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関関同立戦で優勝、全日本へ弾みを付ける

関関同立戦で優勝、全日本へ弾みを付ける

◇関関同立戦◇10月30日◇於・関西大学 中央体育館サブアリーナ

[対関学大] ○ 5-3関学大
○先鋒 小武 2-1
○次鋒 竹内 3-0
○三峰 石井 5-1
●四峰 大丸 1-3
●五峰 望月 3-3
●六峰 高橋 1-1
○副将 砂田 2-1
○大将 浜砂 5-0

[対立命大] 〇6-1立命大
●先鋒 吉原 1-2
○次鋒 竹内 4-1
△三峰 高橋 1-1
○四峰 小武 1-0
○五峰 松田 3-1
○六峰 森永 5-0
○副将 宮下 2-0
○大将 望月 6-0

[対同大] 〇5-3同大
○先鋒 大丸 4-1
●次鋒 望月 0-1
○三峰 石井 5-1
○四峰 宮下 1-0
●五峰 成富 0-1
○六峰 浜砂 4-0
○副将 砂田 5-2
●大将 竹内 3-4

昨年に引き続き、関関同立戦が行われた。今年は関大主催での開催。各校の選手たちが中央体育館につめかけた。8人の団体組手が各校総当りで計6試合が行われる。関大は2試合目で関学大、3試合目で立命大、そして最終戦となる6試合目で同大と対峙(たいじ)した。直近2回の関関同立戦で優勝を飾っている関大は、今年も遺憾なくその実力を披露し、3戦全勝で関関同立戦を連覇した。

関大の初戦は関学大と相見えた。先鋒の小武佳織(法1)は試合開始早々に1ポイントを奪われるも、2度の突きで逆転し、初戦を2-1で幸先良く白星を挙げた。次鋒に起用された竹内裕哉(安全3)も3度の突きを決め、3-0で勝利。さらに三鋒の石井翔大(人3)も上段蹴りで一本を取るなど5-1で勝利を収めた。しかし、四鋒の大丸美津妃(情3)は1-3で敗戦する。そこから五鋒の望月勇稀(人1)は3-3の同点ながらも反則の数で敗れ、続く六鋒の高橋勝大(経2)も1-1の同点だったが忠告を受けていたので黒星を喫した。3試合を先取するも巻き返され、勝ち数が並ばれた関大。この場面で副将の砂田依輝(人2)が流れを引き込む白星を挙げ、続く大将の浜砂昭仁主将(人4)は上段蹴りで一本を取るなど実力を発揮し5-0で勝利。結果5勝3敗で関学大を下した。

石井
浜砂主将

続く試合では立命大と対戦。先鋒の吉原祭(法4)は1-2で敗れるも、次鋒の竹内が堅実に突きを決め続け4-1で勝利する。続く三鋒の石井は相手とのにらみ合いが続き、両者一歩も譲らず0-0で引き分けた。四鋒の小武はにらみ合いが続いたが残り12秒のところで上段突きを決め先制。そのまま試合を終え1-0で勝利した。続く五鋒の松田要(政策3)が3-1、六鋒の森永誠志朗(文2)が5-0、副将の宮下七菜子(政策1)も2-0でそれぞれ白星を挙げた。最後に大将の望月も6度の突きを決め6-0で勝利。結果6勝1敗1分で連勝。関関同立戦での勝ち越しを決めた。

小竹
望月

最終戦では同大と激突。2勝0敗同士の戦いのため、勝利した方が優勝となる試合だ。先鋒を任された大丸は同点の場面から中段突きで勝ち越し、4-1で勝利。しかし続く望月は、にらみ合いが続くも残り3秒で中段突きを許し0-1で敗戦した。流れを呼び込みたいところで三鋒の石井が5回の突きを入れ5-1で白星を収めると、続く四鋒の宮下は、試合終了とほぼ同時に上段突きを決め、1-0で勝利した。五鋒の成富譲(人3)もにらみ合いが続くも残り2秒で上段突きを決められ0-1で敗れる。だが、続く六鋒の浜砂主将は突きを何度も決め4-0で白星を収めた。副将の砂田は試合開始早々からの突き合いとなるが、5-2で勝利した。大将の竹内は互いの道着が乱れるほどの激しい試合となるが、一歩及ばず3-4で敗戦。しかし、5勝3敗で同大を下し、見事に関関同立戦での優勝をつかんだ。

砂田
竹内
(左から)吉原、浜砂、榊原佑希(法4)

破竹の勢いそのままに関関同立戦連覇をつかんだ関大空手道部。次の舞台は11月に日本武道館で行われる全日本大学選手権大会だ。今日に至るまでの勢いを緩めず、全国の舞台で関大勢が躍進する姿を我々に見せてくれるだろう。【文/写真:𠮷村虎太郎】

▼浜砂主将
「(試合を終えて)勝てて素直にうれしいです。関関同立戦連覇もあったんですけど、直前の全関西で結果を残した後だったので、それがまぐれだと思われないように今回も勝てて良かったです。(関学大戦について)私が出る時には勝ちが決まっていたので気楽に試合に臨めました。流れも良かったのでしっかり勝ち切れて良かったです。(同大戦について)同志社は結構強いのですが、周りから結果を残しているチームだと我々は思われているので、その名に恥じぬよう試合に勝てて良かったです。(来月の全日本に向けて)勢いが付いていると思うので、この勢いに乗って全日本でもしっかり結果を残せるように頑張ります」

▼石井
「(試合を終えて)今回の関関同立戦は関大主催でした。前回も結果残した後だったのでしっかり勝てて良かったです。一回一回の試合に勝ち続け連覇できたので、これからも一回一回の試合を大切にしていきたいです。(関学大戦について)一本が入るかなと思って上段蹴りをしてみたら入ったのでうれしいです。(同大戦について)同大は先日の全関西で準決勝で対戦し勝利した相手だったので、同じ相手にしっかり勝てて良かったです。(来月の全日本に向けて)全日でも目標は優勝ですし、私は3回生なので先輩方に花を持たせられるよう挑みます」

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