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健闘見せるも初戦敗退

健闘見せるも初戦敗退

◇第70回全日本学生選手権大会◇7月3日◇日本武道館

【1回戦】

●岡本怜 0―1

【2回戦】

●大橋 0―1

●栗原 0―1

地区大会を勝ち抜いた者が出場できる全国の舞台。関大からは大橋宙暉(法4)、岡本怜大(化生4)、栗原蒼空(経2)の3名が出場した。全員が延長戦まで試合が及ぶものの、初戦で敗れる。全国のレベルの高さを見せつけられる結果となった。

最初に登場したのは岡本怜。昨年の全日本学生優勝大会の2回戦で敗れた国武大の選手と再び相まみえた。前回は思い切って打ったところを返されたため、その反省を生かして挑んだ。両者引かない試合は延長戦に突入する。しかし最後は手元を上げたところで左小手を捉えられてしまい敗北した。

△岡本怜

大橋はインハイで優勝経験を持つ難敵と初戦から当たる組み合わせに。だが、「調子は良かった」と優勝候補相手にも善戦を見せ、試合は延長戦に。その後、小手返し面を打った際に場外に出てしまい、1つ目の反則を取られる。どちらに転ぶか分からない展開が続くものの、鍔迫り合いから下がる際に再び反則を取られてしまい1本を献上してしまう。健闘を見せたものの、無念の反則での敗退となった。

△大橋

最後に登場したのは栗原。普段は果敢に攻める剣道が持ち味だが「そこを対策されていると感じた」。柔軟に対応し、積極的に攻める剣道から相手を引き出す剣道に切り替えた。お互いなかなか1本を奪えずに試合は延長に突入。しかし、最後は相手が一枚上手だった。思い切って面を狙いにいくが、相手はそれに対する準備できており、合い面勝負に敗れる。悔しくも初戦で姿を消した。

△栗原

9月には団体戦の全国が懸かった関西選手権が控える。昨年惜しくもインカレ準決勝で敗れた関大剣道部。全国制覇の夢を叶えるべく、稽古に励んでいく。【文/写真:荒川拓輝】

▼大橋
「(試合を終えて)悔しい負け方でした。でも自分が想像していたより善戦できたと思います。インターハイを取ってたり、全日本トップの実力があって警戒していました。反則という負け方は改善しないといけないです。なんとも言えない気持ちです。(どう攻めていこうと)引き技が得意な選手と聞いていました。引き技はみんなが知っているプロみたいな感じです。他の技と一流なので下がると打たれるのが見えています。前に前に攻めて相手を下がらせることを意識して試合をしました。(今後の試合に向けて)優勝できると思います。でも今のままでは優勝できないです。全員でもう一つ技術や体力や力を極めて、関西を優勝して勢いに乗って全日本優勝を目標にしたいと思います」

▼岡本怜
「(試合を終えて)去年の団体戦で1回負けている相手だったので打たれたところは気を付けていました。最初の方は相手の動きが立ち上がりは悪かったのでいけるかなと思いましたが、最後のところは相手が上手かったです。(どう戦おうと考えていたか)去年は自分から行きすぎて返し面を打たれました。次は来るところに小手か、一つずらしてからの技かなと思っていました。最後は自分が勝負を急いだところと相手が上手かったです(打たれた左小手について)上げたところを打たれました。関大の中で左小手を打てる人もいないので、自分自身も頭になかったです。相手が上手かったです。(今日見つかった課題は)これは前からの課題でもありますが、自分の攻めに対して下がって間合いを作る。自分に無理やり打たせる相手は苦手としています。今日も他に上段の選手が出ていますが、個人で上がっていく選手は下がっていくタイプにじっくり待てています。他の選手を見て勉強して帰ります。(今後に向けて)去年果たせなかった日本一を狙っていきたいです。そこに向けて、ポジションがどこになるかは分かりませんが勝ちを持ってこれる選手になりたいと思います」

▼栗原
「(試合を終えて)延長を長いことやって相手に触れさせてもらえなかったです。自分の実力不足が目に見えて分かった試合でした。(延長戦にしんどさはあったか)集中してやっていたらしんどさはなかったです。休憩中にどう気持ちを立て直すかを意識していました。(具体的にどう相手を分析したか)相手は自分が動いたところを抑えて打ってこようとしていました。自分が無理して打っていくところを少なくして相手を引き出して打とうという意識でした。(強みである思い切りの良さについて)そこを対策されていると感じました。自分もそこは変えました。(最後打たれた面について)自分が雑に打ってしまいました。行けると思って打ったら合わされました。向こうにも狙われているところでした。(今後に向けて)全日本では思うような成績を残すことができなかったです。関西で優勝して、全日本でもレギュラーに入って活躍して、チームを勝ちに導けるような選手になりたいです」

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