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リーグ初戦は白星!

リーグ初戦は白星!

◇令和5年度関西大学対抗リーグ戦女子1戦目◇対立命大◇9月7日◇於・江坂テニスセンター

○D1 川本・山口2(6-1,6-1)0横井・井置
●D2 中西・中川0(2-6,4-6)2岡山・芹川
○S1 山口2(6-0,6-0)0川上
○S2 川本2(6-3,6-2)0井置
○S3 山本2(6-4,7-5)0横井

女子のリーグ戦が開幕。コロナによる制限が解禁され、試合前から応援歌が響き渡った。昨年は、全勝で終えた関大。リーグ戦連覇がかかる今年の初戦は、立命大との対戦となった。ダブルスを1本落としたものの、最終スコアは4-1で勝利。S3では1年の山本未来(文1)が1勝をチームに持って帰るなどの活躍を見せた。

△山口(=左)と川本

D1には川本茉穂(人4)・山口花音(経2)組が登場。相手校のサーブから始まった。ミスが続くが後半に強いレシーブを繰り広げ、1ゲーム目を終える。続く第2ゲームは山口のサーブで始まった。危なげなくこのゲームを手にし、3ゲーム目へ。ここでは川本が強いレシーブで相手を圧倒。第4ゲームは川本がサーブで圧倒し、手に入れる。5ゲーム目は相手を動かし、ストレートで終えた。しかし、6ゲーム目はミスが目立ち、落としてしまう。切り替えて臨んだ第7ゲーム。相手に点数をほとんど与えず、第1セットを先取した。2セット目は川本のサーブから。開始そうそうミスが続き、第1ゲーム目を落とす。その後は徐々にミスを減らし、2ゲーム目を獲得した。第3ゲームは強烈なサーブやボレーで圧倒し、連取。第4ゲームでは相手のミスが目立ち、そのまま取った。第5ゲームはスマッシュやボレーで積極的に攻めると、第6、7ゲームを連取。第2セットを取り、勝利を収めた。

D2は中西夢乃(商3)・中川桃(商3)の3年生コンビ。中西のサービスで試合が始まった。序盤はネットミスが重なり、相手に点が多く入る。中西がボレーを決めて3ゲーム目を奪い、ゲームカウントは1-2。第4ゲームを取られてしまい、続く第5ゲームではファーストサービスが決まらない。ボレーのミスなども重なり、2-6で第1セットを終えた。第2セットは、1ゲーム目からデュースとなる接戦に。中西が力強いストロークでラリーを続けると、中川は横に移動しながらボレーを決める。3度握られたアドバンテージ。中西のサービスエースでデュースに戻すも、ネットミスで相手が4度目のアドバンテージを取った。次のポイントでは、相手のボレーがラケットに届かず。このゲームを相手に奪われてしまう。その後も、デュースになるゲームが続いた。苦しい場面で、中西の前衛の技術が光る。相手の間を狙ったスマッシュ、さらには前衛の足元を狙ったボレーで得点を重ね、第3ゲームをキープ。ゲームカウントが1-2となる。このセットを落としたくない関大は、果敢に前に攻めていく。後衛がクロスラリーで粘り、浮いたボールは強打。また、ラリーのコースが真ん中に寄ってきたところでボレー。長いラリーは、互いに声を掛け合いつないでいく。しかし、終盤にはアウトのミスが目立ち、第2セットのスコアは4-6。セットカウント0-2で惜しくも敗戦となった。

△中川(=左)と中西

S1には山口が出場。第1セット目は山口のサーブで始まる。終始山口のペースで試合が展開された。第1ゲーム目を危なげなく取ると、第2ゲーム目は激しい打ち合いとなり、デュースが何度も続く。スマッシュや奥に飛ばして相手を動かし、見事手にした。第3ゲーム目をストレートで取ると、続けて第4、5、6ゲーム目も取り、ストレートで第1セットを終える。第2セット目は開始すぐアウトが続き、ゲームを取られそうになってしまう。しかし、力強いストレートのショットやスマッシュで相手を左右に振り、第1ゲームを獲得。その後、第2、3ゲーム目も続けて取った。第4ゲーム目はミスが増え、デュースにもつれ込むがネット際の高いボールをしっかりボレーし、ゲームを取る。その後は、山口が試合の流れをつかみ、ストレートで第2セット目を取得。相手に1ゲームも与えずに勝利した。

