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1部昇格ならず、悔しさ滲む

1部昇格ならず、悔しさ滲む

◇令和5年度関西学生リーグ入れ替え戦◇5月26日◇滋賀県立体育館◇

[男子1試合目(フルーレ)]
●関大38ー45関学大
①伊藤  5(5)ー(2)2 安藤
②遠藤  5(0)ー(8)10 吉田
③上村 13(8)ー(5)15 辻中
④遠藤 19(6)ー(5)20 安藤
⑤伊藤 22(3)ー(5)25 辻中
⑥上村 24(2)ー(5)30 吉田
⑦遠藤 28(4)ー(5)35 辻中
⑧上村 32(4)ー(5)40 安藤
⑨伊藤 38(6)ー(5)45 吉田
 R田中          R小田

[男子2試合目(サーブル)]
●関大41ー45関学大
①村社   1(1)ー(5)5 川田
②陰平   9(8)ー(5)10 川崎
③小野原 12(3)ー(5)15 辻中
④陰平  18(6)ー(5)20 川田
⑤村社  25(7)ー(2)22 辻中
⑥小野原 30(5)ー(4)26 川崎
⑦陰平  33(3)ー(9)35 辻中
⑧小野原 39(6)ー(5)40 川田
⑨村社  41(2)ー(5)45 川崎
 R上村          R平田

[女子1試合目(フルーレ)]
●関大43ー45龍大
①泉   5(5)ー(3)3 小鹿
②山根  9(4)ー(6)9 門脇
③木部 15(6)ー(1)10 阿河
④山根 20(5)ー(6)16 小鹿
⑤泉  25(5)ー(5)21 阿河
⑥木部 30(5)ー(8)29 門脇
⑦山根 35(5)ー(0)29 阿河
⑧木部 36(1)ー(11)40 小鹿
⑨泉  43(7)ー(5)45 門脇
 R堀岡           R下地

[女子2試合目(サーブル)]
●関大41ー45龍大
①泉   5(5)ー(2)2 小鹿
②山根 10(5)ー(4)6 門脇
③木部 14(4)ー(9)15 阿河
④山根 14(0)ー(5)20 小鹿
⑤泉  18(4)ー(5)25 阿河
⑥木部 27(9)ー(5)30 門脇
⑦山根 30(3)ー(5)35 阿河
⑧木部 37(7)ー(5)40 小鹿
⑨泉  41(4)ー(5)45 門脇
R堀岡          R下地

2部王者として並々ならぬ自信と覚悟を胸に秘め迎えた、決戦は金曜日。1部昇格をかけ、男子は関学大、女子は龍大と対峙(たいじ)した。フルーレ、サーブル、エペの順に試合を行い、先に2勝した方が1部に。フルーレでは男女ともに僅差で敗北。続くサーブルでもあと少しの差を詰め切ることができず、惜しくも敗北を喫した。総力戦で挑んだ入れ替え戦だったが、1部昇格とはならなかった。

男子フルーレ第1試合。1番手は伊藤真吾(人3)が務めた。試合の流れが決まる大事なトップバッター。ベンチから「まず1本」の声が響く。その応援に応えるかのように、3連取の幸先といいスタートを切った。その後連続で失点するが、しゃがみこんで突くファインプレーですぐさま点を返す。5ポイント目も獲得し、ベンチも全員立ち上がって笑顔を浮かべた。先輩からいい流れでつないでもらった遠藤駿斗(安全1)。リーグ戦でも多くの活躍を見せてきた遠藤だったが、この日はなかなか攻撃が刺さらない。一気に3ポイントを献上し同点に追いつかれると、次第に焦りが。ベンチから「足を動かして」の声。しかし相手の猛攻を止めることができず、そのまま逆転を許してしまう。1ポイントも奪うことができず、5-10で番手を終えた。このまま差を広げられたくない場面で登場したのは、上村明武(社1)。先制に成功するが、その後点の取り合いに。7-13となったところで、素早い攻撃が刺さり一気に4ポイント連取する。13-15と点差を縮め、1巡目を終えた。4番手は遠藤。先程の借りを返したい。先制されまたもや同じ流れになってしまうかと思われたが、その直後突きが刺さり、ポイントを獲得。ここから徐々に本来の力を発揮し始める。4連続ポイントでスコアは同点に追いついた。しかし最期は相手のフェイントに反応できず、19-20。悔しそうな表情を見せたが、ベンチからは「よくやった」と声がかけられた。このまま逆転を狙いたいところだったが、相手はやはり1部。近接戦やスピードのある攻撃に苦戦し、差を広げられてしまう。スコアは32―40でアンカーの伊藤。いきなり2連取され追い込まれるが、集中力が光り一気に6連続ポイント。38―42と逆転勝利が視野に入る。しかし相手も踏ん張りを見せ、そのままマッチポイントを献上。38―45で敗北を喫した。

