Loading Now
×

◇令和4年度天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会◇大阪府ラウンド◇対城南学園高ほか◇7月9日◇岸和田市総合体育館◇

【トーナメント1回戦】
[第1セット]関大18―25城南学園高
[第2セット]関大25―22城南学園高
[第3セット]関大25―13城南学園高
[セットカウント]〇関大2―1城南学園高

【トーナメント2回戦】
[第1セット]関大25―18四天王寺高
[第2セット]関大25―17四天王寺高
[セットカウント]〇関大2―0四天王寺高

【トーナメント決勝戦】
[第1セット]関大25―21大国大
[第2セット]関大25―22大国大
[セットカウント]〇関大2―0大国大

西カレから2週間。近畿ブロックラウンド出場を目指し、天皇杯・皇后杯大阪府ラウンドに挑んだ。高校生から社会人チームまで、幅広い年代のチームが出場した今大会。トーナメントを順調に勝ち進み、見事優勝を果たした。

31BFB640-2E7A-47F4-8CAD-A0ED463DBE2C-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
F850D2F4-AEAD-4525-8300-4CC05911FA6B-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!

トーナメント1回戦の相手は、城南学園高。負ければ即敗退となるため、絶対に落とせない試合に臨んだ。相手は高校生。第1セットからリズム良く取りたいところだったが、いつも通りのプレーができない関大。内田千晴(人1)のレフトからのフェイントで1点目を挙げるも、先にブレイクしたのは相手。その後も少しずつブレイクを重ね、序盤から4連続得点を許してしまった。関大はここでタイムアウトを取り、気持ちをリセットさせる。その後はピンチサーバーとして入った鍋井識里(文3)のサーブで乱し得点につなげるなど、関大もブレイクに成功した。しかし、中盤になってもやはり関大らしいプレーが発揮できない。レシーブするもつながらない、相手のスパイクに反応できないなどの失点が続いた。後半にかけても、依然として試合は相手のペースで進む。川上良江(文2)のプッシュや速攻、サービスエースなどで点を返すも、終盤で痛恨の4連続失点。7点差をつけられ、第1セットを落とした。

5BF8E8A5-C058-467B-9BE2-9BBCE61898C7-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△内田
FB5B72B0-2B33-464B-92F1-E7B9F688198A-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△鍋井

勝利必須の第2セット。升谷未来主将(人4)もコートインし、チームを鼓舞した。その影響もあってか、前セットとは打って変わり開始4連続得点に成功。升谷主将の鋭いスパイクから始まり、中屋ちひろ(人3)の好レシーブなども関大の得点へとつなげた。しかし中盤に差し掛かる頃、仕返しをするかのように相手も4連続得点をお見舞い。関大はタイムアウトを取り、直後には同点に並ぶ。再スタートを切った。中盤には互いにブレイクを取り合い、接戦となる。どちらが取ってもおかしくはないセットとなった。だが終盤、意地を見せたのは関大。川上のブロックアウトやサービスエース、内田のクロス攻撃や空中でコート中央に狙いを定める視野の広いプレーで、得点を量産した。そしてセットポイントを決めたのは伊関万絢(まひろ=文1)。キレのあるストレート攻撃で、セット奪取を勝ち取った。

908E2B11-7A50-47B6-BF1B-71DCF2D1BAA1-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△升谷主将
2B74144D-6BB1-47C6-BA9F-4F0DC4E11373-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△中屋

勢いそのまま、取るしかない第3セット。内田が苦しい体勢からスパイクをたたき込み、先制点を挙げた。直後には升谷主将の速攻やサービスエースなどが決まり、第2セットの勢いそのまま相手を引き離しにかかる。伊関の力強いスパイクや児玉光涼(文3)のネット際での押し込みなども、次々と決まっていった。ピンチサーバーの岡崎凜華(人3)も、サーブで相手を乱し得点。先に13点を取り、コートチェンジとなった。その後は相手のミスも重なり、点差は大きくなる。完全に流れをつかみ、最後は相手のミスにより関大に25点目が入る。12点という大差をつけ、トーナメント1回戦勝利となった。

D8B3E25A-74F8-4DE3-AC9B-0C2D806262AA-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△児玉
6875A8BB-264C-434B-8BD8-F04CC71B2E30-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△岡崎

2回戦は、四天王寺高と対峙(たいじ)。再び高校生相手となったものの、関大同様初戦を突破している相手。気は抜けない。しかし、1回戦でいい流れをつかんだ関大女バレは強かった。第1セットは内田のレフトからのスパイクや升谷主将のブロック、さらには中屋のサービスエースも決まり、立ち上がりから4点のリードを奪う。相手は流れを食い止めようと、タイムアウトを取った。しかし中盤でも、なかなか点差は縮まらない。芦田彩音(人4)と児玉の反応のいいディグからの川上のセンター攻撃なども決まり、勢いを増していった。終盤でも勢いそのまま、内田の強烈なスパイクを筆頭に次々と点を重ねていく。相手に主導権を譲ることなく、第1セットを先取した。

