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王者の力見せつけ春学3連覇!

王者の力見せつけ春学3連覇!

◇第56回全関西学生大会・第52回関西学生新人大会◇7月3・4日◇三木ホースランドパーク◇

【全関西学生大会】
[Lクラス障害飛越競技A(LA)]
[関大チームA]
中沢・千優組 減点0 タイム67.32
仁部・アドラブル・チャバリト 減点0 タイム50.82
永合・千香組 減点0 タイム57.45
荒川将・千駿組 減点0 タイム54.21
福島・カリエーレ 減点0 タイム53.57

[関大チームB]
井田・千秀組 減点8 タイム69.91
水谷・千龍組 減点4 タイム60.95
松本・千王組 失権
荒川真・千騅組 減点4 タイム70.55
布村・千里組 減点8 タイム68.61

[関大チームC]
布村・フリーゾ組 減点8 タイム55.07
荒川将・千功組 減点0 タイム59.27
福島・千翔組 減点0 タイム55.99
光森・ドルス組 減点0 タイム59.32
仁部・ビリーカート組 減点0 タイム53.22

[LA団体順位](総減点・総タイムは各チーム上位3選手の合計)
1位 関大チームA 総減点0 総タイム158.60
2位 関大チームC 総減点0 総タイム168.48

[LA個人成績]
1位 仁部・アドラブル・チャバリト
3位 仁部・ビリーカート組 
4位 福島・カリエーレ
5位 荒川将・千駿組
6位 福島・千翔組

[Mクラス障害飛越競技D]
1位 仁部・千優組 総減点4 タイム60.25
2位 水谷・千龍組 総減点4 タイム68.58
井田・千秀組 失権
清水・千騅組 失権

[Mクラス障害飛越競技C]
2位 荒川将・千駿組 減点0 タイム34.07
5位 仁部・アドラブル・チャバリト組 減点0 タイム36.19
布村・フリーゾ組 減点9 タイム38.26
光森・ドルス組 減点8 タイム37.36
永合・千香組 減点4 タイム36.00
福島・カリエーレ組 減点4 タイム34.28
仁部・ビリーカート組 減点10 タイム37.17

[Lクラス障害飛越競技B]
1位 中沢・ビリーカート組 減点0 タイム68.22
2位 吉本・千秀組 減点0 タイム70.98
3位 水谷・千明組 減点1 タイム73.89
4位 荒川真・千騅組 減点2 タイム77.40
中沢・千龍組 減点4 タイム63.93
島村・千歌組 減点4 タイム60.51
吉本・千王組 失権

【複合競技】
[障害競技成績]
1位 福島・千翔組 総減点0 タイム66.97
9位 仁部・千優組 総減点4 タイム63.15
12位 荒川将・千功組 総減点4 タイム77.68
15位 布村・千里組 総減点12 タイム66.13

[馬場競技成績]
布村・千里組 減点44.3
荒川将・千功組 減点37.5
福島・千翔組 減点35.7
仁部・千優組 減点40.5

[複合最終成績]
2位 福島・千翔組 総減点35.7
荒川将・千功組 総減点41.5
仁部・千優組 総減点44.5
布村・千里組 総減点56.3

[団体総合成績]
1位 関大

【新人大会】
[馬場競技]
永江・千王組 最終得点率49.286%

[障害競技]
9位 永江・千歌組 減点7 タイム83.30

5月に行われる予定だった全関西学生選手権大会と関西学生新人大会。春学と呼ばれるこれらの大会は1度中止と発表されたものの、日程が調整され2ヶ月遅れの開催となった。各種目で関大の選手が好成績を残し団体総合成績でも連覇を達成。関大の強さを見せつけた。

最初に行われたのは、5人1チームを組み団体で戦うLA。比較的障害の高さが低いLAではタイムも重要となる。関大からは3チームが出場し、1番目に登場したのは関大チームC。1番手の布村翼(商3)・フリーゾ組が3番障害と最終障害を落としてしまい減点8となるが、後続の選手が確実に減点0で完走。福島秀太主将(人4)・千翔組や仁部泰夢(情2)・ビリーカート組は好時計も出した。チームCに続いて関大チームBも好成績を残したいところだったが、各選手が惜しくも障害を落とし、水谷汐里(政策3)・千龍組、荒川真穂(外4)・千騅組の減点4が最高成績となった。

△福島主将・千翔組
△荒川真・千騅組

最後に登場したのは、特に実力者がそろう関大チームA。全員がスピードを上げつつ危なげない飛越で満点走行を果たす。「小さく回って秒数をできるだけ短くするように意識しました」と仁部・アドラブル・チャバリト組は50秒82をたたき出し、個人成績で2位以下を2秒以上離して頂点に立った。団体結果でも他校を寄せ付けず、関大チームAと関大チームCが1、2位を獲得した。

△仁部・アドラブル・チャバリト組
△永合・千香組

次に行われたMクラス障害飛越競技Dでは、4名の選手が出場した。井田風花(情4)・千秀組と清水茉理香(情3)・千騅組は落馬などで失権となったものの、最小限のミスにとどめた仁部・千優組がLAに続き優勝。水谷・千龍組が2位となった。

