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8ー0で関西選手権初戦突破

8ー0で関西選手権初戦突破

◇第51回関西学生選手権大会3回戦◇対姫獨大◇7月2日◇関西大学高槻キャンパス第1グラウンド◇

【前半】関大4-0姫獨大
【後半】関大4-0姫獨大
【試合終了】関大8ー0姫獨大

GK 山田和
DF 中西渉、原、夘田、堤
MF 前田龍、谷岡、岡崎駿、濱
FW 森、浅田

16年以来7年ぶりの優勝を目指す関西選手権初戦で、関大は3部で5位の姫獨大と対戦。先週のリーグ戦からスタメンフィールドプレーヤー全員を入れ替え、出場機会の少ないメンバーで挑んだ。2日間連戦の戦い方に多くのチームが苦戦する中、8得点で快勝し層の厚さを見せつけた。

開始直後からゴールに迫ると、コーナーキック(CK)を獲得。DF中西渉真(経4)のキックにFW森隼平(商4)が合わせ開始5分で先制した。自陣にボールを運ばれてもDF夘田康稀(文4)がすぐに関大の攻撃に変え、相手に攻める隙を与えない。MF谷岡昌(社3)が起点となりサイドから何度かチャンスを作ると、前半18分には追加点。MF堤奏一郎(社3)が左サイドを上がるとファーのDF中西渉が折り返し、最後はMF岡崎駿希(法4)がきっちり決めた。さらにMF濱瞭太(情4)が敵陣の高い位置で相手のボールを奪うと、FW森がゴール前できっちり決めこの日2得点目。3ー0と相手を突き放した。

△DF中西渉
△FW森
△先制シーン
△MF堤
△2点目
△MF濱

クーリングブレイク明けも関大の攻撃が続く。DF中西渉がドリブルでペナルティエリア内まで運んだものの、MF前田龍大(人2)へのパスはオフサイドとなった。さらに、DF原一貴(安全4)のサイドチェンジから、MF堤が運びCKに。MF岡崎駿が遠目からシュートを放つなど、リードの状況でも攻め続けた。40分には今度は右サイドでMF前田龍が相手を置き去りにすると、そのクロスにFW森が合わせハットトリックの活躍。終始攻め続け4ー0と圧倒的リードで試合を折り返した。

△DF原
△MF前田龍
△4点目

後半も開始1分からMF前田龍がシュートを放つなど関大の時間が続くと思われたが、立ち上がりに苦戦。前半とは一転し高い位置でボールを奪えず、相手のセットプレーが続いた。それでも、GK山田和季(社1)のパンチングなどでしのぎ、苦しい時間帯も無失点に抑えた。

△GK山田和

後半18分にDF中西渉が相手をかわして中央を突破すると、FW浅田彗潤(はうる=人1)が裏へ抜け出しゴール。FW浅田の大学初ゴールで後半最初の得点を獲得した。21分にはスタメン組のMF足立翼(人4)、FW久乗聖亜(政策4)がピッチに入り攻撃を加速させる。33分にはMF足立の狙いすましたミドルシュートが決まり、MF足立は2戦連発。さらに、交代直後から何度かチャンスを作っていたFW久乗も追加点を奪った。

△FW浅田
△5点目
△MF足立
△6点目
△FW久乗
△7点目

試合終盤にはDF髙橋直也(商3)とDF松尾勇佑(文4)もピッチイン。後半38分にはDF髙橋がドリブルで楽々突破。ゴール前でパスを受けたMF鶴内夢士(むうと=情2)が大学初出場、初ゴールで8点目を奪った。そのままピンチもなく試合終了。大差で初戦を飾った。

△DF松尾
△DF髙橋
△MF鶴内
△8点目

3部相手とはいえ、サブ組中心に8戦ぶりに無失点勝利と強さを見せた。4回戦では学生リーグで5ー0で勝利している甲南大と対戦する。関西選手権制覇へ、まずは総理大臣杯出場がかかる準々決勝へ確実に駒を進める。【文/写真:牧野文音】