21210C38-FD13-4D3D-BD39-160B6072758E-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△芦田彩
9EDD467F-09E7-43B7-A79A-EF921494DDDC-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△林川涼(経3)

ストレートで勝ち切りたい第2セット。内田のコート奥を狙った巧みな返球や、中屋の相手レシーブを吹き飛ばすスパイクで序盤から点を重ねた。中盤では、点差を広げにかかる。伊関の相次ぐ強打や川上のクイック攻撃で、倍以上の得点に成功。ここで相手はタイムアウトを取った。その後は相手のサービスエースや関大のミスにより点差を縮められるが、そう簡単に埋まる差ではない。追い打ちをかけるかのように、終盤には関大が再び勢いに乗った。児玉の巧みな返球や升谷主将のクロス攻撃、内田のブロード攻撃で点差を広げる。升谷主将のブロックでセットポイントを握ると、相手のミスにより25点目も獲得。危なげないストレート勝利で、決勝へと駒を進めた。

79F6F00D-1338-47CB-9CC5-D470ECC8D033-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△伊関
53F66775-4515-4EFA-A71B-4A2D888C6F13-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△川上

そして迎えた決勝。相手は、関西2部リーグの大国大。1部リーグ所属の関大としては、負けるわけにはいかない戦いとなった。第1セット、升谷主将のブロックで先制点を挙げる。しかし直後、相手のスパイクやブロックに苦戦し、まさかの5連続失点となってしまった。ここで関大はタイムアウトを要求し、直後にはしっかりと切り替えに成功した。長いラリーを制する伊関のスパイクや相手を乱す中屋のスパイク、升谷主将のサーブで乱し川上がダイレクトで決めるなど、負けじと5連続得点を奪い返す。試合を振り出しに戻し、その後は関大が小刻みにブレイクを奪う。升谷主将や伊関のブロックポイントも相次いで発揮し、チームも勢いづいた。中盤で4点差をつけ、そのままセットは後半へ。点差を保ったまま、互いにサイドアウトを取り合った。しかしこのままいけばセット先取となる終盤、相手が3連続得点に成功。両者20点台に乗せ、関大はタイムアウトを取った。だが、関大が優位な状況に変化はない。タイムアウト明けには川上と伊関が鋭いスパイクをたたき込み、4点差でセット先取となった。

C847DF1F-F1D1-4EB4-8B1F-033952549902-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△日野美里(人3)
707504AB-2BD7-4627-8A26-724A7E99421A-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!

優勝へ王手をかけた第2セット。升谷主将のネット際でのプッシュで先制すると、その後は一進一退の攻防が続いた。内田の豪快なスパイクや川上のライン際を狙うショットなどで得点していく。川上は、ブロックポイントも追加した。中盤に入っても、ほぼ同点で試合は進む。互いに、どこかでリードしたいという状況だった。ここで、先に抜きんでたのは関大。川上と内田のスパイクでブレイクすると、相手のミスも加わり3連続得点。ここで3点差をつけた。わずかにリードした関大は、終盤でもその点差を死守。升谷主将の後方から内田が飛び出すパイプ攻撃や、ワンタッチを確実に取る伊関のスパイクでついにマッチポイントへ。川上がクイック攻撃でこれを制し、ストレート勝ち。大阪府ラウンド優勝が決まった瞬間だった。

FA6DF7C6-FDDC-46C4-9E4A-23714A273DCA-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
3FED6014-51A3-4BA5-AEE9-A8D8CB5ED5FC-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
0637BDD9-8836-4B10-84DD-61054C7955D8-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
△賞状を受け取る升谷主将
330B6D17-618C-4DC0-9C4C-D341A74E0620-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!
E008D1F3-8582-4CC5-AA16-13F3CCEC59EF-300x200 天皇杯・皇后杯大阪府ラウンド優勝!

「この代になって初めてのタイトルを取ることができ、1つ段階を踏むことができた」と升谷主将。春リーグでは思うように勝つことができず、西カレではあと一歩のところでベスト8を逃した。しかし確実にチームの雰囲気は良くなり、強くなっている。純粋にバレーボールを楽しむ姿が、選手たちからはうかがえる。あらゆる面で春から成長していることは、プレーを見ていれば一目瞭然だ。大阪の代表として、10月には近畿ブロックラウンドに挑む。秋リーグ開幕も遠くはない。秋に控える連戦に向け、残りの期間でさらに関大らしさに磨きをかける。【文:横関あかり/写真:村中望乃・横関あかり】

