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リーグ待望の1勝目!

リーグ待望の1勝目!

◇2022年度関西大学連盟秋季リーグ戦◇対甲南大◇9月25日◇大阪体育大学◇

[第1セット]関大22―25甲南大
[第2セット]関大25―15甲南大
[第3セット]関大25―20甲南大
[第4セット]関大23―25甲南大
[第5セット]関大15―11甲南大
[セットカウント]○関大3―2甲南大

1次リーグを無念の全敗で終えた関大男バレ。なんとしても1勝を挙げたいところ。下位リーグ1戦目は甲南大と対峙(たいじ)した。第1セットを先取されたものの、第2、3セットは関大が流れをつかみ連取に成功する。そのまま取り切りたかったが、第4セットは終盤に連続失点を許しフルセットへともつれ込む。序盤にブレイクし勢いに乗った関大は、最終セットを奪い見事リーグ1勝目を手にした。

第1セットは金子玄(人3)のサーブから始まった。粘り強くボールをつないで先制すると、川合涼太(人2)のブロック、陰下雄太(情3)のスパイクで3連続得点に成功。良い立ち上がりに思えたが、直後に反撃を受け同点へと引き戻される。一進一退の攻防となったが、相手がサービスエースを決めたところで勢いが増し、ブレイクを重ねられてしまう。リードを許したままゲームが進んだ。攻撃がブロックに止められ、苦しい時間が続いたが、タイムアウトを挟むと切り替えて得点する。安平瑠也(商2)のクロススパイク、川合の速攻、陰下の強打など徐々に点を重ねたが、逆転はかなわず。22-25で惜しくもセットを落とした。

△金子
△川合(左)と金子

第2セットは序盤から拮抗(きっこう)した展開に。陰下がレフト側から2点を奪うと、岡田大雅(経4)が相手の攻撃をシャットアウトしチームを沸かせる。金子の軟打や安平のバックアタックもさく裂し、岡田のクイックでブレイク。勢いに乗り、陰下のサービスエースを含む3得点でさらに点差を広げた。相手がタイムアウトを取った後も勢いは途切れない。岡田と陰下がそれぞれブロックで得点し、最後は陰下のクロスでセットを奪取。10点の差をつけ相手を圧倒した。

△陰下

勢いに乗った関大は第3セット開始後すぐに4連続得点を決め、一気に相手を突き放した。乱れたボールも落ち着いて対処し、ものにしていく。陰下のバックアタックやブロッカーたちの執拗な守備で相手のミスを誘いブレイク。ダメ押しで岡田がノータッチエースを決め、3連続得点となるなど盛り上がりは最高潮に。終盤まで大きくリードしたままゲームが進んだ。サイドを中心に得点を重ね、さらに池田勇太郎主将(法4)がサービスエースを決めるなど、サーブも好調。先にセットポイントを握ったところで予想外の4連続失点となり焦りが見られたが、25点目を取り切りセット連取に成功する。

△池田主将
△安平

勝利に王手をかけた。第4セットは先制からブレイクするも、直後の4連続失点でリードを許す。それでも果敢に攻め、岡田のブロックポイントで同点まで追いついた。その後は取っては取られる接戦が続く。先にブレイクを決められ、流れが相手に傾きかけたところで、金子がサービスエースを奪い再び同点へ引き戻した。しかし、ブレイクを重ねられてしまい、反撃もかなわないままセットを落とす。勝敗はファイナルセットへと持ち越された。

△岡田
△久保田滉平(情3)

緊張の第5セット。先制されてもすぐ取り返し、果敢に攻め続ける。安平のクロススパイクや陰下のダイレクトアタック、岡田のブロックなどで4連続攻撃が決まり、その後も順調に点を重ねた。勢いは止まらず、タイムアウトを挟んでもなお雰囲気を崩さなかった。安平や陰下のスパイク、金子のサービスエースで3連続得点し、先にマッチポイントを獲得。すると、気持ちに余裕ができたせいかミスを連発してしまい、4連続で失点するピンチに。タイムアウトを要求し、切り替えを図った。最後は陰下が決め、15―11で逃げ切りセットを取る。6戦目にして、待ち望んだ勝利を手にした。

△池田主将(左)と陰下

フルセットの末、見事1勝目を挙げた。「みんな勝ちたい気持ちが前に出ていた」と池田主将。下位リーグ全勝に向け、残り4戦も突き進む。【文/写真:小西菜夕】

▼池田主将
「下位リーグの1戦目で、みんな勝ちたい気持ちが前に出ていて、アップからまとまりを持ってやっていました。ちょっとしたことやけど、こういうのがいい雰囲気につながったと思います。(1セット目落としてしまったが)雰囲気が落ちたりはしなかったかな。圧倒的にやられたとかではなかったので、 結構前向きな感じでした。(良かったプレー)大雅(岡田)が前半しっかり決め切ってくれていたり、全員頑張っていました。いつもはキャッチが返ってこなかったらカバーしながらプレーするんですけど、きょうは色々考えながらできました。みんなMVPです。(課題は)2、3セット目で上がっていたボールが4セット目で落ちたりとか、ブロックもなかなか相手に抜かれたりしていたので、4セット目は取れるセットやったかなと思います。(次戦に向けて)きょうの勝利をいいモチベーションに頑張っていけたらと思います。絶対勝ちます」

▼岡田
「とりあえず安心した印象が強いです。もともとブロックに期待されていて、それが1次リーグで出せなかったんですけど、今回1セット1本はブロックすることができて、その部分でチームに貢献できたから勝ちにつながったと思います。(課題は)取られたセットがこっちのミスだったり、誰のボールでもないものが間に落ちてしまうとか、そういうミスがあると雰囲気が悪くなるのでそれを無くせるように次週からやっていきたいです。(2週間の過ごし方)最初の5点を取るのが大切で、序盤に走るのが大事やなって話をしていて、その練習を増やしていきます。とりあえず1勝したんですけど、あと4勝できると思うので、全勝目指して頑張りたいと思います」

▼陰下
「前半戦がボロボロで1勝もできなくて、切り替えようと思いっ切りプレーしたのが良かったと思います。(自身の調子は)昨日は試合後半で失速したんですけど、その後3年生で整ったのが良かったと思います(笑)。(課題は)試合終盤になったら高さもなくなって、この前まではけがをしていて出ていなかったので、体力面も戻していけたらなと思います。(次戦に向けて)来年にもつながる大事な試合なので、次上に立つ3年の3人を中心に盛り上げていきたいと思います」

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