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◇2022年度関西学生春季リーグ戦ファーストステージ第5節◇対桃学大◇5月3日◇関西大学中央体育館

[前半終了]関大18―8桃学大
[後半終了]関大15―12桃学大
[試合終了]関大33―20桃学大

グループリーグ1位がかかった最終戦。リーグ優勝に望みをつなげるべく、同じ勝ち点を持つ桃学大と対戦した。この日はディフェンスがさえ渡り、失点を最小限に抑える。前半から10点差と大差をつけ、終始関大が有利に試合を展開した。

-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた

前半は相手ボールから試合がスタート。開始早々から、金津亜門(社4)や羽渕晴一朗(情2)が着実に点を獲得した。序盤から相手に7㍍スローを2度与えてしまい、点を取られてしまう。しかし、福島悠大(文2)のGKの不意を突くシュートや、上ノ原龍哉(人3)の相手キーパーをよく見たシュートで流れを譲らなかった。さらに、池原大貴(社3)の速攻や、ターンオーバーから有本晃人(法3)が、シュートを決める。流れに乗り、上ノ原が倒れ込みながらのシュートで9点目を決めると、相手はすかさずタイムアウトを要求した。

14-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△金津
25-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△羽渕
3と2-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△左から池原と高橋知也(経4)
7-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△有本

タイムアウトが明けると上ノ原と松本大昌(文3)が猛威をふるった。上ノ原が下から打つシュートで1対1を制すと、続いて松本がパスカットから、得点を重ねる。相手GKも思わず悔しそうな表情を見せた。関大はタイムアウト前から通算9連続で得点し、相手を引き離す。前半22分で相手がやっとのことで点を取ると、すかさず金津がセンターからのシュートで取り返した。ディフェンスから関大ボールになると、上ノ原がゴール右横にいる川人龍之介(経4)へ相手陣地からロングパス。川人が鋭いシュートを決めた。ディフェンスが上手く機能したことや、廣上永遠主将(文4)の好セーブも光り、前半で10点差と、相手を寄せつけない試合展開で後半につないだ。

10-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△松本
5-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△川人
1-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△廣上

関大の4連続得点から幕を開けた後半。上ノ原、福島、金津が立て続けにシュートを放ち、点差を広げた。9分には2分間退場を取られてしまう。しかし、廣上の好セーブが炸裂し、福島も相手ディフェンスを振り切ってシュートを決め、流れを切らさなかった。松本のシュートや、廣上のセーブにベンチからは歓声が上がった。このまま関大が優勢で試合が進むかと思われたが、相手も粘り強く食らいつく。相手は2連続得点を皮切りに、点を重ねていった。それに対抗し、関大は松本や土岐勇斗(文1)が得点を決め、立て直しを図る。山田凌裕(経3)がレフトから速いシュートを決め、川人はパスカットから速攻を決めた。終盤はシュートの成功率は下がったものの、相手よりもはるかに多い得点量でリードし、終始余裕を持って勝利を手にした。

20-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△上ノ原
11-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△福島
12-300x200 ディフェンスが光り4連勝!予選首位通過決めた
△田中星矢(人1)

「ディフェンスからの速攻がうまく機能した」と廣上主将。しかし、点差が開いて余裕が出てきたときに油断が見えたと分析している。関西優勝を達成すべく、万全の状態を整え、次戦も確実に勝ちを狙う。【文:松尾有咲/写真:牧野文音】

▼廣上主将
「今日の試合はグループリーグ1位がかかった試合だったので、まずはしっかり勝ち切れたのは良かったかなと思います。(前半10点差をつけられた要因)自分たちの一番いい形であるディフェンスからの速攻っていうのが決まりだしてからは、自分たちのリズムになってきたので、ディフェンスが機能して速攻までつなげられたのが1番の要因かなと思います。(後半相手のペースに飲まれたとき)やっぱり点差が開いてきて自分たちがやろうとしてきたことが、少し油断というか隙を見せてしまった部分があるので、そこは明後日から始まる決勝リーグに向けてというところで、あってはならないことだと思います。なので、そこは結構厳しくチームの中で言って、それからは意識するようになりました。そういう声かけはしました。(次戦への意気込み)明後日からは決勝リーグになるので、関西優勝を目指してしっかり一戦一戦勝てるように頑張ります」

▼松本
「予選リーグの最終戦でもあって大事な試合っていうことはみんな分かっていたので、試合の入りからみんな良かったし、ディフェンスがとても良かったので、そこから速攻で点を取れていい試合でした。(後半相手のペースに飲まれたとき)点差が開いて、みんな気の緩みが出てきたと思います。相手が点差が開いてもとても走ってくるチームだったので、そこで何点か取られて相手のムードになってたんですけど、それでもみんなで声を掛け合って、キーパーが止めてくれたりして、チーム一丸となってまたペースを戻せたので良かったです。(次戦の意気込み)今からある3試合は今までとは違うと思うし、短時間で3試合あるので、一日一日の試合に向けてコンディションを整えて、全勝してそのまま優勝できるようにみんなで頑張っていきたいです」

▼福島
「予選リーグ最後っていうこともあって全体で気持ちも入って試合に臨めたと思うんですけど、やっぱり後半の最後に自分たちの課題の集中力とかディフェンスのしっかり固めて上がるっていうところができなかったかなって思います。(後半相手のペースに飲まれたとき)試合の中で自分たちのペースでできるときもあれば、相手のペースで試合が進むこともあるので、あまり深く考えてなかったんですけど、やっぱり一点一点しっかり積み重ねていこうと考えていました。(後半に得点が多かった理由)前半はオフェンスだけ出たりみたいな場面が多かったんですけど、後半はディフェンスもオフェンスもずっと出てて、速攻にも行きやすかったり、リズムも作りやすかったので、得点にもつながったのかなと思います。(次戦への意気込み)ぼくはこの春リーグからちょっと試合に出させてもらうことになってまだ経験もあまりないんですけど、しっかりチャレンジして頑張っていきたいと思います」

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