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◇第101回関西学生陸上競技対抗選手権大会◇5月24・25日◇於・たけびしスタジアム京都

[女子200㍍予選]
1組4着 中島杏奈(安全4) 26.49
3組2着 野川明莉(シス理3) 25.29→準決勝進出
5組2着 井上晴稀(法4) 25.40→準決勝進出

[男子200㍍予選]
1組3着 松井健斗(社2) 22.13→準決勝進出
3組1着 濱田澪(法4) 21.43→準決勝進出
4組2着 森原蓮斗(シス理3) 21.65→準決勝進出

[女子400㍍H予選]
1組7着 堀口花凪(安全2) 1:10.21
2組4着 山口佳乃子(2) 1:04.67

[男子400㍍H予選]
1組2着 京竹泰雅(人3) 50.86→決勝進出
2組6着 小池竣也(経2) 56.00
3組7着 古市禅(人4) 58.03

[女子200㍍準決勝]
1組2着 野川明莉 25.42→決勝進出
3組4着 井上晴稀 25.17→決勝進出

[男子200㍍準決勝]
1組6着 森原蓮斗 21.23
2組1着 濱田澪 20.74→決勝進出
2組6着 松井健斗 21.51

[女子800㍍予選]
1組2着 池﨑萌絵(商3) 2:13.49→決勝進出
3組8着 室山真優(1) 2:24.19
4組5着 大西友菜(1) 2:19:93

[男子800㍍予選]
1組1着 高梨有仁(経4) 1:52.78→決勝進出
2組1着 森玉鳳雅(社2) 1:52.05→決勝進出
3組1着 萬野七樹(1) 1:52.75→決勝進出

[女子マイルリレー予選]
2組3着 関西大学(澤田佳奈(法3)、山本佳乃子(2)、森脇杏(1)、野川) 3:55.68

[男子マイルリレー予選]
2組1着 関西大学(堀田陽樹(1)、谷野佑成(1)、都倉青(4)、濱田) 3:10.09→決勝進出

[男子円盤投げ決勝]
16位 迫田祥太(人3) 32m36
菅沼慶斗(法3) 棄権

[男子三段跳び決勝]
5位 磯本楓太(環都2) 15m38
6位 杉山慧(商3) 15m26
12位 梅野真生(人4) 14m98

[男子棒高跳び決勝]
1位 吉田陸哉(文2) 5m10
岡本幸樹(安全2) 棄権

[男子5000㍍決勝]
2着 谷村恒晟(安全3) 14:32.32
8着 岡村和真(情2) 14:47.75
11着 大槻涼人(政策2) 14:57.39

[女子5000㍍決勝]
14着 山本望結(1) 17:14.43
15着 有田茉合香(人3) 17:15.34
16着 前田彩花(商2) 17:18.28

[男子400㍍ハードル決勝]
3着 京竹 51.02

[女子800㍍決勝]
8着 池﨑 2:16.56

[男子800㍍決勝]
1着 萬野 1:50.83
2着 高梨 1:50.90
3着 森玉 1:51.18

[女子200㍍決勝]
7着 井上 25.03
8着 野川 25.07

[男子200㍍決勝]
3着 濱田 21.11

[男子マイルリレー決勝]
1着 関西大学(堀田、谷野、森原、濱田) 3:10.07

[女子三段跳決勝]
2位 尾石陽菜 12㍍44

[男子走高跳決勝]
9位 藤井蓮也 1㍍95
11位 中戸大樹 1㍍90

大会3日目は、女子200㍍予選からスタート。1組目には中島が出場した。追いかける展開となり4着に。3組・5組に野川と井上が挑んだ。どちらも2着となり、準決勝進出を果たす。

続く男子200㍍予選は1組に松井が出た。昨年、関西学生記録を叩き出した松井。3着で準決勝に駒を進めた。3組では、濱田が絶好の走りを見せ1着でフィニッシュ。さらに森原も2着で全員準決勝へ進んだ。

3種目目は、女子400㍍ハードル予選が行われた。堀口と山口が出場。どちらも追いかけたものの食らいわつけず、決勝進出とはならなかった。

男子400㍍ハードル予選には、京竹、小池、古市の3名が出場した。4月に行われた総合関関戦では、大会新記録を更新した京竹。2着で決勝戦へつなげた。小池、古市も奮闘したものの6着、7着という結果に終わり、決勝進出には至らず。

