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積極的な攻撃で4回戦突破!

積極的な攻撃で4回戦突破!

◇ 第53回関西学生選手権大会4回戦 ◇ 対大産大◇6月15日 ◇ たけびしスタジアム京都◇

【前半】関大1-0大産大
【後半】関大2-0大産大
【試合終了】関大3-0大産大

スターティングメンバー
GK山田和
DF上原、中島超、木邨、川島
MF村井、宮川、和田、真田
FW前田龍、淺田

初夏の暑さが照りつける中始まった関西選手権4回戦。序盤は相手ボールが続く。しかし前半3分、MF村井天(経2)のシュートを皮切りに攻撃を開始。同16分にMF和田健士朗(人2)がコーナーキック(CK)から直接ゴールネットを揺らし、先制する。後半には、MF川島功奨(社4)、MF真田蓮司(法2)が好機でパスを受け、落ち着いて決めた。これで4回戦突破。総理大臣杯出場に王手を懸けた。

試合は関大ボールでキックオフ。開始3分はなかなかボールを触れず、苦しい時間に。しかし、ボールを奪いファールをもらう。セットプレーのキッカー・MF和田からパスを受けたMF村井が、左脚を振り上げるも上へそれた。ここから終始関大が主導権を握るゲーム展開へ。MF真田、MF川島が左サイドからクロスを積極的に狙う。カウンターを受けそうになっても、DF木邨優人主将(政策4)の守備で抜かせず、高い位置をキープ。前半12分に前線へ駆け上がったMF村井にロングパスが飛ぶ。だが、惜しくもラインを割り、シュートにはつながらなかった。その後もMF川島を中心にゴール付近へセンタリングが上がり圧力を掛け続ける。そんな中、同16分にCKを獲得した。1本目は相手DFにクリアされ、迎えた2本目。「大院大戦も直接決まっていたので自信はあった」とMF和田の直接狙ったキックは、ゴールへ吸い込まれた。同23分、FW前田龍大(人4)が背後からのパスに反応し、シュートを放つも相手GKがブロック。

△MF和田

△MF和田

飲水を挟んで迎えた同26分、中央からMF村井がシュートを放つが右へ外れた。さらに数秒後に素早いパス回しからMF川島が抜け出し、ロングシュート。決まらなかったものの、積極的な攻撃を止めない。同36分にはDF上原壮(文3)を起点に攻撃。右サイドへ走り込んでいたMF村井にボールを送り、クロスが上がる。これにMF真田が頭で合わせに行くがゴール上へ。チャンスを仕留め切れず、追加点が奪えない。前半終了間際に、MF川島がペナルティエリア目前でファールを獲得。MF和田の力強いフリーキック(FK)は、相手GKの好セーブに阻まれた。1点リードで前半を終える。

△MF村井

追加点がほしい後半戦。DF木邨主将から前線へのロングパスが数多く飛ぶ。同5分にFKを獲得。ゴール前にボールが上がるもクリアされる。しかし、セカンドボールに反応し、攻撃を途切れさせない。その後も両サイドを使って攻める。なかなか追加点を奪えない関大は流れを変えるべく同13分にDF桑原航太(社2)を投入。同14分にはピンチを迎えたものの、GK山田和季(社3)が落ち着いて対応する。21分にはMF三木仁太(政策3)、FW兎澤玲大(法1)がピッチに。直後にFW兎澤の元へクロスが上がったがゴールならず。飲水へ。

△GK山田和

同29分、MF三木仁の左脚から好機を演出。「仁太(=MF三木仁)は左利き。どこに走ればボールが出てくるか分かっていた」とパスを受けたMF川島が落ち着いてシュートを決めた。待望の追加点にスタンドからも歓声があがる。同31分にはMF北村圭司朗(法2)を投入。直後にはMF北村がヘディングでダメ押し点を狙いにいくが、クロスバー直撃と惜しくも入らず。それでも同38分、DF桑原のパスを受けたMF真田がゴール枠を捉え得点。経験豊富な2年生コンビが3点目を奪い取った。最後まで攻撃の手を緩めることなく試合終了。4回戦を突破し、準々決勝に駒を進めた。

△MF川島

△MF真田

終始、高い位置での攻撃を続けた関大。得点機会を数多く演出し、一発勝負のトーナメントの緊張感がある中でも、自分たちのスタイルを貫いた。次戦も勝利し、総理大臣杯の出場権獲得へ。そしてその先の頂きへ、紫紺の戦士たちは突き進む。【文/写真:櫻田真宙】

▼MF和田
「(CKは直接狙っていたか)一応、直接狙うというか、GKを囲もうという形で。大院大戦も直接決まっていたので自信はあった。(試合を振り返って)まだまだ失う回数が多かったり、ミスが多かった。自分たちから苦しいゲームにしてしまった。そこはもっと練習から突き詰めてやっていかないと、この先の全国大会に出た時に苦しい思いをする。まだまだ自分たちで圧倒できる試合を増やしていかないといけないと思う。(今後、注目してほしいプレーは)僕はどちらかというと、ボールを持った時の方が自信がある。また、セットプレーのキックは任されているので、責任を持ってやりたい」

▼MF川島
「(シュートチャンスでボールをもらった心境は)仁太(=三木仁)がピッチに入ってきた瞬間に、左利きなので、ゴールシーンの時のようなパスが出せる選手だと分かっていた。1本目を外してしまったというところで、2本目はしっかりと決め切れたことは良かった。(試合を振り返って)相手のカテゴリーが下ということもあり、前半は相手が引いてきて、後半は相手がどんどん前へ出て来たので、自分たち自身難しさを感じていた。しかし、やるべきことは変わらないので、奪われたら切り替えて守備をする。そして、ゴールに向かって攻撃をすることを徹底してできたと思う。(今後に向けて)次勝てば全国大会が決まる。昨年、1回戦で終わってしまった総理大臣杯のカップを取りに行くというところは次戦も変わらない。次戦も勝利し、全国を取りに行きたいと思う」

▼MF真田
「(絶妙なパスを受けてシュートを決めたが、打つ直前の心境は)2-0という状況で、後ろから功奨くん(=川島)も絶対決めろと声を掛けてくれたので気が引き締まった。決めないいけないと思って打った。(2年生の活躍が光ったが学年で引っ張る意識はあったか)試合に出ている以上、学年関係なくチームを引っ張ることを意識している。昨年から試合に出させてもらっていて少しは経験がある。その分自分が声を掛けるなど、少しでもチームを引っ張っていければなと思う。(次戦に向けて)次勝てば全国大会に行けるので、内容もこだわっていかないといけないが、まずは全員で勝利を挙げることを意識して1週間練習していきたいと思う」

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