Loading Now
×

関選で吉村匡が3位、小林勇が5位入賞!

関選で吉村匡が3位、小林勇が5位入賞!

◇第68回関西学生選手権大会◇グリーンアリーナ神戸◇6月8・9日◇

[男子]
(団体予選)
〈Aチーム〉
14中(全20射)
〈Bチーム〉
14中(全20射)
〈Cチーム〉
9中(全20射)
→A、Bチームが決勝トーナメント進出
(団体決勝トーナメント1回戦)
〇関大A16中(全20射)-8中(全10射)-4中(全5射)-5中(全5射)
〇関大B15中(全20射)
(団体決勝トーナメント2回戦)
●関大A13中(全20射)-5中(全10射)
→ベスト8
●関大B15中(全20射)
→ベスト8

[女子]
(団体予選)
〈Aチーム〉
13中(全16射)
〈Bチーム〉
10中(全16射)
〈Cチーム〉
12中(全16射)
→A、B、Cチームが決勝トーナメント進出
(団体決勝トーナメント1回戦)
●関大A8中(全16射)
→ベスト16
●関大B7中(全16射)
→ベスト16
●関大C2中(全16射)
→ベスト16

[個人戦]
吉村匡 3位入賞
小林 5位入賞

関西最大規模の大会、関西選手権(関選)が開催。初日は団体予選、2日目は団体決勝トーナメント、そして事前に行われた予選を勝ち抜いた個人決勝が行われた。男子団体は関大A、Bチームがベスト16入り。個人では、吉村匡由(人2)が3位、小林勇太(文3)が5位入賞を果たした。

△小林勇(左)と吉村匡

最初は女子の団体予選。Aチームは、間苧谷菜生(商2)、山口侑香(社2)、吉村涼(人4)、小田桐朱璃(商3)、で構成された。大前の間苧谷と落の小田桐が皆中し、13中と好的中。

△関大A

白井杏樹(安全1)、吉田凛音(社1)、鈴木聖菜(経2)、岡田湖雪(法3)のBチームは、皆中者こそいなかったものの、10中を記録した。

関大B

三摩千賀(法1)、赤尾千佳(社2)、田村陽向(情4)、北住紗来(社3)から成るCチームは、田村が皆中し、12中。3チームすべてが上位16チーム入りし、2日目に行われる決勝トーナメント進出を決めた。

関大C

午後からは男子の団体予選。Aチームとして、森本弘大(商3)、白石幸斗(化生3)、佐々木大河(法4)、吉村匡、齊藤伊吹(情4)が出場した。吉村匡、齊藤が皆中し、計14中。

また、畠山拓真(商1)、小林勇、多湖伝我(経3)、下川拓実(商3)、横矢翔大(化生2)のBチームは、この春入学した畠山が皆中。Aチームと同じく計14中に。A、Bチームは、決勝トーナメントへと進んだ。

関大B

一方Cチームは、三宅琳久(環都2)、笠間悠太(法2)、藤村尚澄(シス理2)、福岡亮汰(シス理2)、石動颯大(社2)の2年生で構成された。計9中と的中数が伸びず、ここで予選敗退となった。

2日目は、女子団体の決勝トーナメントからスタート。ここに残った16チーム中3チームが関大という選手層の厚さを見せる。しかし、3チームともに予選の的中数を下回り、1回戦で敗退となった。

続いて行われた男子団体の決勝トーナメント。Aチームは1回戦で強豪・大経大と対峙(たいじ)した。佐々木、吉村匡が皆中し、16中と予選よりも的中数を伸ばす。しかし、相手は強豪校。同中競射にもつれ込んだ。それでも勝敗は決まらず、さらに5人が1本ずつ弓矢を引く一本競射へ。またしても同中で、さらに一本競射を行い、5人全員が矢を的に収めた関大の勝利が決まった。

△関大A

Bチームは、京工繊大と対戦。畠山、小林が皆中し、計15中となった。相手と2中差をつけ2回戦へ。

激戦を制し迎えたAチームの2回戦は京大とあたった。大前の森本が皆中し、13中。またしても、同中競射に勝敗が委ねられる。同中競射では、1中差という僅差で京大に敗れ、ベスト8となった。

Bチームは、畠山、多湖が皆中し、1回戦と同じく15中。決して低くはない的中数を記録したが、相手は17中とこれを上回る。Bチームも8強で終幕。ルーキー・畠山は、全3戦全12射を皆中させる活躍ぶりを見せた。