▼DF原
「大臣杯で1位を取る、全員サッカーで1位を取るというのが目標のチームで初戦のキャプテンを任されたのは誇りに思いながら戦ったし、チームが勝てるように自分の立ち振る舞いを考えて試合に臨めた。攻められることは少なかったが、チームをまとめたり声をかけてチームを鼓舞すること、前を活性化させることが自分の役割だと思っていたので、その部分はしっかり貫き通せたと思う。得点を取れて、無失点で終われたのは良かったが、後半の立ち上がりで相手ペースになったりした部分もあったのでそこは課題。関西選手権で優勝して総理大臣杯に挑むことを目標にしているので、チーム全体として勝てるようにやっていきたい」

▼FW森
「相手は格下だったけど、サッカーは格下が勝つことも多いので足元をすくわれないように意識して入った。TOPでのスタメンはたぶん初めてだった。1点目は狙ってなかったけど、当てたら頭で入って緊張とかは特になかった。(印象に残ったのは)2点目。相手のミスからMF濱が足元にスルーパスを出して、それで左足を振り抜いたらうまく入った。あんなゴール決めたことなかったし、感触は良かった。(関西選手権での目標は)今日3点取れたので2ケタとりたい。チーム目標は優勝して、全国出て1位とりたい」

▼DF夘田
「自分も含め、今日はいつも出ていないメンバーが出るということでアピールしたいと全員思っていたし、去年の初戦は3ー2でギリギリの戦いだったので、チーム全員が相手格下とかはあまり思っていなくて100%で臨むというところを意識していたので、大差がつけられて良かった。紅白戦とかでスタメン組とかとやっても五分五分の戦いはできているので、 自信持ってできていたし、ここに出ていたメンバーがスタメン組に食い込んで、もっとレベルの高い争いをして行ければ。ボールを握る展開というのはわかっていたが、CBの一貴(=DF原)とリスク管理は徹底しようと話していたので、ゼロに抑えられたのは良かった。目標は関西1位。カップ戦はスタメンだけじゃなくて、天皇杯だったら真登(=FW百田)がサブの中で得点王になったようにサブの力があれば上に行けると思うし、今日出ていたメンバーは明日サブに回るのが多いと思うけど、その中でヒーローというか、そういう存在があればチームは勝ち進んでいけると思うので、頑張りたい」

▼DF中西渉
「今シーズン初スタメンで、ベンチメンバーが中心だったんけど、自分たちが勝たないとしっかり次につながらないので結果を一番重視して試合に臨んだ。点数が多く入ったのと、後半から入ってきた選手たちの攻撃のクオリティが高くて結構助けられた部分が大きかったが、内容としては終始圧倒できたわけではななくて、後半の立ち上がりとかにCKでかなり攻められていたりとかしていた。シーズン初めからずっと自分たちがボールを握るスタイルでやってきた中でそれを最後までできなかったのが課題。まずは関西選手権を優勝して総理大臣杯に行くのがチームとしての目標なので、今日サブ中心のメンバーで勝てたのはチームの底上げにもなったと思う。チーム全員の力で優勝したい」

▼MF濱
「チームとしても初戦だったし、相手も格下でメンタルの部分で難しいところがあった。受けて立ったらやられるなと思っていたし、個人として久しぶりのスタメンで結果を残すことを意識して臨んだ。前半で4点決めれたというところで、自分としてもアシストも1個できたのでよかったのと、後半のスタートの時に隙があって相手にチャンスを作られたのでもっと自分たちのペースで試合を支配した方がもっとよりいい結果になったのかな。チームとしては関西選手権を優勝して総理大臣杯に出場するという目標を掲げているので、そこを目指して日々の練習から、明日の試合からチーム全体で勝っていけるようにしたい」

▼MF鶴内
「デビュー戦だったので得点を取ろうという意識が強かった。緊張もあったけど、点差もついていたのでやることをやろうと思っていた。(得点シーンを振り返って)DF髙橋くんがすごくいいパスを出してくれたので良かった。(試合を振り返って)あまり良さが出せなかったので、これからもっとチームを勝たせられる選手になりたい。もっと自分から攻撃につながるプレーをしていきたい。関西選手権で優勝して全国に出るのが一番の目標。(個人としては)試合に出れるようになってチームを勝っていけるようになれれば」

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