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◇2021年度全日本学生選手権大会◇11月18日◇駒沢オリンピック公園屋内球技場

[男子サーブル個人戦 予選プール]
浅田
●3ー5金森(愛知工大)
◯5ー4山﨑(朝日大)
●3ー5大北(日大)
●1ー5平田(中大)
●3ー5加賀(慶大)
予選敗退 52位

村社 
●4ー5平野(日大)
●2ー5小田(法大)
●3ー5森口(朝日大)
●1ー5野村(中大)
●2ー5蓮池(関学大)
予選敗退 62位タイ

加賀
◯5ー3松尾(京産大)
◯5ー4永田(日大)
●1ー5力武(中大)
●3ー5飯田(関学大)
●3ー5水野(慶大)
43位 決勝トーナメント進出

[男子サーブル個人戦 決勝トーナメント]
●加賀8ー15清水(日大) 44位

[女子エペ個人戦 予選プール]

●2ー5松原(青学大)
●4ー5加藤(法大)
●0ー5影山(早大)
●0ー5髙蔦(日大)
●1ー5美崎(立命大)
予選敗退 66位

[男子エペ個人戦 予選プール]
宮津
●4ー5江上(愛知工大)
◯5ー3武井(中大)
●0ー5宇都木(日大)
◯5ー1中西(龍大)
●3ー5菊池(専大)
39位 決勝トーナメント進出

澁谷
◯5ー3杠(日体大)
●4ー5相内(朝日大)
●1ー5内山(京産大)
◯5ー4仙葉(早大)
●1ー5名倉(法大)
46位 決勝トーナメント進出

田中
◯5ー3小栗(日体大)
◯5ー1宿院(同大)
●1ー5大﨑(慶大)
●2ー5齊脇(日大)
◯5ー4山本(京大)
27位 決勝トーナメント進出

大会2日目は男子サーブルと男女エペに関大から7人が出場した。男子サーブルでは加賀匠馬(商3)が、男子エペでは出場した3人全員が決勝トーナメント進出を決めた。

まず行われたのは、男子サーブルの予選プール。浅田悠耶(商3)は初戦から関西ベスト4の相手と対戦。3ー5と白星を献上すると、「やりたいことが全くできなかった」と流れをつかめない。のちに優勝者相手に好勝負を見せる大北(日大)や平田(中大)など関東勢を前に圧倒され、勝利を伸ばせなかった。

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△浅田

村社瑠輝也(人1)は、1戦目から4ー5と粘ったものの、持ち味を発揮し切れず最後の1本を取られてしまう。「何もかも速かった」と、スピードに圧倒される。試合を重ねるにつれ、持ち味の思い切りのいいアタックもみせたが、全国の舞台で強さを見せつけられる結果になった。

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△村社

関大で初めに決勝進出を決めたのが加賀だ。初戦から勝利し勢いに乗ると、のちに7位になる永田(日大)相手に、「動きが完全に読めた」と5本目を取り切り、撃破。決勝トーナメントでは序盤から相手にリードを握られる苦しい展開に。じわじわと点差を広げられ初戦で敗れはしたものの、積極的なプレーを見せる。「戦うことはできた」と来年への期待を感じさせた。

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△加賀

女子エペに出場した泉直佳(環都2)は、のちに5位入賞を果たす影山(早大)など相手に実力を見せつけられる。攻めてこない相手に対応しリードする場面もあったが、1本勝負を落としてしまう。初のインカレで予選通過とはならなかった。

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△泉

午後から行われた男子エペには3選手が出場。関カレ優勝の選手など関西の強豪が敗れる波乱の展開となったが、3人そろって決勝トーナメント進出を決めた。宮津綾(シス理3)は初戦こそ1本勝負に追い込まれた末に敗れたが、このプールで4勝の武井(中大)から白星を奪う。きっちり2勝を果たし予選を突破した。

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△宮津

澁谷和典(シス理1)もこのプールトップの成績の相手に初戦から勝利。2試合目は1ー3から追い上げを見せたが一歩及ばず。関カレで敗れた内山(京産大)にも再び白星を献上したものの、4戦目で勝負強さを発揮し決勝進出を決めた。

