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関カレ前半戦は、関大勢が各種目で躍動!

関カレ前半戦は、関大勢が各種目で躍動!

◇第101回関西学生陸上競技対抗選手権大会◇5月22・23日◇於・たけびしスタジアム京都

[女子400㍍予選]
3組6着 早川小晴(1) 1:02.90

[男子400㍍予選]
1組2着 谷野佑成(1) 47.45→決勝進出
2組6着 都倉青(人4) 48.23
3組 森川葉月(人2) DNS

[女子100㍍予選]
1組3着 井上晴稀(法4) 12.17→準決勝進出
3組4着 澤田佳奈(経3) 12.39
4組7着 森脇杏(1) 12.98

[男子100㍍予選]
1組3着 中瀬駿介(人3) 10.56→準決勝進出
2組1着 濱田澪(法4) 10.52→準決勝進出
3組2着 松井健斗(社4) 10.79→準決勝進出

[女子100㍍ハードル予選]
1組4着 山名彩香 14.91

[男子110㍍ハードル予選]
2組6着 岡田優真 15.21
3組8着 福本陽己 15.05

[女子1500㍍予選]
武田真音(経2)1組5着  4:33.54
大西友菜 (安全2)2組9着 4:42.20
伐栗夢七(社2)3組9着 4:41.32

[男子1500㍍予選]
嶋田匠海(文3)1組3着  3:55.09 →決勝進出
岩野史弥(安全2)1組7着 359.42
森玉鳳雅(社2)2組3着  3:51.45→決勝進出

[男子砲丸投げ決勝]
4位 須田旺来(1) 13m97
10位 大野祐介(人2) 12m97
菅沼慶一 棄権

[女子4継予選]
関西大学 3組3着 47.01→決勝進出

[男子4継予選]
関西大学 1組1着 39.51→決勝進出

[女子10000㍍決勝]
前田彩花(商2) 4着 33:45.50
岩本風音(社3) 11着 36:03.06
石松空(文4)  13着 37:25.84

[男子10000㍍決勝]
秋山翔太朗(法3) 4着 30:26.16
芝秀介(政策3) 5着 30:37.77
坂東壮琉(商4)棄権

[女子100㍍準決勝]
3組7着 井上晴稀 12.49

[男子100㍍準決勝]
1組1着 松井健斗 10.34→決勝進出
1組4着 中瀬駿介 10.54→決勝進出
2組5着 濱田澪 10.61→決勝進出

[男子走り幅跳び]
北脇涼也(社4) 1位 7㍍68
芹澤柊飛(人3) 6位 7㍍29
亀之園新(1) DNS

[男子100㍍決勝]
7着 松井健斗 10.65
8着 中瀬駿介 10.70

[男子400㍍決勝]
4着 谷野佑成 47.58

[男子1500㍍決勝]
森玉鳳雅(社2) 1位 3:47.34
嶋田匠海(文3) 6位 3:51.17

[女子4継決勝]
関大 (澤田、野川、井上、山本) 6着 46.87

[男子4継決勝]
関大 (冨田(1)、川又、濱田、中瀬) 3着 39.88

昨年、男子が総合優勝を果たした大会が今年も開幕した。大会は4日間にかけて行われる。初日は、合計で8種目の予選や決勝戦に出場した。特に男子4継予選では、2位以下に大差をつけ、1位通過。決勝に駒を進めた。

始めに行われた女子400㍍予選には、早川が出場。スタートから追いかける展開になり、最後まで巻き返せず6着に終わった。

男子400㍍予選には、谷野、都倉の2人が挑む。先陣を切った谷野は1年生ながら2着でゴールし、決勝進出を決めた。都倉は序盤から上位に離され、そのまま追い越せず6着でのフィニッシュとなる。

女子100㍍予選には、3人の選手が出場。1組の井上は1着こそ逃すも3着でフィニッシュし、準決勝へと駒を進めた。2組に出場した澤田は、上位争いに食らいつくも、惜しくも4着になる。3組の森脇は、上位争いに食らいつけず。7着でのゴールとなった。

男子100㍍予選には、中瀬、濱田、松井の3選手が登場。最初に走った中瀬が3着でゴールし、いきなり準決勝進出を決めた。続く濱田は、序盤から後続を引き離し、1着で競技を終える。松井は先頭争いに食らいつき、2着でゴールした。

女子100㍍ハードル予選には、山名が出場。序盤にペースを上げれず、後方からのスタートとなったが、後半から巻き返しを図る。しかし、4着で競技を終え、準決勝進出とはならなかった。