次に行われたのは、女子200㍍準決勝。野川、井上ともに予選と同じく好調な走りを見せ、決勝進出を果たす。

男子200㍍準決勝には、予選を勝ち進んだ森原、濱田、松井が挑む。森原と松井は上位勢に食らいつくもあと一歩及ばず。濱田は接戦を制し、またも1位通過で決勝へ。

800m予選、男子は圧倒的な強さを誇る。出場した高梨、森玉、萬野がそれぞれ1着でフィニッシュ。スタート直後は2位あたりにつき、終盤で追い上げる走りを見せた。明日行われる決勝でも期待がかかる結果で終える。

一方の女子は、池崎、室山、大友が出場。池崎は1組2着で決勝に進出するが、大友は5着、室山は8着で予選敗退となる。

9種目となる女子マイルリレー予選。序盤から上位に食らいついて3位という結果に。しかし、決勝戦にはつながらず。

男子マイルリレー予選では、関大は2組に出場した。最初は何人かを追いかける展開だったものの、濱田が颯爽と追い抜かし見事1位で予選突破。

男子棒高跳び決勝には吉田が挑んだ。およそ1ヶ月前に行われたU20アジア陸上競技選手権で銀メダルを獲得した吉田。全て一発で決め切り、5m10で1位に輝く跳躍を披露した。

053570A6-0A61-4A7A-BB87-B41A2C7418C0-200x133 男子は総合力の高さで2年連続総合優勝!女子は13位で関カレ終幕
△吉田

三段跳び男子決勝には、昨年1年生ながらに優勝を果たした磯本らが出場。磯本、杉山は高記録を残し、ファイナルへの進出を決める。しかし主将の梅野は、プレッシャーからか思うような跳躍はできず。12位で最後の関カレを終え、悔しさをにじませた。上位8名により行われるファイナルでは健闘するが、杉山は6位。磯本は5位となり2連覇とはならなかった。

円盤投げ男子決勝、菅沼は棄権。迫田は3回目の試技で32m36を記録するが、16位と悔しい結果に終わった。

残すところ2種目。男子5000㍍決勝には、谷村、岡村、大槻の3名がエントリーした。谷村が序盤から上位に食い込む走りを見せる。中盤には、先頭をキープ。しかし、残り1周で、それまで谷村の後ろで走っていた選手にトップを奪われてしまう。怒涛のラストスパートで食らいつくも、あと0.6秒及ばず。悔しい2着となった。岡本と大槻は、終始上位勢を追いかける状況となり、8着、11着でゴール。

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△谷村

5000m決勝女子では、有田がスタートから先頭集団に食らいついた。しかし、徐々に失速し追い抜かれていく。最終的には山本が14着、有田が15着、前田が16着という結果になった。

大会最終日となる4日目。男子は、2年連続の総合優勝を狙うも3日目終了地点では4位と1位の関学大まで、12.5点差あった。女子は18位と総合5位までは遠い道のりだが、逆転を果たすべく、試合に挑む。最初の種目である400㍍ハードル決勝に、京竹が出場。集団から遅れることなく試合を進め、ラストの直線に差しかかったところでは3位に。2位の選手と互角の戦いを繰り広げるも、追い抜かすことはできず。優勝には届かなかったが、表彰台に滑り込んだ。

続いて行われたのは女子800㍍決勝には池﨑が挑む。200㍍手前で集団は2つに分かれ、池﨑は5位集団後方でレースを進めることに。残り1周を切ると、5位集団も2つに分かれる。追い上げを見せることはできず、8位で競技を終えた。

女子800㍍の直後に、男子800㍍決勝が行われ、関大からは高梨、森玉、萬野の3人が出場。400㍍通過は54秒と速いペースで推移し、関大勢3人が先頭争いを繰り広げる。ラスト100㍍までは高梨が先頭だったが、ゴール手前で萬野が追い抜かし、1位。高梨、森玉も続いてゴールし、表彰台を独占。総合優勝に向けて、チームに勢いを与えた。

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△優勝争いをする関大勢

800㍍に続いて行われた競技は女子200㍍決勝。井上、野川が出場した。井上は中盤までは4位あたりをキープしていたが、ついていけなくなり7位でゴール。野川は序盤から差を離される展開に。最後まで追い抜かすことはできず、8位と悔しい結果に終わった。

