◇第77回文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権大会◇9月2・3日◇藤波台運動能都健民テニスコートほか◇
【男子】
[2回戦]○関大3ー0名工大
○石原・内藤4ー0多部・片山
○中別府・池田4ー0遠山・加藤
○波多野・西端4ー0葛西・畔田
[3回戦]○関大3ー0専大
○石原・内藤4ー0多部・片山
○中別府・池田4(7-4)3遠山・加藤
○波多野・西端4(8-6)3葛西・畔田
[4回戦]●関大0ー3法政大
●石原・内藤0ー4橋場・桑山
●中別府・池田2ー4山本・広岡
●波多野・西端2ー4内藤・菊山
【女子】
[2回戦]〇関大3-0帝京大
近藤・川﨑4-0谷崎・石垣
谷口・西村4-1岩永・櫻井
武田彩・武田悠4-0小島・山崎
[3回戦]〇関大3-0星城大
近藤・川﨑4-1上原・若宮
北山・浅見4-2小嶋・杉野
江口・川口4-1奥村・山田
[4回戦]〇関大3-2東女体大
北山・浅見4-2山田・染井
近藤・川﨑1-4及川・縄田
江口・川口4-2鈴木・白崎
北山・浅見1-4及川・縄田
江口・川口4-2及川・縄田
[準々決勝]●関大2-3神戸松蔭女大
北山・浅見2-4矢野・本間
近藤・川﨑2-4藤井・永田
江口・川口4-2長谷川・高松
江口・川口4-2矢野・本間
江口・川口1-4藤井・永田
西カレから約1カ月半。男女ともに石川県にて行われるインカレに出場した。最初の2日間は大学対抗戦を実施。女子は西日本王者として全国の舞台での飛躍を誓い、『日本一』を目指して強豪校に挑んだ。男子は昨年ベスト8と健闘を見せ、今年はそれ以上の結果を目標に団体戦に臨む。結果は、女子は関東1部校を倒し、準々決勝に進出。神戸松蔭女大には敗れたものの、ベスト8と健闘を見せる。男子は4回戦で法政大に敗戦し、惜しくもベスト16止まりとなった。
男子はシード権を獲得し、2回戦からの出場。春季リーグでは最短での1部リーグ昇格を決めた。西カレでも団体でベスト8、シングルスで中別府凌(商4)・池田匠吾(人3)組がベスト16入りを果たすなど勢いづいている。
今大会でもその勢いのまま勝ち進んでいく姿が見られた。2回戦、3回戦をストレート勝ちで突破。出場している選手だけではなく、応援している選手たちも盛り上がりが目立つ。さらに、関大特有のユーモアある応援は試合を盛り上げ、選手たちもそれに乗るようにポイントを重ねていった。
そして迎えた3回戦。ここまで順調に進んできた関大だが、法政大が壁となる。石原仁(安全3)・内藤拓磨(人1)が4ゲーム取られ、敗北を喫する。続く中別府凌(商4)・池田匠吾(人3)組、波多野倫(政策4)・西端隆太(経4)組が粘り強いプレーを展開し、2ゲームを勝ち取った。しかし、激しい攻防の末敗北し、最終結果はベスト16となった。

女子は1回戦からの出場。昨年はベスト16と満足のいく結果とはいかなかった。今年は5年ぶりに西カレを制覇。他にも、関西ダブルスでは近藤衿奈(人4)・川﨑海奈(人4)組が優勝、江口咲礼紗(社1)・川口真歩(文3)組が準優勝とタイトル争いに多く関わり、満を持してインカレに臨んだ。
その実力の通りに1回戦、2回戦を難なく突破する。迎えた3回戦は東体女大と対戦した。この試合に勝てば2日目に進むことができる。だが、相手は関東1部所属の大学。過去にはインカレ7連覇を達成したこともある強豪だ。ここまで勢いに乗って勝ち進んできた関大でも一筋縄ではいかない。
それでも、北山いるみ(人2)・浅見今日子(人3)組が先勝。ダブル後衛で相手を翻ろうした。近藤・川﨑組は敗戦したものの、江口・川口組はしっかり勝ち切る。2次戦に突入し、北山・浅見組が及川・縄田組と対戦。しかし、ここは相手に軍配が上がる。3次戦で江口・川口組が3本回しを阻止すべく、コートへ入った。ゲームカウント(G)を先行し、優位に試合を進める。相手追いすがったが、そのまま4-2と勝利。見事ベスト8進出を決めた。

2日目はベスト4進出を懸け、神戸松蔭女大と対戦。神戸松蔭女大は、関大と同じく関西1部で長年ライバルとしてタイトル争いを繰り広げてきた。やはりインカレでも関大の前に立ちはだかる。先に2敗を喫し、厳しい展開からのスタート。それでも、江口・川口組が粘りを見せた。まずは、1勝を収め、2次戦へ。2次戦でも理想通りに得点を重ね、危なげなく、白星を上げる。3本回しを目指して3次戦に挑んだ。ベスト4進出が目の前まで迫ったが、最初の2Gを立て続けに取られるなど一歩及ばずに敗戦。準々決勝で敗退となった。

1年間の集大成となったインカレ。楽しみながら勝利を重ね、関大らしさを発揮した。このあとには個人戦が開催される。ダブルスでは、江口・川口組がベスト16進出とここでも活躍を見せた。明日のシングルスでも上位入賞を目指し、最後まで駆け抜ける。【文/写真:長鴫海莉・文:大森一毅】
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