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◇第69回秩父宮妃賜杯全日本大学女子選手権大会ミキプルーンスーパーカレッジバレー2022◇トーナメント2回戦◇対広島文化学園大◇於・大田区総合体育館◇

[第1セット]関大25―15広島文化学園大
[第2セット]関大25―14広島文化学園大
[第3セット]関大25―19広島文化学園大
[セットカウント]〇関大3―0広島文化学園大

インカレ初戦で快勝を収めた関大女バレ。連勝を目指し、広島文化学園大を相手に2回戦を迎えた。第1、2セットは終始関大のペースで試合を進め、大差をつけてセット連取を果たす。しかし第3セットでは、序盤に連続得点を許し大幅にリードされる展開に。それでもしっかりと軌道修正し、徐々に自分たちのペースに持ち込んだ。中盤以降で猛追し、そのまま第3セットも獲得。2回戦でも強さを見せつけ、ストレート勝ちを果たした。

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第1セットは、児玉光涼(文3)のサービスエースで幸先のいいスタートを切った。直後には、日野美里(人3)の速攻とブロックポイントが続く。さらには中屋ちひろ(人3)のブロックも決まり、開始5連続得点に成功した。その後も勢いは止まらず、内田千晴(人1)のレフト攻撃が立て続けに決まる。エンドラインギリギリに落ちるサービスエースも決め、倍の点差をつけた。その後は伊関万絢(まひろ=文1)のブロックアウトや児玉のノータッチエース、日野の高いブロックでたたみかける。大幅にリードを奪ったまま、セットは終盤を迎えた。児玉が苦しい体勢からワンハンドで後方に出したトスを、中屋が確実に決め切る場面も。その後は内田や伊関の安定感ある攻撃で得点を重ねる。最後は日野の速攻が決まり、10点差をつけて第1セット先取を果たした。

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△児玉
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△日野
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△中屋
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△伊関
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第2セットも、前セットの勢いそのまま序盤からペースをつかんだ。中屋の緩急をつけた攻撃で相手を乱し、日野の速攻も効果的に決まる。6連続得点を決め、相手はたまらずタイムアウトを要求した。その後も依然として関大のペースで試合は進み、中盤に差し掛かると2枚替えとして升谷未来主将(人4)・芦田幸音(安全4)がコートイン。長いラリーを制する升谷主将のスパイクや伊関のストレート攻撃、川上良江(文2)のサービスエースなど、攻撃もテンポ良く決まっていった。雰囲気良く相手を突き放していき、セットは終盤を迎える。日野や内田のスパイクに加え、川上と伊関のブロックも関大に得点をもたらす。攻守ともに、相手を圧倒した。最後は長いラリーが展開されるが、関大が持ち味の粘りを発揮。苦しい体勢でも諦めることなくボールをつなぎ続け、最後は相手が攻撃ミス。終始関大のペースで試合を進め、第2セットも連取となった。

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△升谷主将
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△川上
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△内田
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ストレート勝ちを懸けた第3セット。勢いそのまま好スタートを切りたいところだったが、開始5連続得点を許す展開となる。ここでタイムアウトを挟み、再スタートを狙った。しかし、その後もなかなか流れを奪うことができない。隙を突いた相手の攻撃に反応することができず、ブレイクを許してしまった。ここで再びタイムアウトを要求。流れを切り、気持ちを落ち着かせた。そして、タイムアウト明け直後に2枚替えとして升谷主将と芦田幸が登場。これを機に、チームは怒涛(どとう)の反撃を開始した。升谷主将のスパイクが相次いで決まり、日野のブロックポイントも飛び出す。完全に勢いを取り戻し、後半を迎えた。攻撃力の高い内田のスパイクが連続で決まり、川上の速攻も相手を乱す。5連続得点に成功し、一気に逆転を果たした。一度流れをつかむと、もう離すことはない。終盤では、伊関の強打や川上のスパイクで攻めた。そして川上がリズム良く速攻を打ち込み、関大に25点目をもたらす。意地を見せ第3セットも取り切り、見事ストレート勝ちとなった。

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△升谷主将
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△芦田彩音(人4)
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△日野
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順調に勝ち進んでいる関大女バレ。3回戦では、東海大と対峙(たいじ)する。手強い相手だが、関大も確かな実力を持ち合わせるチームだ。粘りと雰囲気の良さを最大限に発揮し、必ず全員で勝利をつかむ。【文:横関あかり/写真:小西菜夕】

▼升谷主将
「広島文化学園大とは、私が1年生の頃に西カレとインカレで当たったチームでした。相手は、代が変わったとしてもバレーの形が変わらないチームなので、私が1年生のときに戦ったチームと同じ戦い方だと感じました。結構コンビをしてくるチームなので、自分たちはしっかりサーブで攻めるというのを徹底していこうと話していました。相手のコンビを使わせないというのができたのが良かったし、自分たちの粘りができて、明日につなげることができたので良かったなと思います。(3セット目、劣勢でコートに入ったときに意識したこと)流れが悪い時に2枚替えで入るときが一番活躍しないといけないときだと私は思っているので、雰囲気という部分では私が変えないといけないなと思います。雰囲気と得点できたというところでは、2枚替えを使うという選択肢をベンチがしてくれたし、期待に応えることができたので、キャプテンとしてそれは当たり前のことなんですけど、使ってくれるときはしっかりとキャプテンとしての自覚を持ってやりたいなと思います。(明日への意気込み)東海大は日本一を取っているチームなので、やっぱり一人一人のレベルがすごく高くて経験もすごく多いチームなんですけど、チーム力としてはどこにも負けていないなと思います。チーム力でしっかりと戦って、1本で決まることは少ないと思うので粘り負けせずに、チームが今年やってきたことを全て出し切れるように。インカレで東海大と当たるためにやってきたので、最終目標である全日本インカレベスト4に向けて、明日の1戦しっかりと戦って全員で準備していきたいなと思います」

▼川上
「今日は、ミーティングで対策してきた通りのことが出せたなと思っています。ラリー前の確認のプレーだったりが、相手の攻撃に対してブロックとかではまりました。1、2セット目は特に出だしがすごく良くて、自分たちの展開でバレーができたなと思います。(自身の調子は)スパイクもそうなんですけど、今日はブロックのほうが良かったなと思っていて。1回戦よりは体育館にも慣れて、体も動かせたかなと思います。(明日へ向けて改善したいところ)明日は決まらない場面も多くなってくるとは思うんですけど、今日みたいな自分たちのリズムでバレーをしていきたいと思います。ブロックが高くなるぶん、全員でフォローに入ったりとか、個々の技術というよりは、チーム力で自分たちがリードした展開を作っていきたいなと思います。(明日への意気込み)とにかく、全体力を明日の試合に注ぎ込んで。チームもそうなんですけど、自分も納得できるような結果で終わりたいなと思います」

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