S2の川本は、ダブルスでも戦った相手との対戦。第1ゲームでは、2連続で相手が運良くネットイン。いきなりデュースとなった。緩急をつけたボールで相手を揺さぶるが、相手も拾い続ける。ラリー戦でアウトになり、このゲームを相手が先取。しかしその後は川本のペースで試合が進んだ。相手の猛攻をスライスでうまくかわし、左右に振られても粘り強くラリーを続ける。5ゲームを連続で奪い勢いに乗るも、相手もセットを取らせまいと、速いラリー戦を展開。ネット際へのドロップショットを返球されると、それには追いつけず。ゲームカウント5-3まで迫られてしまう。相手がサーブ権を持つ第9ゲーム。リターンから攻めて、すぐさま前へ走る。ここでは相手がネットに。さらには、相手の緩いセカンドサーブを強打。その返球が浮いたところで鋭いショットを決めた。6-3で第1セットを奪い、第2セットへ。相手の強烈なバックハンドに苦しむ場面もあったが、サーブやドロップショットの精度で圧倒する。緩急をつけて相手の体勢を崩し、オープンコートにボールを打ち込む。第2セットを6-2で終え、チームに1勝を持ち帰った。

S3は1年生の山本が出場。「試合前は緊張していた」。そうは思えないほどのパワフルなショットで果敢に攻めていく。しなやかなフォームから速いスピードのサーブを放ち、サービスエースを獲得する場面も見られた。コートの深くにバウンドするラリー戦。一進一退の攻防が続くも、6-4で第1セットを奪った。続く第2セット、1、2ゲーム目は前に落とすショットで相手を動かし、先取する。第3ゲーム目では、ミスが目立ち、相手に与えてしまう。その後もミスが続き、第4、5ゲーム目も落としてしまった。流れが変わったのは第6ゲーム。バックラインギリギリのショットや相手を左右に振るプレーで6ゲーム目を取る。その後は取っては取られるゲーム展開となり、デュースとなる。そして、ゲームカウントを6-5で迎えた第12ゲーム目、序盤にミスで3連続相手に点数を与えてしまう。その後は相手のミスが続き、最終ゲームを手にした。

△山口
△川本
△山本

初戦の立命大戦は4-1で勝利した関大。次戦の相手は宿敵・関学大だ。リーグを全勝で終えるためにも、全力を尽くし戦う。【文/写真:西村果凜、森奈津子】

▼山口
「(今日の試合を振り返って)リーグ戦初戦ということもあり、少し緊張した部分もあって、チーム全体的に緊張しているなと感じていました。その中で自分がチームのナンバーワンとして自分のベストなパフォーマンスをしようと思って挑んだんですけど、しっかりそこで相手を圧倒することができたので良かったと思います。(明後日の試合に向けて)次の対戦相手は関学になるので、関学とは対抗戦で惨敗しているので、それのリベンジを果たせるように頑張りたいと思います」

▼川本
「(ダブルスを終えて)初戦ということもあって緊張していました。風もありましたが、天候に左右されずに2人で話し合ってプレーができました。(シングルスを終えて)相手のキャッチ力でやりにくい部分もありましたが、自分の持ち味である緩急であったり、相手を動かすプレーなど、頭を使って試合を運べたと思います。(相手の対策)ダブルスと同じ相手だったので、バックハンドが得意ということは分かっていました。フォアを狙いながら、オープンコートに打つということを考えていました。(明後日の関学大戦に向けて)全員が1番勝ちたいと思っている相手。タフな試合になると思いますが、相手に負けないという強い気持ちを持って、全員で勝ちにこだわっていきたいです」

▼山本
「(試合を終えて)初めてのリーグ戦で緊張しましたが、同期や先輩の応援が力になり、最後勝つことができて良かったです。(リーグ戦出場が決まった時の心境)2日前に決まったのですが、自分が絶対1本取って、チームを盛り上げていけるようにしたいと思っていました。(明後日の関学大戦に向けて)しっかり声を出して、チームを明るく盛り上げたいです。チームのためにできることを考えて、動いていきたいと思います」

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