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470級・スナイプ級ともに2組が全国決めた!

470級・スナイプ級ともに2組が全国決めた!

◇2022年度関西学生個人選手権大会◇7月2・3日新西宮ヨットハーバー◇

【470級】
5位 福田新之介(経4)・後藤滉介(シス理2)
6位 山田咲良(人3)・戸川屋陽生(環都3)
8位 久保旬也(商2)・笹木竜斗(情3)
33位 西川哲正(化生2)・石本圭佑(安全1)

【スナイプ級】
3位 増田光(経3)・竹中麻結(安全2)
5位 河野大陸(人1)・松岡千咲(人3)
8位 田代彩子(商4)・奥村悠大(法2)
13位 児玉沙耶佳(商4)・前田峻輝(経2)
14位 赤松佑香(商1)・佐田ひなた(人2)
20位 三品祐里子(社3)・永留大偉(化生1)

この関西学生個人選手権大会で6位以内に入れば、全日本個人選手権大会への出場権を得られる。出場する9組は試合前から天候、コースの確認を丹念に行った。その結果、両階級から2組ずつが全国への切符をつかんだ。

△試合前、ミーティングの様子
△470級のメンバー
△スナイプ級のメンバー

1日目は天候にも恵まれ4レースが行われた。先にヨットを走らせたのは470級。1レース目はどのペアも6位以内にゴールラインを切ることができず幸先の悪いスタートとなる。ただ、その不安を希望に変えたのはスナイプ級に登場した増田・竹中組だ。一発目から2位に入り、チームを勢い付ける。2レース目には久保・佐々木ペアが21位から4位まで引き上がる快進撃を見せた。

△増田(左)と竹中

3レース目には470級、スナイプ級ともに2組が6位以内に入り、全国を射程範囲内にとらえる。迎えた、1日目最後となる4レース目。この日一番の白熱したレースが繰り広げられた。福田、後藤の2人だ。1位をキープし続けていた関学大の艇と、抜いては抜かれる首位争い。最後は2位でゴールとなってしまったが、2日目に向けて強豪・関学大をおびやかした。1日目は、どちらの級にも6位以内が2組という状態で終える。

△福田

470級・スナイプ級ともに関学大に上位を占められ、巻き返しを図りたい2日目。1日目からメンバー変更を行い、レース開始の合図を待つ。無風のため待機の時間が続き、激しい雨が降りしきる中でも選手たちの集中力は途切れない。

13時10分、ようやくレースが再開された。第5レース、470級では山田・戸川屋ペアがスタートから勢いに乗り先頭を走る。福田・後藤ペアも序盤は3位につけ、上位争いを繰り広げた。続く久保・笹木ペア、西川・石本ペアも中盤でペースを保ち前を目指す。福田・後藤ペアはレース中盤さらに加速。関学大を追い越し2位に浮上する。山田・戸川屋ペアがそのまま逃げ切り1位に、福田・後藤ペアも2位でフィニッシュ。見事な関大のワンツーフィニッシュで会場を盛り上げる。

△戸川屋(左)と山田

スナイプ級ではレース前半から混戦。抜け出したのは1日目から安定したレースが続く増田・竹中ペア。息の合ったパフォーマンスを見せそのまま1位でゴール。河野・松岡ペアもレース最終盤に粘り強さを発揮し2位に躍り出る。470級に続いて関大のワンツーフィニッシュとなった。

△河野(左)と松岡

2日目は微風のため1レースで終了。2日間の結果により、470級からは福田・後藤ペアと山田・戸川屋ペアが、スナイプ級からは増田・竹中ペアと河野・松岡ペアが予選通過を決め、9月に行われる全国選手権に挑む。今大会は1日目から徐々に順位を上げ、チームを引っ張った福田主将はもちろん、1年生ながら全国への切符を手にした河野らの活躍も見受けられた。しかし上位を関学大に独占されるなど課題も見つかった今大会。悲願の全国優勝を目指し更なるレベルアップを図る。【文・写真/稲垣寛太・木原綺音】

△後藤(左)と福田
△山田(左)と戸川屋
△竹中(左)と増田
△松岡(左)と河野

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