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大経大と熱戦繰り広げ勝利

大経大と熱戦繰り広げ勝利

◇2023年関西学生春季リーグ7日目◇対大経大◇5月7日◇於・大阪経済大学

[前半]関大17-14大経大
[後半]関大15-11大経大
[試合終了]関大32-25大経大

前半から白熱した戦いを見せる。序盤は関大リードで試合が進んだものの、前半残り10分を切ったところで逆転された。しかし、タイムアウトを挟み流れを変えると、そこから5連続得点。3点リードで後半につなげた。後半も互角の展開が続いたが、関大は守備からチャンスを作り、徐々にリードを広げた。そして、32-25で7連勝を飾った。

序盤は白井祐登(人3)を中心に得点。多彩なシュートで相手を翻ろうした。しかし中盤、12ー11と1点リードの守備の場面で、2分間退場を出してしまう。ペースが相手に移り、3連続得点を決められ逆転を許した。関大はタイムアウトを挟み、立て直しを図る。

△白井

タイムアウトが明けると、山田凌裕(経4)がリバウンドを押し込みすぐさま得点。池原大貴(社4)や羽渕晴一朗(情4)が相手のシュートを止めるなど、全員で守り切った。直後の攻撃では、9㍍ライン近くまで前に出る相手ディフェンスに対して、山田が切り込みシュート。その後も山田はループシュートなどで得点し、関大の攻撃を支えた。

△山田
△池原
△羽渕

守備ではGK田中星矢(人2)が好セーブを見せ、相手に流れを渡さない。また、右サイドに入った木村道人(文4)が難しい角度からシュート決め、連取。タイムアウト明けからは関大が一挙5連続得点で相手を引き離した。そして、17ー14で試合を折り返す。

△田中
△木村

後半は山田と上ノ原龍哉(人4)が得点し、始まる。序盤は両者得点し、点差は変わらなかった。しかし、徐々に関大がリードを広げる。早いパス回しから、小田航平(人2)がセンターから決めると、直後にGK田中がナイスセーブ。チャンスを作ると、羽渕がボールをもらってすぐにポストシュートで得点した。相手はタイムアウトを挟むも虚しく、羽渕が豪快なポストシュートで、またもや得点。26ー21とリードを広げた。終盤にはGK田中が何度も相手シュートを止めた。そしてその間に、白井を中心に得点を重ねる。大経大との7戦目は、関大が32ー25で勝利を収めた。

△上ノ原
△小田

この勢いのままに、残る関学大、大体大も仕留める。関西制覇が間近に見えて来た。【文 : 松尾有咲/写真 : 村中望乃】

▼中川昌幸監督
「(前半を振り返って)前半は相手ディフェンスが前にものすごく出てて、センターの山田くんが上手いことゲームをコントロールしてくれて、こっちが先手を取れたことがすごく良かったと思います。(どういうところが良かったか)やっぱり他の人が攻めやすいペースを上手いこと作ってくれて、周りが分散されたら自分が行くというような攻撃がものすごく上手くはまっていたと思います。(関大リードで点差が開いてきた後半について)あれはディフェンスが良く頑張ったからです。特に池原がディフェンスを頑張ってくれて、こっちに流れが来て。あとGKの星矢(=田中)、この2人がディフェンスではキーだったと思います。(ポストの羽渕選手について)羽渕は攻撃で点を取ってもらおうと思って。(どうでしたか)存在感あったよ、羽渕を入れたら羽渕を切ろうと思って相手ディフェンスが羽渕につくから空きができる。(残り2戦はどうのように臨みたいか)今日はディフェンスがいい流れで持ってこれていて。やっぱり強い相手にはディフェンスがしっかりしないと絶対に勝てないので、練習中から徹底してやっていきたいなと思います」

▼山田
「僕自身あまり焦りはなくて、自分がセンターの司令塔というポジションで、崩れちゃうとチーム全体としても崩れていくので、自分はとりあえず落ち着いて周りのみんなを生かすことを考えていました。絶対に流れが悪いときは来ると思うんですけど、それを乗り越えたらいい流れが来ると信じて戦っていました。(前半、相手ディフェンスが前に出ていたことについて)逆に前に来てくれたら、下がって守られるよりは自分はフェイントが得意なので、出てくる人に対してはしっかり交わしきって空いている所にパスを出すことを考えたり、自分が空いていたら自分が行くといことを考えていました。(後半の流れについて)相手も大分集中力が切れてきたと思いますし、関大もちゃんと波に乗れて、いい流れを引き寄せられていたかなと思います。(残り2戦への意気込み)もっともっと来週からは強くなるので、勝たなきゃいけないし、インカレ優勝を目標にしているので、関西は絶対に取っていきたいというふうに思います。自分もセンターとして引っ張っていけるように、また来週からも頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

▼池原
「(前半)今回の相手は結構練習試合とかも繰り返しやっていて、お互い知っている存在で、相手の特徴とか、手の内が知れている状態で、対策を向こうもしてきたのと一緒で、こっちも誰を強くあたるとか、誰がキーマンだというのを徹底して望んだので、それがプレーでもいい感じで発揮して良い感じにはまって、良いディフェンスができて、キーマンを少ない点数に抑えれて、他の相手にやられてしまったんですけど、セットのディフェンスでは、結構キーマンを抑えられて得点も抑えられたと思います。(後半のディフェンス、前半より)アドレナリンもばんばん出てて、みんなもあまり攻撃でいい流れが作れない場面が多かったので、ディフェンスで足を動かして守って、速攻に出て点を取るというのが僕たちのスタイルなので、そこを徹底的に突き詰めてという意識を全員が持てて、このディフェンスの結果になったと思います。誰が誰がというわけではなくて、全員で勝ち取った1勝だったというふうに思います。(残り2戦への意気込み)関学と対大も今までの相手とは全くレベルが違うくらい強くて、関東にも通用するくらいのチームで、今まで以上に気合いを入れないといけないのも合ったり、昨日と今日が連戦だったこともあり、スカウティングやミーティングをあまり深くできなかったので、今回は1週間ずつあるので、準備期間で横とのコミュニケーションや、攻撃で今日の試合で出た課題を克服して、まずは目の前の関学に挑めるようにしたいです」

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