令和4年 関西六大学連盟ステップリーグ ◇3位決定戦◇11月12日◇わかさスタジアム京都◇
関 大 101 004 000=6
神戸大 000 014 000=5
(関)伊藤脩、鮫島、松岡―中野、三浦
(神)井林、内田、記藤―中村
1(中)原澤
2(遊)永田
3(指)長澤
4(捕)中野
5(左)坂木
6(右)谷田
7(三)橋本
8(一)今村
9(二)西田
先発 伊藤脩
Aリーグ予選を1勝1敗で終え、2位となった関大。ステップリーグ3位の座を懸け神戸大に挑んだ。試合は競った展開となるが、1度もリードを許すことなく勝利した。
関大の初回の攻撃。2番の永田悠一朗(経1)が相手の失策で出塁すると、3番の長澤孝弥(政策3)も打撃妨害で一塁に。さらに相手の暴投も重なり永田が三塁に進むと、中野寛都(人1)の内野ゴロの間に1点を先制する。
1回裏、先発の伊藤脩太(社1)は1番打者にフルカウントから四球を出してしまう。だが、すぐさま盗塁を仕掛けてくる相手を中野の送球で刺殺。その後は力強い直球で空振り三振を奪い、初回を0点に抑える。
3回表、先頭の西田光汰(化生1)が相手の失策で出塁。続く原澤優吾(安全1)も高めの球をミートし、しぶとく左安打を放つ。永田が犠打で走者を送り、打席に入るのは長澤。追い込まれながらも中犠飛を放ち1点を追加した。
5回裏、好投を続けていた伊藤脩だが先頭打者に死球を与えてしまう。その後は安打と四球で走者をため、2死満塁のピンチで右適時打で1点を返される。だが、続く打者を低めのスライダーで三振に抑えリードを守り切る。
6回表、3つの四球で無死満塁のチャンスを作ると、相手の失策や橋本昴来(安全1)の犠飛の間に4点を追加する。
その裏、伊藤脩は連続安打から無死二、三塁のピンチを迎える。その後は内野ゴロの間に2点を返され走者なしとする。だが、再び連打でピンチを招くと、代わった鮫島大河(文1)が相手打線を止められず1点差に詰め寄られる。
7回もマウンドに上がった鮫島。2死から四球を与えてしまうも、見事な牽制を決め、チャンスを拡大させない。
8、9回に登板したのは松岡大将(環都1)。外角に決まる力強いストレートで相手を寄せ付けない。打者6人中、4三振を奪う好投で1点リードを守り切った。
ステップリーグで3位に輝いた関大。この3試合を通じてリーグ戦で出場機会のなかった選手も多数出場し、メンバー争いへの足かがりをつかんだ。Bチームからも光る素材が出てきている関大準硬から目が離せない。【文・写真:荒川拓輝】
▼松岡
「(試合を終えて)三振が気持ち良かったです。(3試合連続で登板しましたが得た物は?)練習試合では味わえない緊張感です。(今日は外角のストレートが決まっていましたが)もう手応え抜群です。指先にかかりまくりでした。ちょっとボール球でも振ってくれました。(来年はもしかしたらリーグ戦で登板があるかもというところですが)冬に鍛えてAチームの試合で投げられるように頑張りたいです。(この冬の課題は)バラバラなのでフォームを完成させたいです。(来年の意気込みは)この冬で135キロ出します」
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