男子200㍍決勝には濱田が出場。スタートと同時に飛び出しを決め、1位に躍り出る。しかし、後続の選手に食らいつかれ、優勝は逃すも、3位でゴールし表彰台に上った。

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△濱田

続いて行われた男子3000㍍障害には、1年生の糟谷と立花が出場。レース序盤は集団内を走る。残り3周になると、先頭の選手がペースを上げ、集団が縦長の隊列に。残り2周で糟谷は単独5位。立花は6位集団を引っ張るような位置でレースを進める。ラスト1周で立花は後方の選手に追い抜かされ、1つ順位を落とす結果に。糟谷も抜かされるかと思われたが、ラストの粘りを見せ、5位を死守。1年生として初の大舞台で入賞を果たした。

女子三段跳決勝には尾石が挑戦。3回目の12㍍07が上位8名に入ったため6回跳んだ。5回目の跳躍で12㍍44と2位の記録をマークし、表彰台に上る。

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△尾石

男子走高跳決勝には藤井、中戸が挑んだ。藤井は1㍍95㌢を3回目の跳躍で成功させる。しかし、2㍍は跳び越えることができず9位となった。中戸は1㍍90㌢のバーを3回目の跳躍で成功。だが、1㍍95㌢は成功させることができずに11位と悔しい結果に終わった。

関カレ最後のトラック競技は男子マイルリレー決勝。2連覇を狙う関大は堀田、谷野、森原、濱田の4人で挑んだ。第1走者の堀田は8レーンからスタート。他の選手に離されることなく、ほぼ同時で谷野にバドンを渡す。2走の谷野はバックストレートでオープンレーンになった時は集団後方の順位に。しかし、残り200㍍でペースを上げ、1人選手を抜かすが、集団は団子状態のまま進み、森原にバトンをつなぐ。続く森原は5位で序盤のレースを進めるも、残り200㍍を切ったところで前を走る立命大を追い抜き、4位で濱田に優勝への望みを託した。濱田は残り200㍍差しかかる手前で3位に順位を上げる。残り100㍍で横一列に3選手が並ぶ熾烈(しれつ)な戦いに。しかし、濱田が先頭に出ると、そのままゴールテープに飛び込み、2連覇を達成した。

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△仲間に勝利を伝える

4日間にわたる長い戦いを終え、閉会式で成績発表が行われた。男子の1部総合優勝の発表の瞬間。関大の文字がスクリーンに映ると同時に、男子は総合優勝2連覇を達成する。女子は13位と目標にしていた5位には届かなかった。しかし、この優勝は今後の関大陸上競技部に、さらなる勢いを与えることになるだろう。この結果に満足せず、部全体で次のステップへ。来年の関カレでは男子、女子共に総合優勝を目指す。

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△集合写真

【文/写真:早川莉央、森奈津子、木村遥太、長鴫海莉】

▽谷村
「(レースを振り返っていかがでしたか)今日の試合は、やはり勝てるレースであったと思います。しかし、最後は競って1位が取れなかったっていうのは、 率直に今は悔しい気持ちが1番大きいです。(レース中に意識していたことは)序盤は先頭についていくっていうところで、 後半はもし自分で余力があればペースアップして、最後はスパートで逃げ切るっていう形は意識していました。しかし、自分の中で意識していた通りに走れなかったです。ちょっとプラン通りにできなかったかなというふうに思います。(次戦に向けての意気込み)次はチームだと全日本大学駅伝の予選会があるので。そこでは今回みたいに悔しい結果で終わるのではなくて、個人としてもですし、チームとしても1番っていうところにこだわっていきたいです。絶対に後悔のないレースにしたいなという風に思います」

▽杉山
「(今日の跳躍を振り返って)関関戦の時にできてたことができなくなって、記録が安定してなかったなと感じます。(意識していたこと)難しいことは考えずに速く走って、気合で飛ぶことだけを意識していました。(次に向けて)6月16日に学生個人選手権があるので、今回の課題を修正して、ベストの跳躍ができるように頑張ります」