△伊藤
△遠藤
△上村

勝利が絶対条件のサーブル戦。村社瑠輝也(人3)が1番手。試合開始の合図で飛び込むが、得点したのは相手。そのまま4連続ポイントを許す。なんとか1点返すものの、4点ビハインドで2番手の陰平尚弥(情2)へ。序盤は点を取り合う展開。スコアは3―9となり、あと1点与えると番手が終わってしまう場面で、勝負に出る。相手を奥まで追い込みポイントを獲得すると、そこから一気に6ポイントを奪取。逆転はできなかったものの、9―10と1点差まで迫る好プレーを見せた。3番手は、小野原寛斗(社2)。小刻みなステップで相手を翻弄(ほんろう)する。一気に3連続ポイントを獲得し、逆転に成功。しかしその後相手の勢いのあるプレーに押され、12―15と差を広げられてしまう。強さを見せたのは、5番手の村社。相手の攻撃をかわしカウンターが刺さると、そのまま勢いに乗る。2ポイントしか与えず、かつ7ポイント奪取の素晴らしプレー。スコアは25―22と逆転に成功した。しかし、7番手の陰平。攻め込むも避けられ、攻撃がなかなか入らない。気がつげば32―32と同スコア。相手の応援も熱くなり、流れは向こうにきているようだ。隙をついて得点する場面もあったが、33―35と逆転を許してしまう。試合はいよいよ終盤。8番手に登場したのは、小野原。アンカーの村社に、いい形でつなげたいところ。その気持ちがプレーに反映されたかのように、素早い攻撃が刺さる。一気に3連取。スコアは39―40と1点差にまで詰め寄った。逆転も大いに可能。最後を任されたのは村社だ。すぐに2連取に成功し、41―40と逆転。いける。ベンチも全員立ち上がり、目一杯の声援を送る。しかし相手の集中力が勝った。賭けに出た相手の勢いある攻撃に対処できず、5連続ポイントを献上。41―45と惜しくも敗北。男子1部昇格とはならなかった。

△村社
△陰平
△小野原

泉直佳(環都4)から始まった、女子フルーレ第1試合。ゆっくりと相手の様子をうかがう。なかなか得点が入らない場面もあったが、冷静さを忘れない。5−3とリードで番手を終えた。続く山根瑠花(環都2)は、大きく一歩を踏み出し先制する。しかしその後相手の猛攻。持ち時間を使い切り、スコアは9−9と同点になった。3番手は木部紅華(政策1)。先制すると、その後も攻撃が入る。相手に1点しか与えない好内容で15ー10と差を広げた。2巡目に入り、関大の攻めが安定し始める。6番手の木部が8ポイントを献上してしまい一気に差が縮まる場面もあったが、直後の山根が無失点に抑える完璧な内容でカバー。35―29で迎えた8番手の木部だったが、徐々にリズムが崩れ始める。攻撃をかわせれ、ポイントが入らない。11点を与えてしまい、36―40と逆転を許してしまった。大事な場面を任されたのは、副将の泉。3連続で得点し、ベンチの応援も熱が増す。スコアは43―44となり、勝利まであと2ポイント。しかし最後に得点ランプが光ったのは相手。43―45と僅差で惜しくも敗北した。男子同様、運命はサーブル戦にかけられた。

△泉
△山根
△木部

1部昇格のためには勝利が絶対条件のサーブル戦。1番手は、泉。勢いのある突きで、得点を重ねる。5−2とリードするいい形で番手を終えた。2番手は山根。このまま差を広げたいところだが、点の取り合いになる。取っては取られを繰り返し、スコアは10―6に。木部が3番手に登場。先制を許すと、相手にリズムをつかまれる。なんとかポイントを取るも相手の勢いに飲まれ、14―15と逆転されてしまった。2順目に入っても試合は相手ムード。スピードのある攻撃に翻弄(ほんろう)され、得点することができない。5連続で失点し、スコアは14―20と差が広がる。このまま突き放されるのかと思った場面、巻き返しを見せたのは6番手の木部。一人で9ポイント獲得の素晴らしいプレーで、27―30と一気に差を詰めた。続く山根は相手の速攻に苦戦し、思うように得点を重ねられない。30―35と差を広げられ、またもや8番手の木部が力を発揮する。フェイントを仕掛けられ2連取されるも、そこから一気に5連続ポイントを奪取。ベンチも全員立ち上がって応援する。5ポイントあった差を詰め、スコアは37―40で運命はアンカーの泉に託された。相手アンカーが体調不良のアクシデント。先制に成功しこのまま逆転も見えたが、相手の底力に押されマッチポイントを許した。41―45と第1試合と同様僅差での敗北となり、涙をにじませた。

△泉
△山根
△木部

男女ともに2部優勝を果たした今リーグ。1部昇格が目前だったために、悔しい結果となった。しかし、関大フェンシング部が着々と力をつけていることは確か。男女関係なく、試合中に声援を送る。味方の快進撃に、心から喜ぶ。団結力を体現したようなこの素晴らしいチームの行き先を、これからも見届けたい。【文/写真:合田七虹】

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