◇2023年度関西学生女子春季リーグ第3節◇対大体大 ◇5月21日◇ 帝塚山学院泉ヶ丘キャンパス ◇
【前半】関大0-0大体大
【後半】関大0-2大体大
【試合終了】関大0-2大体大
▼スターティングメンバー
GK 勢古
DF 南中、中尾、吉田り、田中
MF 瀧沢美、吉田遙、𠮷尾、青木、
FW 瀧沢雪、森重
▼得点
63分 失点
84分 失点
雲ひとつない晴天の下行われた第3節は、大体大との対戦。2連勝中と勢いに乗る強敵と相見えた。前半は相手に攻められる時間が続くものの守備が光り、無失点に抑える。しかし後半になりリズムを崩され、一気に2失点。第3節も得点は生まれず、上位校相手に勝ち点を奪うことはできなかった。
試合は相手ボールからスタート。開始早々にCKを与えるが、GK勢古亜実(人2)が弾いてクリア。そのこぼれ球をめぐり自陣ゴール前で混戦する。前線へボールを蹴り出し、守備に徹底。MF瀧沢美冬(人2)のパスが通りMF青木陽和(政策1)につながる場面もあったが、これは惜しくもオフサイドとなり、決定機を作れない。守備の時間が続き、外にボールを出して対応する。
飲水タイムを挟み、徐々に関大にも流れが。ボールを持つ時間も次第に増えてくる。CKを獲得し、キッカーはDF中尾純菜(社4)。中央に蹴り出されたボールは相手の背に落ち、その隙を狙うものの最後は相手GKの手の中へ。前半終了間際にMF青木が俊足を生かしサイドをかけあがるもオフサイド。得点にはつながらないものの、流れを次第につかむ内容で前半を終えた。
メンバー交代無しで迎えた後半。真夏のような日差しが照りつける中、最初に動いたのは関大。MF𠮷尾香音(社3)のパスに反応したFW瀧沢雪乃(人4)のシュートは惜しくもポストに弾かれる。応援から悲鳴が。直後セカンドチャンスも見逃さないFW森重亜衣子(政策4)が左足を振り抜くが、これは惜しくも相手GKにキャッチされる。この試合1番のチャンスに、「いけるぞ」と応援も熱を増す。このまま得点を。MF瀧沢美に変えてMF馬場悠月(人1)を投入。
しかしここから、相手が一気に追い上げを見せる。カウンターから速攻され、最後は相手のミドルシュートが突き刺さり先制を許した。前節に続き、またもや追いかける展開に。点を返そうとFW瀧沢雪が果敢にシュートを放つが、GKの正面。DF南中優衣(人4)も体を張った守備を見せ、追加点を許さない。しかしまたもやカウンターに。後半39分、豪快なシュートを決められ失点。差を広げられてしまった。応援の声も虚しく、試合終了のホイッスル。上位校相手に、勝ち点獲得とはならなかった。
前節に続き得点が生まれなかったが、その分課題も明確に見えてきた。次戦も強敵、明国医大との対決だ。次こそは勝利に微笑む関大なでしこの笑顔が見たい。【文/写真:合田七虹】
▼DF中尾
「前の試合は自分たちの得意ではないプレーをしてしまって、0−5という負け方をして、そこから1週間自分たちの土俵で戦えるようにパスをつないだり守備をしっかりしていくという部分を徹底してトレーニングしてきた。それを前半あたりはすごく出せていたと思うが、やっぱりだんだん暑さもあって、体力という部分でなくなってくると、つながれなくなってきたりしていて、そこが課題だと感じた。(前半の守備に関して)全体でスライドする練習だったりとか、1人に厳しく行くところを集中化した部分がすごく出せていたので、あとはセカンドを拾うということはずっと試合ごとに意識が増していると思うので、そこが拾えてたのが1番守備が機能していたと思う。(攻撃に関して)つないで前まで行くとなったらやっぱりサイドを上がっていくというのはすごくできていたと思うが、やっぱり決め切るという部分はすごく課題だなと感じる。シュートまで行けない、やっぱりシュートを打てずに終わってしまうというのが多くて。だったら打って外してでも打ってしまった方がいいと思うし、ダイレクトでシュートを打ったりだとか、遠目からでも打っていったり、そういう部分はまだまだ足りないかなと思う。(次の試合に向けての意気込み)3連敗中なので、もうそろそろ勝っていかないと残留というところも怪しくなってくるので、まずは勝ち点をしっかり取れるように、また1週間しっかりトレーニングして頑張りたいと思う」
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