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美しい演技を見せた!

美しい演技を見せた!

◇第47回総合関関戦◇6月9日◇対関学大◇関西大学たかつきアイスアリーナ

[3級以下男子]
1番 清水
棄権 今津

[3級以下女子]
1番 吉岡
4番 穂垣

[4~6級女子]
2番 西田
3番 滝野晴

[選手権女子]
1番 久保
3番 白岩

[選手権男子]
1番 朝賀
2番 片伊勢

全日本選手権に出場する選手なども在籍する関大。そんな選手たちを応援すべく関西大学たかつきアイスアリーナに多くの観客が集まる。注目度が高まる中、各々の良さを示す演技を披露した。

最初に行われたのは、3級以下男子の演技。今津駿介(情2)は棄権のため、清水颯泰(環都2)のみが出場した。『La Campanella』の曲調に合わせて、好調な滑り出しを見せる。冒頭のコンビネーションジャンプを決め、拍手が送られた。着氷が失敗した時もあったが、最後は華麗なスピンを決め、滑りきる。

△清水

続いて、3級以下女子に吉岡理沙(商4)、穂垣舞佳(経4)が出場。吉岡は途中でテンポ感が変化する『You’ll Be in My Heart』を笑顔で披露する。競技後、「最近苦手なスピンでこけてしまったというのが課題かなと思うので、スピンをしっかりすることと、しっかり早く綺麗に踊れるように練習していきたい」と語った。穂垣は体の柔軟性を活かし『The Words』を滑る。スピンからのポーズもなめらかに決め、観客を魅了した。

△穂垣

続いて西田琴海(社3)と滝野晴日(社3)が4~6級女子に出場する。西田は、ミスのない演技を披露。ジャンプもスピンも完成度が高く、ビールマンスピンも綺麗に決めた。滝野晴はスピード感のある演技を披露する。ジャンプやステップも丁寧に表現した。

△西田

ハイレベルな選手が集う選手権女子には、久保智聖(人4)と白岩優奈(文4)がエントリー。久保は、冒頭の3回転ループを着氷させると歓声が沸き起こる。『エデンの東』の重厚感ある音楽に合わせて、完璧な演技を披露。スピン、ジャンプともにミスなく滑りきった。白岩はリンク全体を使い、『Titanic』を全身で表現する。転倒によるミスを感じさせない圧巻の演技を見せ、美しいI字スピンで締めくくった。

△白岩

最後の選手権男子には関大のみが出場した。まず、朝賀俊太朗(文1)が出場。演技中にコンビネーションジャンプを追加するなどの対応力も見せる。「自分のベストを尽くして、自分の最高点を出せるようにここから努力していきたい」と今後に向けて意気込みを語った。トリを飾ったのは、片伊勢武アミン(法3)。冒頭のジャンプの着氷を綺麗に決めることができないものの、最後まで力強い演技を見せる。コンビネーションジャンプをしっかり着氷させ、歓声を沸かせた。

△朝賀

多くの人々を魅了したフィギュア部門。得点はスピードスケート部門と合わせ、関学大と大きく差が開いた。勝利を手にすることはできなかったが、今シーズンは始まったばかり。練習を重ね、さらなるレベルアップを目指す。【文:滝口結月/写真:佐藤大誠】

▼吉岡
「(総合関関戦を振り返って)関大主幹で、準備から色々大変だったんですけど、うまく最後まで、演技もスピードの人たちも自分の力を出しきれて良かったなと思います。(自身の演技を振り返って)まだまだ課題がいっぱい残っている演技で、これから他の試合に向けてどんどん上達できるように頑張っていきたいと思います。(どんな準備をしてきたか)自分は、技は結構できる方で、頑張っていると思うんですけど、滑るのがすごく遅くて。できるだけ上手な人たちのように綺麗に踊れるように練習することと、笑顔で踊ること。やっぱりジャッジさんにも観客の方にも、明るい方が楽しいかなと思うので、笑顔で踊るのを頑張っていました。(良かった点は)今日の演技は、いつもよりも技がちゃんと入ったことと、楽しく踊れたのが良かったことだと思います。(悪かった点は)最近苦手なスピンでこけてしまったというのが課題かなと思うので、スピンをしっかりすることと、しっかり早く綺麗に踊れるように練習していきたいと思います。(次の大会に向けての意気込み)次の大会は秋ぐらいになると思います。まず1個上の級に上がって、自分のレベルよりも少し高い人たちと一緒に戦った時に結果を出せるように、日々頑張っていきたいと思います」

▼朝賀
「(演技を率直に振り返って)楽しかったんですけど、酷かった部分が多かったので、次に向けてはいい経験となったんじゃないかなと思っています。(どんな準備をしてきたか)今月末に大きな演技をする機会があるので、そこに向けて今やっています。その間に関関戦という伝統ある大会があったので、調子は良かったんですけど、ちょっと気持ちが上がりすぎてしまいました。演技は良くなかったんですけど、感覚としては悪くなかったのかなと思います。(良かった点は)トリプルアクセルを冒頭に入れたんですけど、試合で入れた経験が少なかったので、そこで入れられたというのが1つ大きな点だったかなと思います。(悪かった点は)ステップで酷い転け方をしてしまったので、そこがちょっと悔しかったです。(1番盛り上がったシーンは)3本目のジャンプなんですけど、元々あそこはコンビネーションつける予定はなかったんですけど、1本目でミスをしてしまったのでつけないといけなくて。頑張って成功できたというのが自分の中で大きかったと思います。(次の大会への意気込み)自分のベストを尽くして、自分の最高点を出せるようにここから努力していきたいと思います」

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