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◇令和7年度関西学生秋季リーグ戦第1節◇対立命大1回戦◇9月6日◇わかさスタジアム京都

立命大 100 000 100   2=4
関 大 200 000 000   0=2

(立)有馬、芝本、髙橋―西野
(関)荒谷、山下健、羽藤―小村

1(中)渡邊
2(遊)山田
3(右)中村莞
4(二)下井田
5(一)鹿熊
6(捕)小村
7(三)宮本青
8(左)久保慶
9(投)荒谷

2年ぶりのリーグ制覇へ。『秋の関大』の挑戦が幕を開けた。開幕節は春と同様、立命大と対峙(たいじ)する。「初戦の有馬(立命大)に対して全力で準備をする」と小谷太誠主将(社4)。春季リーグ戦で14イニング無得点と、完璧に抑え込まれた天敵・有馬が立ちはだかる。先発・荒谷紘匡(法4)は先制を許すも、直後に逆転に成功。そのまま逃げ切りたいところだったが、7回に追いつかれ、試合は延長戦へ。荒谷がマウンドを降りた10回を守り切れず、無念の2失点。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。

関大の先発マウンドを託されたのは、エース・荒谷。初回に左越三塁打を浴びると、内野ゴロの間に先制点を許す。好投手擁する立命大相手に早くも追いかける展開に。それでもその裏、1死から山田悠平(商4)が左安打で出塁すると、中村莞爾(安全3)が粘り勝ちで四球を獲得。1死一、二塁で4番・下井田悠人(はると=経4)につなぐ。しかし、ここは捉えられず遊飛。続く鹿熊大誠(情4)は、ネクストバッターズサークルで小谷主将に「自信を持って、しっかりと振って来てほしい」と伝えられ打席へ。助言通り、浅いカウントから力強く振り抜くと、詰まりながらも右前へ運び、二塁走者・山田が生還。同点に追いついた。さらに好調の小村和大(文4)にも左適時打が飛び出し、逆転に成功した。低めの変化球に手を出さず、好投手・有馬を相手に初回から34球を投げさせる。春とは生まれ変わった攻撃を見せた。

IMG_4995-200x133 【野球】開幕戦は延長の末に敗北
△鹿熊
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△小村

2回は1死から左安打を許し、失策でピンチを背負う。それでも、けん制刺殺で難を逃れた。3回も内野安打で出塁を許すが、小村が盗塁刺殺でピンチの芽を摘む。4回は荒谷が三者凡退に抑え、初回以降投手戦が続く展開に。それでも5回、春は不調に苦しんだ山田が2死から右安打で出塁。さらに、中村莞もしぶとく右前に運び、2死ながら一、三塁に。好機で再び4番・下井田に打席が回る。だが、一ゴロに倒れ追加点は奪えなかった。6回には2死から宮本青空(はる=経2)が右中間二塁打で好機を演出。しかし、ここでもあと1本が出ず、追加点を奪えない歯がゆいイニングが続く。

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△山田
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△宮本青

同点か、試合を決定づける1点か、次の得点が試合を左右しかねない7回。試合を動かしたのは立命大だった。荒谷は1死からフェンス直撃の二塁打を浴び、ピンチに。2死までこぎつけるも、相手7番・福井(立命大)に左適時打を放たれ、同点に追いつかれる。続くピンチは抑えたものの、試合は振り出しとなった。球数が100球を超えても荒谷は8回のマウンドに上がる。一方、立命大は先頭・有馬の打順で代打を起用。勝負を仕掛けてきた8回も荒谷は抑え込む。気迫の投球で裏の攻撃につないだ。

IMG_9441-200x133 【野球】開幕戦は延長の末に敗北
△荒谷

8回裏は3番から始まる好打順。先頭の中村莞が四球で出塁し、関大スタンドも一層盛り上がりを見せる。4番・下井田に関大ベンチは送りバントを選択。しかし、決め切ることができず、走者を得点圏に進めることができない。この悪い流れの中、代打で小谷主将が起用される。「下井田のミスをカバーしたいと思っていた」と、2球目を捉えると右安打でチャンスメーク。1死一、三塁で初回に適時打を放った小村につなぐ。勝ち越したいところだったが、サインミスで三塁走者が憤死。まさかの展開で絶好機を逃してしまった。

