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DF髙橋 フル出場で日韓戦勝利に貢献!

DF髙橋 フル出場で日韓戦勝利に貢献!

◇DENSO CUP第21回大学日韓(韓日)定期戦◇対全韓国大学選抜◇3月21日◇浦和駒場スタジアム◇

【前半】全日本大学選抜0ー0全韓国大学選抜
【後半】全日本大学選抜1ー0全韓国大学選抜
【試合終了】全日本大学選抜1ー0全韓国大学選抜

▼スターティングメンバー
GK 上林
DF 奥田、髙橋、高木、岡田
MF 美藤、坂岸、角、藤井海
FW 近藤、倍井

▼得点
53分 DF高木(MF角)

全日本大学選抜(全日本)と全韓國大学選抜(全韓国)が両国の誇りをかけ、戦う伝統ある大学日韓(韓日)定期戦。第21回大会は日本でのホーム開催となった。関大からはDF髙橋直也(商3)が全日本にメンバー入り。日の丸を背負い、覚悟と責任を持って試合に挑んだ。ゲームは前半からこう着状態が続く。だが、得点なく折り返した後半。DF高木(阪南大)がCKを頭で合わせ、先制に成功した。そのまま、スコアは動くことなく1-0で試合終了。全日本がホームで見事勝利を収めた。フル出場を果たした髙橋は大会優秀選手賞を獲得。関大の要が世界を相手に躍動した。

前半は互いに打開できない状態が続く。全日本はGK上林(明大)のいい飛び出しやDF髙橋の好守で相手をゴールに寄せ付けない。MF坂岸(新潟医療福祉大)も前線からの守備で全韓国守備陣にプレッシャーをかける。DF髙橋は守備だけでなく、攻撃でも活躍。得意の持ち運びで相手を翻ろうした。DF奥田(桃学大)もサイドを駆け上がり、右サイドでいい形を作る。しかし、攻め切ることができず、両チーム合わせてシュート1本。スコアが動くことなく試合を折り返した。

△DF髙橋

全日本は試合開始からMF古長谷(常葉大)を投入。前半崩し切ることができなかった左サイドでも打開を狙う。この采配が当たり、徐々に攻撃機会を増やした。試合が動いたのは53分。CKからDF高木(阪南大)が頭で直接合わせ、先制に成功した。勢いに乗る全日本は直後に途中出場のMF古長谷がミドルシュート。枠をとらえた強烈なボールは相手GKのファインセーブで惜しくも追加点とはならなかった。

△先制シーン

その後、全韓国も2枚替えでテコ入れを図る。ゴール前でチャンスを作り、頭で合わせたがGK上林がしっかりキャッチし、ネットは揺らさせない。後半を通して全日本が優勢に見えたが、全韓国もチャンスを演出し、白熱した試合を展開した。それでも、全日本は集中した守備で守り切る。アディショナルタイムにはFW古山(大体大)が思い切ってシュートを放つもポスト直撃。そのままウノゼロで試合終了となった。

△試合終了後、互いをたたえ合う

追加点こそ奪うことはできなかったが、ホーム開催で行われた伝統ある日韓戦で見事勝利を収めた全日本。準備期間が短く、コンディション面での不安がありながらも安定した試合運びで全韓国を無失点に抑えた。個人としてもDF髙橋は優秀選手賞を獲得。日本中にその名を轟かせた。まもなく開幕する大阪選手権でもその軽やかなプレーで関大を2年連続の天皇杯出場へと導く。【文/写真:大森一毅】

△優秀選手賞を獲得した選手たち
△カップ上げをする

▼DF髙橋
「デンソーカップチャレンジの優秀選手から選出されるのはわかっていたのでメンバーに入るかなとは思っていた。初めて日本の国旗を背負って戦うのは責任感も生まれていい経験になった。(連携面は)関西で結構固まってサイド組んでいたので、連携は取れていた方だと思う。他の選抜の選手と合わせるのが最初は難しかったが、プライベートでも仲良くなるにつれてサッカーでも徐々に連携が取れてきた。(試合を振り返って)観客も大勢いる中でプレーできて楽しかった。全韓国大学選抜相手でも通用した手ごたえはあって、勝つこともできたので良かった。(右サイドについて)勇斗(=DF奥田)は高校からG大阪ユースで一緒にやっていたし、プレーしていて楽しい。選抜とかで一緒になるたび、また組めるなと話していた。今日も何回かパス交換とかで相手を崩すことができたので良かった。(ハードスケジュールの影響は)デンソーの練習と湘南の練習に行ってかなりタイトな日程だったが、強度とかは落ちていない。(大阪選手権について)大学として個人として天皇杯は大切な大会。そこに出てJリーグのチームとやれるように予選から頑張りたい。(今後に向けて)大学と湘南を行き来することになると思うが、ハードな中でも自分らしくタフにサッカーを楽しんでやっていきたい」

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