魅力

小学２年生の時、甲子園で高校野球の試合を見たのがきっかけで野球が好きになった。その日からほぼ毎日ある、プロ野球中継を見るのが至福の時間。中高では６年間、選手として卓球に打ち込んだ。友達と切磋琢磨（せっさたくま）しながら少しずつ上達し、結果を残すこともでき、とてもうれしかった。高校生の頃、野球の試合結果を見るためにスポーツニュースをよく見ていた私は、野球以外のスポーツにも興味を持つようになる。サッカー、バレーボール、バスケットボールなどの試合があるとテレビの前から動かず、ずっと試合を見ていた。

スポーツが好きな私は、大学では高校生の時から憧れていたマネージャーをやりたかった。しかし、大学で体育会のマネージャーをしていた姉が、毎試合取材に来るカンスポを見て「もう一度、大学生に戻れるならカンスポに入りたい」という一言で心境が変化。カンスポは様々なスポーツの試合を近くで見ることができる、その魅力に惹かれた。体験取材では初めての連続。大学スポーツを見ること、一眼レフで写真を撮ること、選手にインタビューすることなど、何もかもが新鮮だった。

試合中は選手の色んな姿を見ることができる。全力でプレーをしている姿、仲間と共に喜ぶ姿、助け合う姿。そんな素敵な瞬間を写真に収めたい。記憶に残る写真を撮るために。新聞作りでは自分の知らない競技のことを知ることができる。普段取材に行かない部活動の活躍を知り、改めてKAISERSのすごさを実感した。カンスポとしてKAISERSの一員であることを誇りに思いながら、カンスポを知ってもらい、KAISERSの魅力を微力ながらでも伝えていきたい。

様々な競技を近くで見たこの１年はスポーツの魅力、KAISERSの素晴らしさを直接感じることができた。来年は柔道、水上競技、ソフトボール女子の班長になる。よりその競技を知り、魅力を伝えられるような写真を撮り、言葉で表現できるように努力したい。【井藤佳奈】