男子100㍍ハードル予選には、岡田と福本が挑む。岡田は、序盤から差を広げられると追いつくことができず、6着で競技を終えた。福本は、先頭争いを繰り広げるも、後半からはついていくことができず。8着と悔しい結果に終わった。

女子1500㍍予選には、3選手が出場した。1組の武田は、先頭集団での走行をする。しかし、終盤に離されてしまった。2組の大西は、序盤に先頭集団をキープしていたが、徐々にスピードが落ちる。9着となった。3組の伐栗は、組の真ん中の順位でレースを進める。ラストでペースを上げるも、最前線には届かなかった。決勝進出とはならなかった。

続いて行われた男子1500㍍予選には、3選手がエントリー。1組はみんながほとんど同じ集団で種目を開始した。最終の周で嶋田が一気にペースを上げ、3着でフィニッシュ。決勝進出を決める。岩野は惜しくも決勝進出とはならなかった。2組の森玉は、ラスト1周で順位をあげることに成功。決勝に進んだ。

男子砲丸投げ決勝には2選手が出場。砲丸投げは、3球を投げ、上位8位に残った選手が3球を再び投げる権利が与えられる。3球投げたところでベスト8に残った須田が残った。再び3球投げ、13m以上の記録で4位終わる。

△須田

女子4継予選では、他大学が圧倒的な差で1位に。関大は追いつこうとするも差を縮めることができなかった。組3着で終えたが、タイムにより決勝進出を決める。

男子4継予選はスタートから他大学に大きな差をつけた。圧倒的な力を見せ、ゴールへ。2着に0.46秒差をつけた。

大会初日最後の競技は、10000㍍決勝。女子には3選手、男子には2選手が出場した。女子では、残り22周となったところで、岩本、石松が先頭集団から離されてしまう。前田は先頭を走る立命大の3選手に付き、4番目を保った。しかし、残り2周となったところで離され、4着で終える。男子は、開始直後からいくつかの集団に分裂。秋山が2番集団の中でレースを進める。芝はその後ろの集団で走行。そのまま進み、4,5着で関大勢がフィニッシュした。

△前田

△秋山

大会2日目は、1日目に予選を勝ち上がってきた選手たちが集う準決勝、決勝種目が繰り広げられた。最初の種目である女子100㍍準決勝には井上が出場。いいスタートダッシュを見せるも、ペースは上がらず。7着でのゴールとなり、決勝に駒を進めることはできなかった。

続いて行われたのは男子100㍍準決勝。予選を難なく突破した松井、中瀬、濱田が挑んだ。1組に出場した松井は、後続を引き離し、10.34秒と快走を見せ、1着で決勝進出を果たす。同じく1組に出場した中瀬も、先頭争いに食い込むことはできなかったが、4着に入り、準決勝を突破した。2組の濱田は中盤あたりでレースを進めるも、0.04秒、4着の選手から遅れてゴール。準決勝での敗退となった。

男子100㍍決勝には、松井と中瀬が出場。準決勝と同様に、快走を見せるかと思われたが、50㍍手前で先頭にはついていけず。7着、8着で競技を終え、表彰台には届かなかった。

△松井

男子400㍍決勝には谷野が挑む。9レーンでのスタートとなったため、自分のペースで300㍍まで走る。残り100㍍の直線では、ラストスパートをかけ、4位と1年生ながら健闘した。

男子走幅跳には北脇、芹澤、亀之園の3人が挑戦した。北脇は1回目から自己ベストに迫る7㍍34を記録する。さらに3回目に記録を伸ばして、暫定2位で4回目以降の跳躍へ。芹澤も3回目まで記録を伸ばし続け、暫定7位で4回目へ進む。亀之園は2度のファールが痛手となり4回目以降には挑めなかった。
迎えた後半戦。手拍子が響く中、北脇と芹澤の挑戦が始まる。芹澤は5回目にこの日の記録を更新。最終結果は6位となった。北脇は4回目に自己ベストを更新する7㍍47を記録。関大スタンドから歓声が上がるも、「これくらいは跳べると思っていた」と気の緩みを見せない。2位のまま迎えた5本目。力強い踏み切り音が響き北脇が宙へ舞う。「かかとが潰れるほどの衝撃」と語る跳躍は7㍍68。走幅跳の関大歴代記録を15年ぶりに塗り替える。これで暫定1位に立つと、最後まで順位は変わることなく優勝となった。走幅跳で関大が優勝を果たしたのは実に32年ぶり。記録樹立と共に北脇の名前が関大陸上競技部の歴史に刻まれた。

