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記録会で女子2人入賞!

記録会で女子2人入賞!

◇令和3年度女子四十射会◇7月10日◇関西大学弓道場◇

【最終順位】
1位 髙平愛花(人4) 35中
3位 三屋莉歌(法4) 34中
(全40射)

関西の各大学の代表者1名または2名が出場し、頂点を争う記録会。今年の女子は髙平と三屋が関大の代表として出場し、髙平が見事優勝、三屋が1中差で3位となった。

いつもの団体戦とは違い、弓道場には2人のみ。連続4本ずつ弓を引き、それを10回繰り返すという体力的、精神的な強さが必要な戦いだ。

三屋は、「自分のためだけにと思ってやってしまってうまくいかなかった」と、チーム戦ではない普段と異なる雰囲気に苦戦。前半は4射中2中を出してしまうなど実力を出し切れない場面もあった。中盤を過ぎ体力的に厳しくなってくる場面でも、関大の代表としてあてたいという強い気持ちで考えを巡らせた。そして、「やっといい射技になってきた」と長年の課題の突破口を見つけ修正。優勝には1中及ばず悔しさも残ったが、代表の意地で3位に輝いた。

△三屋

「朝、調整のときに普段より調子が良くない状態だった」という髙平。「前半は全部あててやろうと自分で自分にプレッシャーをかけて余計なことをしてしまっていて」と1立目や前半の最後で2中を出してしまう。しかしあせることなく、調子の悪さを練習量でカバー。日々の練習の成果を発揮し立て直した。トップ成績の35中は髙平の他にもう1人いた。優勝決定戦である同中競射となり緊張感が高まる。それでも、仲間からの応援を背に楽しんで弓を引いた。結果は髙平の勝利。関大の実力を関西に示した。

△髙平

「関大のためにと思って弓を引いたらあたった」と口をそろえた2人。仲間の存在を感じながら40射を引き切り、優秀な成績を残した。関西選手権や全日本インカレなど試合が続く弓道部。勢いそのままに、チームでも結果を残していく【文:森本明日香/写真:関西大学弓道部提供】

▼三屋
「いつもはチーム3人で何本あたるかをやっているのに今回は本当に1人だけの戦いで、チームのためにと思ってやったらあたるところで今回はあたらないということがあって。最初は私も髙平も、普段は2中とかでないのに出してしまって、何で2中を出してしまったのかをそのあとの休憩で話したときに、チームのためにと思わないとだめだなという話をして、2人で合計8本中7中を出そうと話して入ったらそのあとは結構2人ともあたり始めました。最初は自分のためだけにと思ってやってしまってうまくいかなかったなと思いました。(順位に関して)1位との差も1本差というのと同期の髙平が1位になったので、めちゃくちゃ悔しい3位だなと思っています。40射の最後の4本で結構体力的にしんどくて、力を振り絞ってあてる感じになってしまって、自分の中でも40本同じ射ができなかったという悔しさと、その4本の中でもしょうもない原因で抜いてしまったことが、自分に負けて3位だったなと思ったので、うれしいけど、悔しい3位かなと思っています。(良かった部分)最初の20射が終わった後が一番良かったです。慣れもありましたし、中盤までは2人で8本中7中だそうと思ってやっていたけど中盤で気持ちの変化があったのと、今回の四十射会で射技的にずっと課題に思っていたところが修正できて、やっといい射義になってきたなと感じるときがありました。これを明日からも続けたら全部あたると思える射技が見つけれたことが大きかったです。(今回で見つけた課題)射の再現性というところはまだまだ課題だなと思いました。あたる射というのは毎回同じことをしてあたるんだなということがわかって、いつも同じ高さに大三を構えるというのと、押し開くのもずっと一緒だったり、ちょっと失敗しても会でしっかり伸ばし合ってバランス合うまで待つというのはしっかりやっていかないといけないと感じました。(関西選手権への意気込み)まずは今回関西で3位になれたんですけど、3位止まりではいられないなと思っているので、団体でしっかり今回の予選を通過して関西で1位取って、その流れでインカレ優勝したいと思っています」

▼髙平
「(結果について)うれしいです。みんながおめでとうと言ってくれて、優勝は個人、団体含めて自分が大学に入って初めてだったので、昨年度の冬は(全日本インカレで)準優勝という結果でみんな喜んでくれたんですけど、でも惜しかったねという空気も感じ取れたので、優勝ということでみんな心から喜んでくれているという感じがすごく伝わってきてやっぱり優勝を目標にして、優勝していかないといけないなと今回で思いました。(どのような気持ちで挑んだか)学校の代表として出させていただいている立場だったのでみんなのために入賞したいと思っていました。まだシーズン前半なので、これからに向けて他の学校にプレッシャーをかけるためにも入賞することが重要だなと感じていたのでプレッシャーは感じていました。(試合中について)朝、調整のときに普段より調子が良くない状態だったので、一生懸命やったらあたってたという感じでした。あまり他のことを考えられなくて、自分の今まで練習してきたことをしっかり集中してやるという感じでした。練習のときに集中して精一杯やっていた成果がでたから本番、朝調子が悪くても試合が始まったらしっかり普段通りにできたんだと思います。練習と本番はつながっているなというのは今回の試合で思いました。(的中数について)正直、普段通りの的中ができたらもっとあたっていたので、優勝という順位に関してはとてもうれしく、自信になったと感じているけど、35中という中身に関してはあまりよかったとは言えなくて、40本という中でも、4本ずつ引いていく中で4本中2中となってしまうときもあったので、中身に関しては次に向けての課題が見つかったので、まだまだ努力が足りないなという部分はすごく感じています。前半は全部あててやろうと自分で自分にプレッシャーをかけて余計なことをしてしまっていて、後半は、いい具合にリラックスしていたとは思っています。(同中競射について)競射はすごく楽しかったです。40射会は1年生のときから出たいなと思っていた試合で、あと一歩で優勝という自分との戦いだったけど、この経験はなかなかできないなと思って楽しく感じました。緊張したんですけど、人数制限があって幹部と監督しかいない中、みんなキラキラさせながら頑張れって応援してくれて、応援の力を感じました。優勝か準優勝と決まったときに、準優勝じゃだめだと思って絶対優勝してやるぞという気持ちで入りました。(今大会の収穫は)4射中2中を出さない、平均的に同じ数字を出し続けることですかね。波をなくしていくことの大切さを感じました。(今後の試合への意気込み)今回優勝したんですけど、これは通過点で目標にしているのは日本一なので、ここで満足せずに、今回の結果を自信にして次の試合に向けてまた優勝目指して頑張っていこうと思います」

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