◇2022年度関西大学連盟春季リーグ戦第9日◇対関学大◇5月14日◇
[第1セット]関大23―25関学大
[第2セット]関大26―28関学大
[第3セット]関大19―25関学大
[セットカウント]●関大0―3関学大
前回の大産大では接戦を制し、勢いに乗っている関大男バレ。4勝4敗で迎えたリーグ9戦目は、現在3連勝中と同じく勢いのある関学大と相まみえた。第1セットは序盤の大量失点が響き、追う展開となる。同点まで食らいつく場面も見られたが、相手に押し切られセットを逃した。第2セットはリードしたままゲームを進めていたが、逆転されまたもセットを落とす。続く第3セットも6点差をつけられてしまい、無念のストレート負けを喫した。
第1セットは開始5連続失点と苦しい幕開け。安平瑠也(商2)がレフトからクロスを決め1点目となる。その後は久保田滉平(情3)のスパイクや川合涼太(人2)のサービスエース、岡田大雅(経4)のブロックなどで4連続得点。少しずつ差を縮め、安平のブロックポイントで同点に追いついた。しかし、1回目のタイムアウト明けにミスが重なり、再びリードを許してしまう。金子玄(人3)のブロックアウトや岡田のクイックで食らいつくも、逆転はかなわずセットを落とした。
第2セットは安平のブロックアウトで先制すると、相手のミスで連続得点。2点リードでゲームを進める。池田勇太郎主将(法4)のサーブで相手を乱してミスを誘い、川合のブロックでブレイクに成功。「得点したら走る」のとおり、コートを駆けて勢いを作る。相手はたまらずタイムアウトを要求した。リードしていた関大だが、タイムアウト明けは攻撃がかみ合わず4連続失点となり同点へ引き戻される。ここで、久保田に代わって盛り上げ隊長・隅田嵐(社2)がコートイン。自チームの攻撃へとボールをつなぎ、サービスエースを獲得するなど、面目躍如の活躍をした。しかし、相手の緩急のある攻撃で開いていた点差をまたも詰められる。リリーフサーバー・文字直輝(商4)がサービスエースを決め、再び勢いづくかと思われた。だが、相手の猛攻は止まらず、デュースの末セットを連続で逃してしまった。
追い詰められた関大。巻き返しを図るが、第3セットも序盤に5連続失点となる。岡田のクイックやブロックで点を重ねるも、なかなか点差が縮まらない。金子のスパイクや川合のクイックでブレイク。流れを変えようと再び隅田がコートに入り同点まで迫ったが、相手はサービスエースなどでさらに勢いづいてしまう。先にマッチポイントを握られ、久保田のスパイクで反撃したものの、最後は相手のクロススパイクに反応できず。ストレートで敗北した。
勢いが増す関学大を止めることはできなかった。「勝ちに行くという気持ちが前に出すぎていて、それが空回りしていた」と池田主将は振り返る。リーグもあと残り2戦。明日は、昨春リーグでは勝利したが夏のトーナメント、昨秋リーグでは敗北と負け越している同大と対戦する。「得点したら走る」関大バレーで、勝利をつかみに行く。【文/写真:小西菜夕】
▽池田主将
「自分たちのミスがすごく多くて、いつもの雰囲気とか流れに乗れなかったのできつい試合になりました。(ミスが増えた原因は)今までなかったタッチネットや大事な場面でのサーブミスが多かった。今までは上のチームを倒しに行くみたいなところでやっていたのが、今日は勝ちに行く勝ちに行くという気持ちが前に出すぎていて、それが空回りしていた感じがありました。(隅田や文字の投入について)たくさん選手がいる中で、今日やったら滉平(久保田)が決まらなかったときに、今までやったらそこを思い切ってメンバーチェンジしていなかったところを、すぐ変えていこうと言っていました。今日は嵐(隅田)も調子が良かったし、文字もいいサーブを打ってくれたから、そこに関しては良かったと思います。(次戦に向けて)今日の試合は切り替えるしかないと思っています。明日はまた別なので、雰囲気も大事やとは思うんですけど、雰囲気良くするためにはプレーをまず良くしないといけないので、プレーにこだわってミスを失くしてやれたらなと思います」
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