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△澁谷

最後に登場した田中仁(商2)は関東ベスト8の相手などから勝利をつかみ、2連勝。続く3戦では思うように得点が取れず苦戦したものの、最後は1本勝負をものにする。関大で唯一の3勝を果たし、翌日に駒を進めた。

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△田中

個人戦最終日の3日目はエペの決勝トーナメントが行われる。まずは3人そろって初戦突破へ。エペ陣がさらなる躍進を見せる。【文/写真:牧野文音】

▼浅田
「1年生の時はインカレに出れなくて、出るのが初めてですごく楽しみだった。やっぱり関東のレベルは高いのはわかっていたので、それに向けた練習はしたけど、やっぱり関東と関西のレベルの差でギャップがあって、なかなか勝てなかった。緊張は全くしていなかったけど、やりたいことが全くできなかった。いつもだったら2試合目、3試合目で調子あげていくけど、今日はそれができずに悪いままずっとだったので、いい内容ではなかった。もっと練習しないとだめ。やっぱりフットワークが違うというのはもちろん、対人戦なので関東の選手はしっかりフィジカルのトレーニングしていていて、そこが僕らにはないので、フィジカルも来年に向けてやっていかないといけない。緊張せず、自分らしくできたのはよかったけど、予選は上がりたかった。次の試合が来年の団体戦になるので、個人の力をあげていくのはもちろん、団体で勝つために、フィジカルとかオフの期間にできることをやることが大事」

▼加賀

「関カレの時に試合に熱くなってしまって、なんも考えずにやっていたことがあったので、インカレでは負けても勝ってもいいから、考えてプレーするようにした。練習も自分がこう出たら、相手どう出るかというのを考えて、模索しながら練習してきた。(今日の試合を振り返って)強かった。スピードとか、考え方とか、何もかも自分より格上の相手で、なすすべない結果に終わった。(決勝トーナメントは)高校生の頃から知っている相手で、それなりに戦い方とか傾向は分かっていて、強かったものの戦うことはできたかなと思う。自分の取りたい点も取れたし、悪い試合ではなかった。ただ、1個1個のスピードとか、戦術とかが自分よりひと回りもふた周りも上だったので、試合で力の差を見せつけられたのが現状。(うまくいった部分は)エンドラインまで行った時のパラードのタイミングがうまい相手だと聞いていたので、タイミングを自分なりにずらしてみたらうまくいった。練習でやっていた考えてやるプレーのひとつがうまくはまったのがよかった。勉強になった。来年は最後の年なので、どの大会でも3位以内には入って、楽しくフェンシング生活を終えたい」

▼村社
「関東のレベルが高いということはある程度わかっていたので、先輩たちと練習してきた。それを生かせたかと言われると、関カレから1ヶ月ではなかなか発揮できなかった。これからオフ期間に入るけど、関東でも残っていけるような強いフットワークを自主練とかで徹底してやって、来年のリーグ戦、関カレ、インカレでしっかり発揮していきたい。(今日の試合を振り返って)勝ちにこだわるというより、自分がいまどれくらいできるのかを把握したいなと思っていて、まだまだなというのが実感できた。前に攻める速さとか、守る切り替えの速さとかなにもかも速かった。あとは迷いがあったのがだめなところだった。最初の1、2試合は相手にのまれた部分もあったけど、逆に最後は行こうって決めたらすぐに攻めていったりできたので、考えの持ち様で変わった部分もあった。自分の持ち味は、思い切りのいいアタックだと思うので、そこも強めていきたい。高校は勢いでやっていたけど、大学はそれが通用しないなというのが今回改めて実感できたので、シチュエーションにあった戦略を研究してみたい。来年からは自分が関大のサーブルを引っ張っていかなければならない立場になるので、練習から意識して、試合では僕ならしっかり勝ってくれるという安心感を持ってもらえる選手になれるように頑張りたい」

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