△水谷・千龍組

大会2日目には、全日本学生大会にもつながるMクラス障害飛越競技C(MC)が行われた。多くの人馬が出場した中、好成績を残したのは荒川将暉(文3)・千駿組と仁部・アドラブル・チャバリト組の2組。前日から好調な走行を見せる仁部は、「納得いく走行ができなかった」としながらも5位入賞を果たす。荒川将・千駿組は最終障害で脚が触れてしまうも落下を免れ減点0。「馬のおかげ」と個人としての課題は残ったものの、見事2位につけた。

△荒川将・千駿組

Lクラス障害飛越競技Bでは、優勝した中沢壮(情1)・ビリーカート組を筆頭に4位までを関大が独占。中沢・ビリーカート組と吉本愛(法3)・千秀組は最後まで気を抜かず障害を跳び切り、規定タイム内にも収めた。

△中沢・ビリーカート組
△吉本・千秀組

障害競技と馬場競技を行い合計減点で競う複合競技では、1日目に障害競技、2日目に馬場競技が行われた。この種目では、福島主将・千翔組が障害競技で1位につけ、馬場では「今までやってきた中で一番高い得点ではあった」と成長を見せた。2つの競技ともに好成績を残した福島主将・千翔組が最終順位でも2位となり納得の表情を浮かべた。

△福島・千翔組
△布村・千里組

同時に新人大会が行われ、永江夏葵(外2)が登場。千歌と出場した障害競技では最後まで丁寧にバーを越え完走し、9位に入賞した。

△ 永江 ・千王組
△永江・千歌組

関大の選手が出場した全関西学生大会の競技5つの内、3競技で1位を獲得しそれ以外の競技でも2位になった。他校を圧倒し団体総合で3連覇。関大の選手層の厚さを見せた。2週間後には、全日本学生賞典障害大会の予選を兼ねる関西学生賞典障害大会が控える。各人馬ともに調整し、昨年果たせなかった団体優勝を狙う。【文/写真:森本明日香】

▼福島主将
「(LAについて)結果は1位2位3位独占が目標だったんですけど、1位2位独占できてうれしく思っています。(他の選手の走行を見て)みんな良くやってくれていたと思います。タイム勝負になってくるので、そこら辺はちゃんと意識してみんな走れていたかなと思います。(個人としては)今回千翔が複合2位だったんですけど、馬場に関しては今までやってきた中で一番高い得点ではあったのでそこは今できるベストは尽くせたのかなと思っています。まだ改善できるところはあったんですけど、とりあえず2位は良かったと思います。(MCに関して)途中まではプラン通りにいってたんですけど、やっぱり最終障害になってくるとそれまでに障害跳んでいるので馬の走るペースが速くなっているのでそれを戻さないといけないのに、そのことが頭に入っていなくて判断が遅れてしまった感じですね。(団体総合優勝に関して)3連覇は視野に入れていたというか、狙っていたのでそれは果たせてうれしいです。(夏学に向けて)今回の走行で各自課題が見つかって指示していただいているので、この2週間で修正していきたいと思います。(夏学の目標)個人順位は上を独占したいです」

▼仁部
「LA団体では、団体戦なので自分の結果が少しでも大学の結果のためにつながるように気合いを入れてやりました。馬の通るところを、小さく回って秒数をできるだけ短くするように意識しましたね。MCの結果は入賞で良かったんですけど、自分の中ではあんまり納得いく走行ができなかったので再来週全日本学生の予選があるので、そこに向けて自分も調整していきたいなと思います。(課題は)馬のリズム感と障害の距離感を合わせるというのを意識してやりたいです。(馬術を始めたのは)中学2年生の時です。関大馬術部はメリハリがあるというか、和気あいあいとしてるところもありつつ、しっかりしないといけないところはしっかりしていていいチームだと思います。(団体総合優勝も果たしたが)馬術って個人競技というイメージが強いんですけど、学生馬術は団体で戦っているスポーツなので、大学として勝ててうれしいですね。(夏学に向けて意気込み)再来週は全日本学生の予選も兼ねているので、今回した失敗を同じミスをしないようにしてできるだけ自分の理想の走行ができるようにしていきたいです」

▼荒川将
「(LAに関して)去年も優勝して連覇を目指してやっていたので、1位、2位両方関大のチームで、結果はすごく良かったんですけど走行の内容としては下見で立てたプラン通りにできないところがあったりしたので、そこは再来週の夏学の全学予選に向けて課題ができたのでその時までに修正していきたいです。(課題について)下見の時に例えば、「ここは8歩で行く」と決めていたのに1歩増えてしまったり、通るラインが少し外にいってしまったりとか、そういうところがあったので、そこは直さないといけないところなので注意してやっていきたいです。(MC2位について)2位にはなったんですけど、正直馬のおかげというかすごくモンスター(千駿)に助けてもらって、個人的には全然内容は良くなかったと思ってて、さっき挙げた課題ですけど、歩数が多くなったりとか予定のコースを通れなかったりとか、そういうところがあったので直していきたいです。(千駿とは)去年の全日本学生の後、12月頃から初めて担当させていただいています。(夏学に向けて意気込み)課題を修正することと、去年の全日本学生で勝っている馬で結果が求められると思うので、そこはしっかり出せるようにやっていきたいと思います」

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