△北脇

男子1500㍍決勝には森玉、嶋田が出場した。1周目は森玉が2位、嶋田が最後尾から様子を伺う展開。800㍍を過ぎても森玉は2位を維持する。残り1周で嶋田がスパートをかけ、先頭に。森玉は5位となる。それでも「ラストスパートには自信があった」と、第3コーナーで森玉がスパート。最後の直線を前にして一気に先頭に躍り出る。そのまま後続を突き放し、ガッツポーズと共にゴール。見事に優勝を果たした。自己ベストを大きく更新する3:47.34を記録。2年生にして金メダルを勝ち取った。

△森玉

女子4×100㍍決勝には澤田、野川、井上、山本の4人で挑んだ。2レーンでのスタートとなり、序盤から食らいつく展開。流れるようなバトンパスでつなぎ、6位でゴールする。予選からタイムを伸ばした。

男子1部4×100㍍決勝は冨田、川又、濱田、中瀬の4人で挑んだ。中でも冨田は決勝戦からの登場。約30分前に関カレ初出場が決まったものの、焦ることなくつないだ。徐々に距離が開きつつも粘りの走りでアンカー・中瀬へ。中瀬が3位まで順位を上げる快走を見せ、銅メダルを獲得。予選1位の好成績を残していたため悔しさの残る結果となった。それでも表彰台に。地力の強さを示した。

△濱田

関カレも明日で折り返しを迎える。前半戦では、北脇が32年ぶりに走り幅跳びで優勝、森玉が1500㍍決勝で1位を取るなど各種目で結果を残した。総合優勝2連覇を成し遂げるために、明日からも奮闘する。【文:写真/村中望乃、櫻田真宙、木村遥太】

▼前田
「(どのようなレースだったか)今日のレースで10000㍍が2回目なので、調子を確認するのと、レースの感覚をつかみたいと思えるレースでした。(前回と比べてみて)前回のほうがタイムが良かったので、ダメダメなレースでした。(振り返って)立命大に付いていきました。余裕があったんですけど、ラスト1000㍍で離されてしまいました。ペースの変化に付いていけませんでした。今年は駅伝でも絶対に勝ちたいので悔しい思いでいっぱいです。(意識したことは)自分の力いじょうを出し切りたいと思って、1歩、1歩ということを意識しました。(次回の意気込み)個人別選手権に5000㍍で出場します。自己ベストを出したいなと思っているので、練習を重ねて自身をもって、スタートラインに立てるようにしたいと思います」

▼秋山
「(今日はどうだったか)自分としては、2位。せめて3位を狙っていたのであまりいい結果ではなかったと思います。(途中で離れたが)離れたあ後、1キロメートル当たり、5,6秒落ちてしまいました。(レース中の意識)フォームの安定と、練習でしていたペース配分は、意識していました。(予選会への意気込みは)自分は最終組で、他の上位層に負けない走りをしたいと思います」

▼芝
「(今日を振り返って)自分の中で、8位入賞を目指していたので、5位に終わってほっとしています。(特に良かった部分は)高校時代に力がなく、関西レベルの大会になるとかなり緊張して走ることができないことがありました。今回はその面を改善して挑むことができました。(次戦、予選会での意気込みは)関西インカレとは違う独特の雰囲気で走ると思うんですけど、自分らしく。チームに貢献できる走りができたらなと思います」

▼北脇
「(関西インカレ優勝の感想は)狙ってはいましたが、まさか自分が優勝できるとは思っていなかったので、夢みたいです。(1回目から自己ベストに近い記録だったが、試合への入りはどうだったか)入りは全然走れていなくて。感覚的にもこれで7㍍30を飛べたらもっといけると思っていたので、最後に記録が伸びて良かったです。(決勝進出を決めた3回目を振り返って)3回目はもう少しできたなというのはあって。4回目以降、思いっきり走って跳ぼうと。3本目はあんま覚えてない感じですね。(4回目以降に意識したことは)とにかく今日は足が遅かったので、そこのスピードをどれだけ出せるかということで。思いきり走って、思いきり跳ぶことだけを考えてやりました。(自己ベストを更新した4回目を振り返って)4回目も正直あまり覚えてなくて。決勝を迎えて、感覚的にも良くなって、これはいけるぞとは思いました。(優勝を決めた5本目を振り返って)もう、踏み切った瞬間に、これはいけたなと思って。今日で1番走ることができ、1番跳ぶことができました。(昨年はけがで出場できなかったがその悔しさを晴らした)ずっと、 関西選手権で優勝することを目標にやってきて。でも、なかなかけがで出場できなかったりとか、飛べなかったりだったので、4年生最後に絶対に優勝するぞという気持ちでは取りました。(連覇のかかった今大会。総合優勝への意識は)今までは関西インカルで点すら取ったことがなかったので。でも、いきなり優勝ができて、少しチームに影響を与えられたかなと思います。(今後の目標は)全カレを目標にこの4年間やってきたので、まずはそこの出場権を取れたということで。全カレに向けて、さらにスピードもそうですし、踏み切りも技術も全部パワーアップして、全カレも入賞以上できるように頑張ります」