△畠山

最後に個人決勝。予選はオンラインで事前に行われ、四ツ矢3中以上が通過の条件だ。女子は6名、男子は16名が決勝に出場した。女子は、北住が尺二3本目まで進んだものの、惜しくも入賞ならず。また、男子では、尺二6本目まで、三宅、吉村匡、小林勇が残る。三宅も15人まで残るなど、健闘したものの、入賞まではあと1本届かず。吉村匡、小林勇が八寸へと進んだ。

△三宅

吉村匡は八寸2本目をあて、上位3人に残る。しかし3本目はわずかに的の外へ。ただ1人が3本目をあてたため、2位、3位は遠近競射で決めることとなった。先攻の吉村匡が飛ばした矢は、的の限りなく真ん中近い部分に命中。しかし後攻の選手が吉村匡の矢に重ねるように、矢を放つ。その結果、わずかな差で、吉村匡は3位となった。

△吉村匡

一方小林勇は、4位、5位を決める遠近競射の結果、5位入賞を果たした。

△小林勇

今月には、関関戦、そして選抜が控える。下級生も躍動し、選手層の厚さを見せつけた関大。この大会で得た経験を糧に、チーム一丸となって戦う。【文/写真:貴道ふみ】

▼小林
「練習の中でなかなかチームの調子が上がらない中で、いつも通りの射が昨日出せて、今日も結果的には決勝に行くことはできなかったのですが、チームとして崩れることなく、自分は後悔なく引き切ることができたので良かったと思います。(個人戦を振り返って)個人予選を通るのが今回の大会が初めてで、通れたらいいなという軽い気持ちでやっていたのが、1、2本目であたった後は、集中力が増して、緊張のせいであまり覚えていないのですが、結果的に5位が取れて、自分は大学から弓道を始めた初心者なので、ずっといろんな先輩に憧れて引いてきたので、個人戦で結果を残せて良かったです。(課題)自分は会が不安定になる癖があるので、試合で引くときはとにかくいつも通りというのと、狙うときは冷静にと考えていました。(関選に向けてやったこと)メンバー練習に、できるだけ緊張感を持ってやったことと、個人に関しては八寸の的でも練習していたので、それも生きたかなと思います。(今後の目標)リーグで引きたいという強い思いがあったので、関大の主力として弓を引いて、関大に貢献することです」

▼吉村匡
「(団体戦を振り返って)練習の時から高い的中数を出せていて、いけるだろうとおごりじゃないですけど、自信が満ちあふれていて。予選では低い的中数になってしまいましたが、補い合って、チームとして機能したのかなと、そういうところは良かったと思います。決勝トーナメント1回戦は、とても強い大経大Bとあたって、勝つか負けるかとても不安でずっとそわそわしていました。4年生の2人から、『吉村ならいけるよ』と自信をもらえるような声かけをしてもらって、やっぱり関大のAチームとしてあて切らなければいけないというプレッシャーと誇りを持ってしっかりと詰め切ることができて。競射になってしまったのですが、僕が不安になってしまった時に、4年生の存在が大きかったです。(個人戦を振り返って)関大として結構な数の選手が出場していて、やはり不安で、練習の時でも最近低い的中数が出ていて。4日前にすべて外してしまう皆落が起こってしまったので自信が持てなくなりました。そこから、射を一新して、引き方を変えたりして。同期の存在を感じました。初心者の三宅、笠間、藤村、清水もいて、経験者として負けたくないという気持ちが大きかったです。最後まで隣で戦った三宅は最近すごくあてていて、プライドがあって個人でもしっかりと詰め切れたと思います。八寸でも関大は2人しかいなかったので、誇りを持ってやり切る気持ちで引き切りました。(最後の距離競射)2位3位の時点で賞状は確定していたので、不安さよりも、あとは楽しんで関選を終わりたいなという気持ちが大きかったので。結果的には負けてしまったのですが、やっぱりもっといけたかなと改善点というよりかは、次に向けての向上心、意欲が沸きました。もっと頑張りたいなと思いました。(これから試合が続いていくと思うのですが)個人としては射がまだ不安定で仲間を引っ張っていけない、引っ張られている立場にあるので、この1週間で射を安定させていきたいです。(関関戦では)例年初日に行われる男子の部が最終日に行われるので、勝負が決まる場面であて切れるように、自信を持って引きたいです。(選抜においては)今年の関大は結構強いと思っているので、そのメンバーと一緒に、4年生は最後なので、勝たせてあげたいという気持ちが大きいです。個人では、全部詰め切ることです」

Share this content:

コメントを送信