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△小谷主将

9回も荒谷は無失点に抑え、サヨナラを待つ。裏の攻撃は、1死から代打・井上大志(ともゆき=人2)が死球で出塁。代走・大塚誠人(情4)を送り、サヨナラの走者が一塁に。さらに次打者にも代打・川尻大翔(環都2)を送る。勝負を仕掛けた関大だったが、大塚が盗塁死、川尻が三振に倒れ、サヨナラとはならなかった。延長戦に突入した10回は山下健信(政策4)がマウンドへ。けがを乗り越えリーグ戦の舞台に帰ってきた投手責任者が緊迫した局面で起用された。その期待に応えたいところだったが、四球と安打で1死一、三塁のピンチを背負う。ここで投手を羽藤翼(商2)に交代。絶体絶命の場面で、若きサウスポーに命運が託されるも、野選と適時打で2点を献上。スコアボードに重たい『2』が記されてしまった。何とか取り返したい裏の攻撃。炎天下の中、初回から全力で声援を送り続ける応援団をはじめとした関大スタンドの期待にも応えたいところ。しかし、三者凡退に抑えられ、開幕戦は無念の敗北となった。

延長までもつれ込む熱戦を繰り広げた開幕戦。ナインは投打で収穫があっただけに、悔しさを見せた。だが、秋季リーグ戦はまだ始まったばかり。開幕節の勝ち点が何より重要となるリーグ戦。あすがこの秋の鍵を握るに違いない。【文/写真:櫻田真宙、水井陽菜】

▼小谷主将
「(先制された直後に逆転に成功した)開幕戦の有馬くんはずっとイメージしていました。リーグ戦の日程が決まった時からずっと標準を合わせてみんなでやってきたので、その対策を初回からしっかりとできたところが初回の2点につながったと思います。(自身は、初回にネクストバッターズサークルの鹿熊に声をかけていた)今、一番このチームで勝てるメンバーがスタメンの9人に並べられていると思っています。だから試合に出ている者は、しっかりと自信を持って、思い切って野球をしてほしいということを試合前に伝えていました。それをもう1度鹿熊に伝えに行って、本当にチャンスで回って来ると思っていたので、しっかりと振って来てほしいということを言いに行きました。(8回には代打でチャンスメークをした)右ピッチャーが来たら自分の出番が来ると思っていて準備をしていました。前のバッターの下井田がバントでランナーを送れずで、何とかあいつのミスもカバーしたいなという思いがありました。それをなんとかカバーして、チャンスを広げれる形にできたことは良かったです。(あすに向けて)春とは違って手応えを感じているというか、本当に春は全くできなかったことも今はできるようになりましたし、絶対勝てる自信もあるので、まずはあす勝って3回戦につなげられるように頑張りたいなと思います」

▼荒谷
「(開幕戦のマウンド。どのような心境で迎えたか)春もそうですけど、この秋もやることは変わらず、しっかり1球1球抑えていくことだけを意識していました。(先制を許した直後には逆転をしてもらった)この夏は有馬(立命大)をどう打ち崩していくかということをずっとやっていたので、そこがつながり、チームとしても良かったですし、個人としても非常にうれしかったです。(炎天下の中、124球を投げ込んだ)僕はできるだけ多いイニングを投げて、勝っている状態で後ろのピッチャーにつなぐだけだと思います。今日はそこができなかったので、反省してしっかりと次につなげたいです。(次戦に向けて)まだ始まったばっかりなので、あすは勝って、優勝に向けてやっていきたいと思います」

▼山田
「(初回にチーム初安打から逆転につながった)有馬を攻略するために、春に負けてからずっとやってきたので、なんとか全員で1点取られた後すぐ取り返そうという気持ちで、全員がやることを徹底してできたので、すごくいい攻撃だったと思います。(左投手なだけに右打者が鍵になった)ずっと右打者で返そうというふうにオープン戦からやってきたので。僕も2番に置かれている意味というのを考えながら打席に入りました。初回の攻撃は右バッターが仕事をして、いい攻撃だったんじゃないかなっていうふうに思います。(きょうは2安打。春から調子を上げてきたか)いや、あまり状態は良くなくて、夏のオープン戦も怪我したりとかでなかなか打てなかったんですけど、この(春季リーグ戦が)始まるちょっと前にバッティングの感覚をつかんで。そこから1週間ぐらいですかね。いい感覚で打席に入るイメージができたので、そこがきょうのヒットにもつながったかなと思います。けどもう1本打ちたかったですし、2安打で満足しないようにあすも頑張っていきたいなと思います」

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