▼谷野
「(今日の試合を振り返って)決勝もいけるか、いけないか分からないぐらいだったので、4位をとれて、うれしく思います。(最後の直線でペースを上げた)ラスト100㍍は、自信を持って走り抜けれたので、勝つことができたなと感じます。(大学生になってから2試合目となる今大会について)高校と違い、応援が凄く、ワクワクしながらレースに臨むことができたので、刺激的なレースだったなと思います。(緊張はあったか)もちろん緊張はありましたが、ワクワクの方が大きかったです。(レースプランは)9レーンで、誰も見えない状態だったので、自身のペースで300㍍まで走って、残り100㍍は気持ちで走りました。(自己ベストには少し届かなかったが、パフォーマンスについて)思ってた以上のタイムを出すことができて、2戦目だったので、まだタイムは伸ばせたなと思います。(大学での目標)高校で成し遂げられなかった日本一を達成して、日本代表になれるように頑張りたいです」

▼森玉
「(見事、優勝を果たした感想は)優勝を狙っていたのでうれしいです。(決勝に向けてのレースプランは)予選は初めの方が消極的になってしまったので。決勝は最初から積極的に行くレースで、プランを組みました。(序盤は2位を維持していた)先頭の選手が引っ張ってくれるということはある程度分かっていました。それについていこうかなと思っていました。(後方から嶋田選手が上がってくる様子もありましたが、焦りはなかったか)来ているなと分かっていました。自分が思っているタイミングより早かったので、そこは焦らずに、後ろで貯めつつ、ラストスパートで切り替えようかなと思って走りました。(ゴールの時の心境は)関西インカレという大きな舞台で優勝ができてうれしかったです。(今回の走りで1番良かったことは)落ち着いて、レースプラン通りにできたことと、ラストの切り替えが上手くはまったことです。(この1年で成長した点は)基礎的なスピードであったり、上半身の大きさや体重も1年で変わりました。(明日の800㍍に向けて)明日の予選でしっかりと決勝に進出して、明後日の決勝で表彰台を狙って頑張っていきたいなと思います」

▼澤田
「(4継決勝戦の走りを振り返って)予選よりタイムと順位を上げることができて、本当にうれしいです。たくさんの方にサポートや応援をしてもらって本当にありがとうございました」

▼野川
「(4継決勝戦の走りを振り返って)たくさんの方が応援とサポートをして頂いたおかげで、予選からタイムを上げることができ、順位も上げることができました。明日からも頑張ります」

▼井上
「(4継決勝戦の走りを振り返って)タイムも順位も予選より上げることはできたのですが、より上を目指すにはまだまだだと思います。しっかりと4人で振り返って、次につなげていけるようにしたいです」

▼山本
「(4継決勝戦の走りを振り返って)予選は緊張しましたが、決勝は4人で楽しく、今のベストを尽くせたので良かったです。明日からも頑張ります」

▼冨田
「(4継予選では走らず、決勝で関カレデビューとなったが、感想は)とても緊張しました。1走も初めてで緊張しました。応援もすごくて、高校と違うなと感じました。(走りを振り返って)最低限はこなしたかなと思います」

▼川又
「(4継決勝戦の走りを振り返って)今年、関カレに初めて出場して、1走が出遅れることなくつないでくれて、応援の力もあり、走ることができました。(決勝の舞台はどうだったか)たのしかったです」

▼濱田
「(4継決勝戦の走りを振り返って)1、2走の下級生がバトンをしっかりと進めてくれたので、自分のところで少し順位を上げようと頑張ったのですが、少し悔しい結果になってしまいました。1、2年生にいい思いをさせてあげたかったです。(リレーの前には100㍍にも出場した)1年生から走らせて頂いていて、関カレで4回目の決勝になりました。1番いい結果で終わることはできなかったのですが、今日走った他の3人が来年はまだいるので。僕は卒業しますが、来年の関カレでもう1度、花を咲かせてくれると思うので、しっかり頑張ってほしいです。(濱田選手にとってはリレー種目3連覇がかかっていた)先輩がいなくても強い関西大学を見せたかったのですが、自分の力不足を痛感しました。もっとトレーニングをして、最後の陸上シーズンを頑張りたいです」

▼中瀬
「(4継決勝戦は追う立場だったが、走りを振り返って)正直、バトンをもらった時はもう無理だと思うほどの差がありましたが、走る中で、表彰台はいきたいなと思って、頑張った結果、表彰台に上れました」

 

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