獲得したバスケットカウントにて、日高がフリースローをしっかり決めた。そして、36-30で後半を迎える。
さらにリードを広げたい第3Q。開始から日高と福井が、続けてスリーポイントシュートを決めた。しかしその後、相手も2本のスリーポイントシュートを沈める。関大はタイムアウトを取り、立て直しを図った。タイムアウトが明けると、塩澤がゴール下に切り込み得点。さらに、日高と松木りん(人2)が獲得したフリースローを2本とも沈めた。終盤には、田代主将が自陣でスティールに成功すると、そのままレイアップシュートにつなげ、得点。第3Qで点差は変わらず、6点リードで終えた。
このまま勝ち切りたい最終Qは、開始から相手が連続でシュートを決め、2点差に迫られる。関大は新島がスリーポイントシュートを、川崎真子(人1)がフリースローを2本沈め反撃。さらに新島のノールックパスから日高が反応し、得点を決める場面も。しかし、再び2点差に詰められ、関大はタイムアウトをはさむ。円陣を組み、「勝ちましょう」と気合いを入れ直した。残り3分のところで試合再開。直後にゴール下から日高が得点し、続けて新島がスリーポイントシュートを決め、一気に相手を引き離した。そして、最後まで攻撃の手を緩めず77-69で、待望のリーグ1勝目を飾った。
強豪ひしめく1部リーグで苦戦を強いられた前半戦。リーグ終盤に突入し、ついに初白星を収めた。「今日できなかった反省の部分を改善して明日もしっかり勝ち切りたい」(田代主将)。最終戦は翌日、園女大と対戦する。今日の勢いそのままに、連勝で有終の美を飾る。【文:松尾有咲/写真:滝口結月】
▼田代主将
「(今試合を振り返って)自分たちはいつも出だしが悪いです。(今試合は)まだまだミスは多かったんですけど、しっかりリードして終われたのは1つ良かったところかなと思います。勝ち切れたんですけど、まだまだ細かなミスが多くて、自分たちの流れになったときにもっと点差を広げられるシーンで小さな判断ミスであったり、相手にリバウンドを取り込まれてしまうことがあったので、そこを明日はしっかり改善していきたいなと思います。(リーグ序盤から成長を感じるところ)最初は上位チームと当たっていて、負けが続いた中でだんだん雰囲気が暗くなってきていました。そこで一度チームで話し合って、もう1回全員で声を掛け合っていこうと話して、そこから練習の中でも雰囲気が良くなってきました。自分自身けがをしてしまっていて練習の中には入れない期間が続いたんですけど、下級生の子たちが、練習でキャプテンがいない中でも、しっかり自分たちで声をかけるということがリーグの中盤からできるようになってきました。後輩たちが頼もしくなったなと思います。(どの選手も得点を決めていたが)自分たちはシュートを打つのが得意な子が多いので、そこは自身を持って、空いたら打っていこうと声をかけています。日高がエースになってくるので、そこに相手が寄った時に外にさばいて、さばいてもらったからにはしっかり決めるということはチーム中では結構話しています。自信持って打てたのは良かったです。(最終戦への意気込み)明日の園女大はすごく走り回ってくるようなチームです。今日は相手にドライブに行かれているシーンが結構あったんですけど、そこのポジション移動がまだまだ遅かったので、今日できなかった反省の部分を改善して明日もしっかり勝ち切りたいと思います」
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