▼升谷主将
「まずは優勝でき、次の試合に繋げることができてとても嬉しいです。1試合目の1セット目はチームとしては良くなかったです。その後の立ち上がりとしては切り替えて関大らしいバレーを展開できていたので、それを最初からしていかないといけないです。(良かったところ)相手に1つやられた時に、すぐに対応できていたことがチームとして形はできていました。(チームの雰囲気)練習から声かけについてはずっと言い続けてきた部分ではあって、そのおかげで試合中のコートの中での声かけがすごく増えていました。その声かけや発言のおかげで雰囲気もとても良くできていたので良かったです。(自身の調子)足のけがが良くなってきていたのにまた足の影響から腰をけがしてしまって、今週復帰したばかりでチームには本当にけがで迷惑をかけています。それでも、1試合目の1セット目を取られてから、私を使うという選択をベンチスタッフがしてくれて、そこで私は、自分が入るのはチームが勝つため。チームが勝つために私が入る。というキャプテンとしての強い責任を持って試合に臨みました。プレーとしてはまだまだ反省点はありますが、私はプレー以外のところは絶対にブレてはいけないと強く感じているので、プレー以外のところでチームをまとめていれば、今日はそれなりにプレーもいいようについてきてくれました。(改善できるところは)チームとしては、まだ波があったり隙があったりなど詰めていかなければいけないので、リーグまでの夏休みの期間でまずは個々のレベルアップをし、チーム力を固めていきます。(今日の試合をふまえて、今後へ向けて)この代になっての初めてのタイトルを取ることができて、1つ段階を踏むことができたので、これからまだまだ上を目指して勝ち進んでいけるようなチームを創っていきます!」

▼川上
「1試合目の城南高校との試合では、慣れない相手でもあり、初戦だったので1セット目はなかなか自分たちのいつも通りのプレーができなくて、自分たちから崩れてしまう場面が多かったが、2セット目以降に立て直して、勝ち切れたのは良かったです。2試合目の四天王寺高校や決勝の大阪国際大学との試合では、ブロックとレシーブの関係が作れていて何より、コートの中の喜び方や雰囲気が良く、試合を楽しめました。1セット目を取った後の2セット目にいつも出だしが悪いのが課題でしたが、今日の全試合を通して、セットを取った後の次のセットへの入り方や、ゲーム展開は良かったです。(自身の調子)全部のプレーを通して調子はあまり良くなかったけど、試合を重ねるごとに徐々に上がってきた感じがしました。最初からエンジンをかけて自分自身で調子を上げていくことが課題でもあります。(自身の良かったところと改善できるところ)良かったところは、今回の試合はサーブの効果率が高かったと感じていて、相手を崩したり、サービスエースが自分の中では多かったと思います。改善できるところは、要所要所でのスパイクの決定率が低くて、速攻がしっかり合うことが少なかったのでもっとセッターと合わせて、スパイクの決定本数を増やしていきたいです。(今日の試合をふまえて、今後へ向けて)1試合目の1セット目は特に、レセが大きく乱れてコンビも組めない状態で、そうなると自分たちの苦しい展開になると感じたので、レセをしっかりはめることと、レセからの攻撃でポイントを取っていきたいです。春リーグから、ブロックとレシーブの関係が徐々に良くなってきているので、そこはさらにレベルを上げて次の試合につなげていきたいです」

▼内田
「1試合目は相手にリードされることが多く自分が思ったようにプレーすることはできませんでした。でもその試合が終わって2試合目に未来(升谷)さんが前の試合の1セット目で悪いところは全部出たから次はもっといいセットにしようと言ってくださって、切り替えることができたので良かったと思います。ですが個人的にたくさん課題の見つかる3試合となりました。(自身の調子)1試合目の調子はあまり良くなかったです。でも私はプレッシャーをかけられたりここで決めないと相手にリードされるといった場面が大好きで、そういう展開が多くあったのでその時に点数を取れたことは良かったですが、全部含めるとまだまだできたかなと思います。(コートをよく見たプレーが多かったが)基本は光涼(児玉)さんが出してくれるサインに入っているだけなので光涼さんがうますぎるんです。思い切り跳んでいたら光涼さんがどこからでも(トスを)持ってきてくれます。光涼さんのトスを決め切ったりコースを見て打ったりすることも光涼さんのトスだからできることだと思います。(今日の試合をふまえて、今後へ向けて)1試合目に本調子でできなかったというのは1つの課題かなと思います。前衛でも後衛でもあまり何もできなかった印象なので、スタートの試合はやっぱり大切だと思うのでどんな状況のどんなトスでも決め切れるように練習していきたいです。速い攻撃に持っていくとブロックがほとんどなくすごく打ちやすい状況を今はセッターの光涼さんがつくってくれていますが、それを私自身で作れるように練習して強くなります」

コメントを送信