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令和5年度関西六大学連盟春季リーグ第2節◇対立命大2回戦◇3月17日◇わかさスタジアム京都◇

立命大 002 021 012=8
関 大 400 000 000=4

(立)池田和―吉村
(関)山下、松尾、三浦、田治―福永

1(右)藤澤
2(中)加藤
3(左)日高
4(指)山本遼
5(三)橋本
6(捕)福永
7(遊)福留
8(一)今村
9(二)濱田
先発 山下

2試合連続で完封負けを喫している加藤準硬。負けると今後のリーグ戦が厳しくなる中、中1日でエース・山下皓司(化生3)を再び先発に送り込んだ。試合は打線が1回から得点をあげリードを奪うも、そのリードを守り切ることができず3連敗となった。

前日80球以上を投じている中、2日連続の先発となった山下。先頭打者に中前への安打を許し、2者連続でストレートの四球を出すなど、不安定な投球でいきなり1死満塁のピンチを招く。しかし、後続を三球三振に抑えると、次の打者には自己最速の141㌔の直球を投じるなど力投を見せ、三ゴロに打ち取りピンチを脱した。

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△山下

その裏の攻撃、1番で起用された藤澤駿平(政策2)が相手の失策で出塁すると、続く加藤陽也主将(人3)も相手の失策で出塁。3番の日高涼汰(経2)は左飛に倒れ、1死二、三塁で4番の山本遼太郎(文3)に回る。山本は3球目を右方向へ打ち上げるが、再び相手が捕球に失敗。相手の3度目となる失策で1点を先制した。なおも1死一、三塁の場面で続く5番・橋本昴来(安全1)は初球からスクイズを実行。再び相手の失策で三塁走者の加藤主将が生還。続く福永翔太(社2) の打席では、2球目に一塁走者の橋本と三塁走者の山本が重盗を試みた結果、両者ともに盗塁に成功し3点目をあげた。さらに7番の福留涼平(商2)に適時打が生まれ、初回から一挙4点を先制した。

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△本盗を決めた山本遼
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△福留の適時打で生還した橋本

先発の山下は2回も0点に抑え降板。3回からは松尾尚矢(経3) がマウンドに上がった。しかし、1死から四球を出すと、続く打者に三塁打を放たれ失点。さらに次の打者の遊ゴロ間に生還を許し2点を失った。それでも4回は1死一、二塁のピンチを0点に抑える。

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△松尾

5回のマウンドには三浦太我(法3)が上がった。しかし、先頭打者に死球で出塁を許すと、安打と四球でいきなり無死満塁のピンチを招く。ここで相手打者に中前に打たれ、2点を失い、試合を振り出しに戻される。ここで三浦は1死も奪えぬまま降板。4番手のマウンドに上がった田治健太郎(経3)は、代わり端に犠打を許し1死二、三塁と勝ち越しのピンチを招く。続く打者に一塁線へ鋭い当たりを許すが、一塁手の今村優真(経1)が打球に飛びつき失点を許さなかった。味方の好守にも助けられた田治は、このピンチを無失点で切り抜けた。

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△三浦
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△田治
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△ヒット性の当たりをアウトにした今村

田治はそのまま9回まで投げ抜いた。しかし、6回には犠飛で勝ち越しを許すと、8回には相手の4番に本塁打を浴びる。さらに9回にも2本の適時打を浴びるなどし、最終的に4回2/3を投げ、被安打5で4失点となった。

4点のビハインドを背負った打線は9回、先頭の加藤主将がセーフティバントで出塁すると、続く日高も左前への安打で続く。無死一、二塁の反撃のチャンスを作ったものの、後続は走者を帰すことができず4-8で敗戦した。

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△日高

立命大戦を2連敗で落とし、前節から3連敗を喫した加藤準硬。しかし、3試合ぶりに適時打が生まれ、3番で起用された日高が猛打賞の活躍をするなど収穫もある敗戦であった。野手が投手のリズムを作り、勝利への道を作る。【文:𠮷村虎太郎/写真:島田采奈】

▼加藤主将
「(今日の試合を振り返って)自分たちで雰囲気を作り、流れを作れるように意識していました。その中で、初回に相手のミスに乗じて4得点することができ、チームの雰囲気を作るというのは成功しましたが、その後なかなか本塁が遠く、じわじわ相手に得点を取られてしまい、相手に流れを奪われてしまったのが大きいと思います。(打線について)前の試合までのミーティングで相手投手の投球をしっかり分析し、準備をして打席に入ろうというのは心がけていました。イニング間のミーティングでもどのような攻撃をするのかというのを話し合った結果が今日の攻撃に少しはつながったのかと思います。(次節以降に向けて)今日の負けは凄く悔しいですが、雰囲気は直近2試合の負けとは違うので、この雰囲気を次節以降に持って行けるようにしたいです」

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