▽磯本
「(今日の跳躍を振り返って)1回目は冬季で練習した方法で飛んで失敗したので、2回目からは昨年と同じ方法で飛びました。それで結果が出たので最後まで続けたのですが、いい記録は出せなかったので足りないところがあるなと感じます。(意識していたこと)昨年は優勝したので、2連覇をしたかったことです。(次に向けて)6月16日に行われる関西学生個人選手権が大学で初めての全国大会になるので、記録を伸ばすことができるようにしたいです」

▽吉田
「(今日の跳躍を振り返って)今日の跳躍はあまり完成はしていなくて。自分自身、 アジア選手権が4月にあり、そこから体調が良くなかったのでコンディションの調整に苦しみました。なんとか間に合ったので、最低限の跳躍はできたかなと思っています。(意識していたこと)自分の跳躍をしっかりこなすということを意識していて。周りの選手の記録もそうですけど、 第一に1本目で全部決め切るということは考えていました。(次に向けて)今の記録をまた伸ばしていきつつ、6月末に行われるU20の日本選手権で優勝して、そこからU20の世界選手権につなげれたらなと思います」

▽堀田
「(8レーンからのスタートで意識したこと)内側が見えない状態だったので、自分のレーンだけを見て、2走の谷野に1秒でも早く、バトンを渡すことを意識して走りました。(緊張はあったか)総合優勝もかかっていて緊張はしてたのですが、先輩方が緊張をほぐしてくれて、いい心境でスタートラインに立つことができました。(次に向けて)1年生から大舞台で決勝を走らせていただいて、いい経験になったので今日のレースを活かして、より一層成長した姿を見せることができるように頑張ります」

▽谷野
「(バックストレートで中盤あたりの順位だったが、その時に意識したこと)最後の100㍍で抜け出そうと考えていたのですが、結果的には1人しか抜けなくて苦しい展開にはなりました。ただ、あとは先輩たちが何とかしてくれると感じていたので良かったと思います。(400㍍を走った疲労はあったのか)多少はありましたが、トレーナーなどのサポートしてくれた方々のおかげで、万全の状態で走り切ることができました。(次戦に向けて)今回のレースは、先輩方に頼る形になってしまったので、次戦は自分たちが引っ張っていく気持ちで頑張ります」

▽森原
「(バックストレートで1人選手を抜き、4位に位置していた点について)コーチから風が強いので、選手の後ろについていけとアドバイスをもらっていましたが、前の選手が少し遅かったので、抜かして濱田選手にバトンを渡しました。(ラストスパートで意識したこと)根性で走り切りました(次戦に向けて)もっと個人でレベルアップして、1年生を引っ張れるようになります」

▽濱田
「(残り200㍍までは3位だったが、その時の気持ち)他大学のアンカーの選手たちと比べて、スピードはあるなと感じていました。なので、トップに追いつく。けど、力みすぎずに走ることを意識しました。(残り100㍍まで体力を残していたのか)メンバーのおかげで体力残せていて、走りでも第3コーナーを走り終えるまで体力を残して走ることができました。(次戦に向けて)リレーだけでなく、個人種目でも力を出せるように、トレーニングを積んで頑張っていきたいと思います」

▽尾石

「(今日の跳躍をふりかえって)今までで1番ベストだったんですけど、全日本インカレの標準を切ることができたので、 結果だけじゃなくてみんなが応援してくれたのもありますし、すごい良かったなっていうふうに思います。(試合中意識していたことは)もう本当に自分の動きに集中しようと思って、本当に細かい自分の今直すべき修正点を何回も唱えて、 実際に動きにつなげたって感じです。(次戦への意気込みは)ここで満足してしまったら、やっぱりダメだと思うので、しっかり今回ダメだったところを直して、次に本会に向けてどんどん成長していきたいなっていうふうに思います。」

▽京竹

「(今日のレースを振り返って)」49秒と優勝を狙ったレースなんですけど、タイムと順位は叶わなかったんですけど、最低限3位としてチームには得点で貢献できたと思うのでよかったです。(試合中意識をしていたことは)結構前半が向かい風がすごくて、 そこで力んでしまったら後半伸びてこないと思ったので、そこは冷静に判断して後半しっかりあげるということを意識していました。(次戦への意気込みは)次が6月1日に関西実業団の試合のオープンで出場できるので、そこで49秒出して日本選手権標準記録を切りたいと思います」

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